零相電流
零相電流(ゼロそうでんりゅう、れいそうでんりゅう、英: Zero Phase Sequence Current)とは、多相式不平衡交流回路において、各線に同相で流れる電流のことである。
概要
編集多相式不平衡交流回路の電流は、各線の正相方向に流れる「正相電流」、逆相方向に流れる「逆相電流」、各線に共通して同相で流れる「零相電流」に分解して考えることができる。このうち、零相電流は平衡交流回路では存在しない(大きさが0である)ものであり、零相電流が流れている場合は各相のバランスが失われていることを意味する。
零相電流を利用した測定
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “CT(変流器)・ZCT(零相変流器)・DCセンサー・地絡継電器:中野パーマロイ”. 中野パーマロイ株式会社. 2017年4月30日閲覧。