馬毛
用途
編集- ブラシ類
- 楽器
- 擦弦楽器(ヴァイオリン属やサーランギー)の弓の毛として使用される。白毛のものは、ヴァイオリン、ビオラ、チェロの弓で使用され、黒毛はコントラバスで使用されるが、コントラバスでも白毛が使われることがある。黒毛の方が摩擦力が強い。日本では主に中国産やモンゴル産が使用される。
- 調理道具
- 「裏ごし器」の網部分に使用[3]
- ファッション
- 馬巣織(ばすおり) - 縦糸に糸、横糸に馬の尾毛を用いた織物で、襟芯・胸芯などの部分に[4]、洋服に堅さを出すために使用[5]。ホースヘア・クロス(Horse hair cloth)ともいう[6]。
- ホースヘア・ブレード - 形を固定する用途で、スカートの裾や、帽子にあしらう。
- その他
脚注
編集- ^ 工業用ブラシ用語辞典 馬毛 - 野宮産業株式会社
- ^ クサカベ水彩筆 - 株式会社クサカベ
- ^ 和道具 和の味馬毛の裏ごし器 - NHK出版「きょうの料理」 2011年3月号
- ^ ばすおり【馬巣織(り)】の意味 - goo辞書(デジタル大辞泉)
- ^ 『フェアチャイルド ファッション辞典』(1992年、鎌倉書房 p.287)
- ^ 『最新 図解服飾用語事典』杉野芳子(1986年、鎌倉書房)
- ^ 古くは人毛を用いていたが、管理面の難しさから、馬の毛に取って代わったという。 能楽トリビア Q.27「能面の毛の原材料は?」 - the能com 2008年4月25日