高木訷元
日本の真言宗僧侶
高木 訷元(たかぎ しんげん、1930年4月28日- )は、日本の真言宗僧侶(大僧正)、仏教学者、高野山大学名誉教授。高野山真言宗主教・島根支所学頭。円応寺(島根県大田市)住職。
島根県出身。1956年高野山大学仏教学科卒。1965年東北大学大学院印度哲学修了。文学博士[1]。1967年高野山大学助教授、73年教授、82年文学部長、87年学長。2000年定年退任、名誉教授[2]。
著書
編集- 『弘法大師の書簡』法蔵館 1981
- 『空海入門 本源への回帰』法蔵館 1990、新装版2015
- 『高木訷元著作集』全4巻、法蔵館、1990-91
- 1 古典ヨーガ大系の研究 法蔵館 1991
- 2 マータラ評註の原典解明 法蔵館 1991
- 3 初期仏教思想の研究 法蔵館 1991
- 4 空海思想の書誌的研究 法蔵館 1990
- 『空海 生涯とその周辺』吉川弘文館 1997/新装版 同〈歴史文化セレクション〉2009
- 『空海と最澄の手紙』法藏館 1999、新版2015
- 『空海の座標 存在とコトバの深秘学』慶應義塾大学出版会 2016
- 『空海 還源への歩み』春秋社 2019
共編著
編集- 『日本名僧論集 第3巻 空海』和多秀乗共編 吉川弘文館 1982
- 『日本仏教宗史論集 第4巻 弘法大師と真言宗』和多秀乗共編 吉川弘文館 1984
- 『真言宗選書 第6巻 教相篇 大師伝』責任編集 同朋舎出版 1986
- 『日本の名僧 空海 密教の聖者』岡村圭真共編 吉川弘文館 2003
- Kukai on the Philosophy of Language. Thomas Eijo Dreitlein共著 慶應義塾大学出版会、2010
訳・注解
編集記念論文集
編集- 『仏教文化の諸相 高木訷元博士古稀記念論集』高野山大学仏教学研究室編 山喜房佛書林 2000