陸軍恤兵部(りくぐんじゅっぺいぶ)は陸軍省内の部署の一つ。長は恤兵監

戦地への慰問、或は慰問で送られるものを「恤兵」と呼ぶが、この部署では主にその恤兵の管理などを行っていた。また『陣中倶楽部』など、兵士向けの慰問雑誌の発行業務も行っていた[1]ほか、招集された映画監督伊賀山正光など)による映画班も編成され、実際に製作も行われた[2]日中戦争の長期化に伴って恤兵も大きく増加したため、その規模は拡張した。

脚注

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  1. ^ 『戰線文庫』と『陣中倶楽部』
  2. ^ 伊賀山正光『日本映画人名事典 監督編』p44 キネマ旬報社編 1997年

参考文献

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  • 押田信子『抹殺された日本軍恤兵部の正体 この組織は何をし、なぜ忘れ去られたのか?』扶桑社、2019年(令和元年)。 

関連項目

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