高桐真
日本の俳優
高桐 真(たかぎり まこと[1][2][3]、1927年9月8日[1][2][3][4][5] - )は、日本の俳優。本名、道下 真二[1][2][3][5]。
たかぎり まこと 高桐 真 | |
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本名 | 道下 真二 |
生年月日 | 1927年9月8日(97歳) |
出生地 | 日本 大阪府大阪市 |
身長 | 168 cm[1] |
職業 | 俳優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台 |
配偶者 | 既婚 |
主な作品 | |
テレビドラマ 『太閤記』 『忍者キャプター』 |
東京俳優生活協同組合[3]、芸峰制作[6]、ワシオ企画[4]、鳥プロ[7]を経て、大木由美子オフィスに所属していた[1]。
来歴
編集大阪府[1][4][7]大阪市出身[2][5]。呉服屋を営む父と母の二男四女の次男[2]。関西大学[7]経済学部卒業[2][4]。大学在学中の1948年、劇団制作座を結成し、中心俳優として『三人姉妹』『罪と罰』『ルノアール群島』などに出演する一方、ラジオドラマ、テレビドラマにも出演[2]。映画にも劇団の資金集めのため、『江戸っ子野郎と娘たち』(1960年、第二東映)を皮切りに各社の作品に助演した[2]。制作座はのちに解散し、関西芸術座の創立メンバーを経てフリーとなる[2]。
テレビドラマでは、NHK大河ドラマ『太閤記』(1965年)、『新・平家物語』(1972年)、『元禄太平記』(1975年)や[2]、特撮テレビドラマ『忍者キャプター』(1976年)などにレギュラー出演した。そのほか、刑事ドラマや時代劇にも数多く出演[2]。また、舞台作品においても、上記の制作座公演や、長谷川一夫、三波春夫らの舞台公演、ミュージカル『竹取物語』など幅広い分野で活躍している[2]。
2000年代以降は出演作品が途絶えているが、2016年2月には、勝呂誉のトークショーにゲストとして招かれ健在ぶりをアピールしている[8]。
人物
編集出演作品
編集テレビドラマ
編集- こどもドラマ(NHK)
- お迎い狸(1955年) - 遠山源吾先生
- 弟のひみつ(1956年) - お父さん
- 花にふる雨(1957年、NHK)
- プレイハウス / 檻の中(1957年、NHK)
- 呼出符号L(1958年 - 1959年、OTV)
- 現代人間模様 / 漁港で(1959年、NHK)
- 東芝日曜劇場 / かえり咲き(1960年、ABC)
- グリーン劇場 / 柴竹運送店(1961年、TBS)
- 東芝土曜劇場 / 水(1962年、KTV) - 秋山
- 虹に誓う(1963年、NHK)
- 星光る(1964年、NHK)
- 風雲真田城(1964年、ABC) - 金剛一角
- 大河ドラマ(NHK)
- テレビ指定席 / はらから(1965年、NHK) - 主演・衆樹真作
- 若いいのち(1965年、NTV) - 三宅教官
- 銭形平次(CX)
- 第47話「地獄の罠」(1967年)
- 第199話「暮六つの鐘」(1970年) - 孫六
- 第600話「陽にそむく女」(1977年) - 井筒屋
- 第696話「初手柄のんびり同心」(1979年) - 明石屋五平
- 特別機動捜査隊 (NET)
- 第329話「花散りぬ」(1968年) - 吉川
- 第697話「輝く裸婦の画像」(1975年) - 大木
- あまくちからくち 第16回(1971年、NHK) - 玲子(演・范文雀)の父
- 弥次喜多隠密道中 第26話「恐怖の銅山 宇和島」(1972年、NTV) - 村越兵衛
- 変身忍者 嵐 第40話「空を飛ぶ妖怪城!!」(1973年、MBS) - 代官
- 通りゃんせ(1973年、CX) - 金森耕造
- 土曜日の女シリーズ「女子高校生殺人事件」(1974年、ユニオン映画)
- けったいな人々(1974年、NHK) - 梅原
- 特捜記者 第4話「殺しのセールスマン」(1974年、KTV) - 糸村社長
- スーパーロボット レッドバロン 第37話「宇宙から来た父の手紙」 - 第39話「機械じかけの明日」 (1974年、NTV) - 紅健太郎
- 闘え!ドラゴン 第9話「怪奇!闇空手!」(1974年、12CH) - 小野社長
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第3話「兇悪の序曲」(1974年、NET / 東映) - 唐沢
- 伝七捕物帳(NTV)
- 第45話「無情の花嫁衣裳」(1974年) - 相模屋
- 第121話「男なさけに花が散る」(1976年) - 勘兵衛
- 正義のシンボル コンドールマン 第8話「やったぞ! 3段化身」 - 第11話「ゼニクレージー大反撃」(1975年、NET) - 黒井剛造 / ゼニクレージー
- 青春の門(1976年、MBS) - 高塔
- 太陽にほえろ! 第204話「厭な奴」 (1976年、NTV) - 朝倉泰造
- 忍者キャプター 第1話「東京タワーに立つ七人の忍者」 - 第37話「天堂無人の最後」(1976年、12CH) - 天堂無人
- 大江戸捜査網(東京12チャンネル)
- 第148話「命を賭けた舞い扇」(1974年) - 西海屋
- 第191話「殺人依頼の謎」(1975年) - 丹波屋善右衛門
- 第312話「甦った魂なき殺人者」(1977年) - 立花屋
- 第364話「闇を咲く女賊の哀愁」(1978年) - 大黒屋清兵衛
- 桃太郎侍(NTV)
- 第23話「涙でうたう子守唄」(1977年) - 吉村彦太夫
- 第102話「さらば上方屋」(1978年) - 坂上伊予守
- 第213話「仁兵衛の天中殺」(1980年) - 井筒屋七右衛門
- 第254話「望みかなった新妻の座」(1981年) - 井筒屋総兵衛
- ジャッカー電撃隊 第6話「9ポーカー!!美女の罠」(1977年、ANB) - 富岡
- 土曜ワイド劇場(ANB)
- 江戸川乱歩の美女シリーズ 第2作「浴室の美女」 (1978年) - 福田得二郎
- 松本清張の死んだ馬(1981年) - 懐石料理店の主人 林 役
- 破れ新九郎 第15話「盗人宿の女」(1979年、ANB) - 鬼塚外記
- 江戸の激斗 第17話「みれん花・野盗 暁の襲撃」(1979年、CX)
- 遠山の金さん 第2シリーズ 第29話「若君誘拐」(1979年、ANB / 東映) - 権次
- 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第59話「賭けた命が纏に燃える」(1979年) - 石田屋治右衛門
- 第90話「奮戦!辰五郎先生」 (1979年) - 南部采女正
- 第108話「将軍に命令する男」(1980年) - 浪速屋利兵衛
- 第129話「父よあなたは偉かった」(1980年) - 佐渡屋五郎蔵
- 第174話「尾道夕燒け・仇討ち」(1981年) - 瀬戸屋儀兵衛
- 暴れん坊将軍III
- 第13話「将軍が消えた!? 吉宗暗殺の渦巻く紀州和歌山」(1988年、TVスペシャル) - 大黒屋利兵衛
- 第50話「初富士の花嫁、吉宗の禁じられた恋!」(1989年、TVスペシャル) - 明石刑部
- 第53話「あぶな絵の皿を追え」(1989年) - 巴屋五兵衛
- 第100話「春遠き お捨屋敷の女」(1990年) - 麻見民部
- 第121話「無念を晴らした南蛮大魔術!」(1990年) - 港屋宗兵衛
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- ザ・ハングマンシリーズ(ABC)
- ザ・ハングマン 燃える事件簿 第4話「辱められたキャンパス」 (1980年) - 海野理事長(聖文大学)
- ザ・ハングマンII 第7話「娼婦マヤ夫人の告発」(1982年) - 渡部健二(丸菱商事専務)
- 新ハングマン 第13話「天使を喰うハイエナ病院」(1983年) - 阿久津浩三(大東平和連盟組長)
- 想い出づくり。(1981年、TBS) - 中野国夫
- 宇宙刑事シャリバン 第25話「鬼の目に涙・天使の涙・パパ助けに来て」(1983年、ANB) - 郷原社長
- 長七郎江戸日記(日本テレビ/ユニオン映画)
- 第1シリーズ 第114話「なまくら新兵衛」(1986年) - 上州屋市兵衛
- 第3シリーズ 第26話「女侠涙の伊達姿」(1991年)- 片倉主膳
- 江戸を斬る(TBS)
- 水戸黄門(TBS)
- 第17部 第18話「河豚に当って悪退治 -下関-」(1987年) - 網元
- 第18部 第26話「怨念渦巻く祭の宿 -豊川-」(1989年) - 斉藤文左衛門
- 第19部
- 第1話(1989年9月25日) - 野田忠兵衛
- 第7話「人買い光右衛門 -尾花沢-」(1989年11月6日) - 仁科右京
- 第22話「事隠す謎の切腹 -高田-」(1990年)- 内藤隼人正
- 第20部
- 第8話「情け紡いだ西陣織 -京-」(1990年) - 清兵衛
- 第13話「ドジな男の恩返し -高知-」(1991年) - 安藤重行
- 第21話「奸計暴いた娘の忠義し -人吉-」(1991年) - 倉持左左衛門
- 第37話「悲願を秘めた水芸師 -長岡-」(1991年) - 大槻左馬之助
- 第21部(1992年)
- 第7話「目ざす敵は瓜ふたつ -津和野-」 - 大隅屋
- 第23話「母の秘密は卍の入れ墨 -敦賀-」 - 浦部頼母
- 第22部(1993年)
- 第3話「天下の嶮の幽霊騒動 -箱根-」 - 松乃屋
- 第11話「弟思いのあほんだら兄貴 -大坂-」 - 石割豊後守
- 第23部
- 第3話「泣き笑い幽霊旅籠 -熊谷-」(1994年) - 河野辺茂持
- 第13話「姫様狙う悪の罠 -福井-」(1994年) - 織部帯刀
- 第25話「怨念! 化け猫騒動 -佐賀-」(1995年) - 青山頼母
- 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖 第11話「非情の試し撃ち -彦根-」(1995年) - 白河主水
- 第26部(1998年)
- 第13話「夢を叶えた娘の悲願 -人吉-」 - 吉田忠兵衛
- 第23話「京の都に恋の花 -京都-」 - 大野頼母
- あばれ八州御用旅(テレビ東京(TX)/ユニオン映画)
- 第1シリーズ 第5話「唐丸破り!!人情切り裂く三千両」(1990年)- 影山外記
- 第2シリーズ 第4話「からくり峠あばれ越え」(1991年)- 五十嵐主膳
- 必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治(1990年4月6日) - 備前屋嘉兵衛
- 鞍馬天狗(1991年、TX)
- 第十六話「海の風雲児・坂本龍馬」 - 松平容保
- 第十八話「兄を斬れ! 無情の掟」 - 同上
- 第四十六話「無惨! 京に散る父子鷹」 - 横倉大膳
- 大岡越前(TBS)
- 八百八町夢日記 第2シリーズ(1992年、NTV)
- 第11話「命がけ! 鉄火肌の女」 - 室町屋和三郎
- 第30話「殿様は盗っ人上り」 - 赤城屋市兵衛
- 新・三匹が斬る! 第22話「さらば三匹、死出の旅への王手飛車」(1993年、ANB) - 宗方大膳
- 殿さま風来坊隠れ旅 第13話「魔神の山! 黄金の裸女」(1994年、ANB) - 寺坂図書
- 江戸の用心棒
- 第1シリーズ 第26話「千両箱が消えていく」(1995年) - 闇の黒兵衛
- 第2シリーズ 第5話「当世殺しの人事」(1995年) - 河内屋喜平
映画
編集- 喧嘩まつり 江戸っ子野郎と娘たち(1960年、第二東映) - 松蔵
- 海族八幡船(1960年、東映)
- 夜の傾斜(1962年、宝塚映画) - 武田
- 女系家族(1963年、大映京都)
- 僕はボディーガード(1964年、宝塚映画) - 白井
- 血とダイヤモンド(1964年、宝塚映画) - 木崎
- 沙羅の門(1964年、宝塚映画) - 今野
- 忍者狩り(1964年、東映)
- 王将(1973年、東宝) - 作平
- 226(1989年、松竹) - 斎藤実
- 陽炎(1991年、松竹)
吹き替え
編集- 刑事コロンボ 毒のある花(マーチソン博士(フレッド・ドレイパー))
- ザ・ビッグマン(ホフマン(ラインハルト・コルデホフ))
出典
編集- ^ a b c d e f 『日本タレント名鑑2002』VIPタイムズ社、2002年、247頁。ISBN 4-9901242-0-0。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『日本映画人名事典』 男優編<下巻>、キネマ旬報社、1996年、24-25頁。ISBN 978-4873761893。
- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑'73』VIPタイムズ社、1972年、78頁。
- ^ a b c d 『日本タレント名鑑'83』VIPタイムズ社、1982年、129頁。
- ^ a b c 高桐真 - KINENOTE
- ^ 『日本タレント名鑑'80』VIPタイムズ社、1979年、117頁。
- ^ a b c 『日本タレント名鑑1993』VIPタイムズ社、1993年、187頁。
- ^ ヒロノツトム. “第115回 勝呂誉とランチDEトーク”. ヒロノツトムの走れタコ!. livedoor Blog. 2018年9月30日閲覧。