魚澄惣五郎
日本史学者
経歴
編集兵庫県生まれ。1911年7月、第八高等学校卒業[1]。1914年東京帝国大学文科大学史学科卒[2]。龍谷大学教授、1946年「建武中興を契機とせる政治社会情勢の推移についての考察」で京都帝国大学文学博士[3]。広島文理科大学、広島大学教授、55年定年退官、名誉教授。関西大学教授。社寺境内処分地方審査会委員なども務める[4]。
業績
編集日本中世史、関西地域史などを中心に多くの著作をなした。
著作
編集単著
編集- 綜合日本史大系 第6巻 南北朝 内外書籍、1926
- 国史講座 第19巻 南北朝室町時代史 受験講座刊行会 1930
- 古社寺の研究 星野書店 1931
- 日本史新講 星野書店 1935
- 大阪府郷土史の研究 大阪府思想問題研究会 1935 (思想叢書)
- 京都史話 章華社 1936
- 歴史地理の研究 星野書店 1937
- 弘法大師と其後の時代 六大新報社 1937
- 新修日本史插図解説 第1分冊 星野書店 1938
- 日本文化の発達 柳原書店 1942
- 大阪郷土史読本 成象堂 1943
- 斑鳩寺と峰相記 全国書房 1943
- 手紙の歴史 全国書房 1943
- 摂津多田院と多田荘 京阪神急行電鉄 1944
- 日本中世史の研究 星野書店 1944
共著編
編集記念論集
編集- 魚澄先生古稀記念国史学論叢 魚澄先生古稀記念会 1959
参考文献
編集- 日本人名大辞典
- 魚澄先生御退官謝恩事業会『魚澄先生記念録』魚澄先生御退官謝恩事業会、1955年。
脚注
編集- ^ 『第八高等学校一覧 第5年度 自大正元年至大正2年』第八高等学校、1912年12月26日、156頁。NDLJP:940390/87。
- ^ 『官報』第585号、大正3年7月13日、p.336
- ^ “書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2017年8月20日閲覧。
- ^ 魚澄先生御退官謝恩事業会 1955, p. 7