陰茎包皮

陰茎亀頭を覆って亀頭と尿道を保護する皮膚

陰茎包皮(いんけいほうひ、: Foreskin, : Praeputium)とは一般的に、陰茎勃起していない状態の際に亀頭を覆い尿道を保護する、伸縮性の二重になった皮膚および粘膜である。陽の皮陽皮とも呼ばれる[1]。陰茎包皮と相同である、女性における陰核包皮も含めた幅広い用語として包皮とも呼ばれる。

芸術作品による表現Ⅰ
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ/ローマのクピードーを示すアモールの陰茎は陰茎包皮に覆われている
[ミケランジェロ・ブオナローティ/陰茎包皮に包まれた容貌のダビデ像
テンプレートを表示
芸術作品による表現Ⅱ
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ/ローマのクピードーを示すアモールの陰茎は陰茎包皮に覆われている
Gomateshwara/陰茎包皮に包まれた容貌の像
テンプレートを表示


概要

編集

陰茎包皮の外側は陰茎の皮膚の延長であるが、内側はの内部のような粘膜となっている。陰茎包皮は、通常思春期までには瞼のように亀頭と分かれて自由に動くことが出来るようになる。平滑筋の組織は亀頭近くに陰茎包皮を保持するが、非常に高い伸縮性を持つ[2]。陰茎包皮は陰茎小帯によって亀頭と接続しており、それは陰茎包皮が亀頭上で反転するのを補助する役割がある。

マイスナー小体と呼ばれる一種の神経終末の存在が報告されている。その報告によれば、神経終末の密度は陰茎包皮の滑らかな部分よりも、陰茎包皮先端の畝状の粘膜部分であるリジットバンドにおいて高い[3]。その密度は年齢に影響され、思春期を過ぎると減少していく[4]。マイスナー小体は全ての人に見られるわけではない[5]。バートらによると、マイスナー小体は「指の先端、前腕の前面、足の裏、唇、陰茎包皮、手と足の背面」を含むいくつかの異なる場所で観察された。彼らは、陰茎包皮はマイスナー指数(密度)が最も低いということを発見し、さらに、陰茎包皮上のマイスナー小体は物理的に小さいと報告した。また、形に個人差があることも記録した。彼らは、これらの特徴は「体の中でも比較的敏感さの低い領域」で見られると結論付けた[6]。1950年代後半、ウィンケルマンは、いくつかの受容体がマイスナー小体と誤認されたのではないかと提言した[7][8]

ブリティッシュコロンビア大学の医科大学院は、陰茎包皮は「知覚神経終末と性感組織が豊富に存在する内粘膜と外皮から構成されている」と記した[9]。ソレルスらの2007年の研究によると、陰茎の5つの最も敏感な領域は陰茎包皮にあり、包茎においては亀頭がより敏感であるとされた[10]。この研究はWaskettとモリスによって、ソレルスのデータを再解析したところ有意な差は見いだされなかったと批判された[11]。2009年にショーバーらによって、81人の男性(うち11人は包茎)の性感に関する自己評価が報告された。性的快感をもたらす領域の評価において陰茎包皮は7位であり、亀頭や陰茎の上下部および陰茎の左右の側面よりは下位であったが、肛門陰嚢蟻の門渡りよりは上位であった[12]

発達

編集

受精の8週間後に陰茎包皮は陰茎の先端で成長し始め、16週で陰茎の先端が完全に覆われる。この段階において陰茎包皮と亀頭は癒着しており、上皮(粘液層)を共有している。それは陰茎包皮と亀頭が分離するまでの間そのままである[13]

生まれた時点では、通常まだ陰茎包皮と亀頭は癒着したままである[13]。幼児期から徐々に陰茎包皮と亀頭は分かれて行くが、このプロセスは思春期の後半になっても完了していないこともある[14]。トルバルセンとマイヤーホッフは2005年に、デンマークにおける初めて陰茎包皮が剥けた平均年齢は10.4歳であると報告した[15]。ライトは1994年に、陰茎包皮を強制的に剥くことは避けなければならず、子供自身が陰茎包皮を剥く最初の人でなければならないと主張した[16]。強制的に陰茎包皮を剥こうとする試みは痛みを伴い、陰茎包皮を傷付けるかもしれない[17]

子供においては、陰茎包皮は通常亀頭を完全に覆っているが、大人では陰茎包皮によって亀頭が覆われている必要がない。Schöberlein(1966年)の調査[18]によると、若い男性の50 %は陰茎包皮が亀頭を完全に覆っており、42 %は部分的に覆っており、そして残りの8 %において亀頭が完全に露出していた。彼は包茎手術を行った若い男性の4 %において、その手術痕が馴染んだ後陰茎包皮が自発的に収縮していたと述べた。勃起の間に陰茎包皮が剥ける程度にはかなりの変化があり、一部の大人では性行為によって陰茎包皮が剥けるまでは陰茎包皮が亀頭を覆ったままである。

機能

編集

世界保健機関 (WHO) は、「陰茎包皮の役割については議論があり、陰茎を保湿する、子宮内で発達途中の陰茎を保護する、神経の受容体の存在によって性的快感を増大させるといった機能を持っている可能性もある」と提示した[19]

性的な機能

編集

王立オーストラリア医学校英語版は陰茎包皮が亀頭を保護し、「陰茎包皮は陰茎における主要な感覚器官の一部であり、陰茎の最も敏感な領域のいくつかを含む。しかし性的感覚における包茎手術の影響は明確でなく、大人においては術後に性的快感が増大したというものと減少したというものの両方の報告があり、幼少期に包茎手術を行う人々においても有利不利の認識はほとんどない。」と提言した[20]王立オランダ医師会英語版は、多くの性科学者たちは陰茎包皮を「例えば性交時の陰茎の挿入やオナニーのような、性的な行為中の陰茎の機械的な機能に重要な役割を果たす複雑で性的な構造体」として見ていると提言した[21]

テイラーらは1996年に陰茎包皮の詳細について記述し、粘膜組織のリジット・バンドについて文書化した。彼らは「このリジット・バンドは滑らかな粘膜部分よりもより多くのマイスナー小体を含み、特殊な感覚粘膜の特徴を示す」と述べた[3]。1999年、コールドとテイラーは「包皮は通常の性的機能にとって必要な性感組織で重要だ」と述べた[22]。2002年、ボイルらは「陰茎包皮と陰茎小帯の複雑な神経分布は十分に裏付けされており、童貞男性には何千もの触感に対して敏感な受容体や高度に性感を刺激する性感神経終末があり、その神経の多くは包茎手術によって失われ、包茎手術を行った男性において性感の不可避な減少が経験される。」と述べた[23]。アメリカ小児科学会はテイラーらの1996年の研究に対して「陰茎包皮のリジットバンドにおいて特殊な感覚細胞の集中があるかもしれないという提言」について言及した[24]

1998年、モーゼスとベイリーは感覚器官の証拠は「間接的」なものであると評し、「逸話的な報告を除いて男性の性的な快感の増加と関係しているということは証明されない」と述べた[25]。2007年、WHOは性的機能が低下したという証拠はほとんどなく諸研究結果は一致していないと付け加えた[26]。2002年、フィンクらは「多くの人たちが性的機能における陰茎包皮の効果について推測したが、現在の理解の状態は科学的な証拠よりもむしろ逸話に基いている」と報告した[27]。2005年、マソードらは「現在、陰茎包皮の役割もしくは包茎手術が陰茎の感度と全体の性的な充足感に与える影響についての一致した見解は存在しない」と述べた[28]。2007年、ショーンは「逸話的には陰茎包皮は通常の性行動に重要であり、性的な感度を向上させるという主張がされる。過去十年に渡る客観的な研究論文は、包茎手術を行った男性と行っていない男性との間で性的機能における有意な差は示されなかった。」と述べた[29]

「gliding action」という用語が、性交時に陰茎包皮が動く方法を表現するためにいくつかの論文で用いられる。この機構は1980年にラクシュマナンおよびプラカシュによって説明され、「陰茎の軸部の皮膚と共通する包皮の外層は前後運動に合わせて自由に滑る」と述べた[30]。幾人かは、陰茎包皮の滑らかな動きは性交の間重要であると述べた[31]。1994年、ウェーレンとビゲロウは「gliding action」はの乾燥の影響を軽減するのを助け、「gliding action」の回復は包皮再生英語版の重要な利点であると述べた[32]。2002年、オハラは「gliding action」について解説し、性交の間の摩擦が軽減されると述べ、「男女両方の計り知れない快感と喜び」が増大するということを提言した[33]。2000年、テイラーは「gliding action」が起こることでリジットバンドの神経が刺激されるかもしれないと提言し[34]、2003年、挿入している間の後ろへの「gliding action」によって陰茎小帯が引っ張られることで射精の引き金になると推測した[35]

ウィドン(1953年)、フォーリー(1966年)およびモーガン(1967年)は皆、陰茎包皮の存在が性行為における性器の侵入を容易にすると信じていた[36][37][38]

その他

編集

1949年、ゲアドナーは陰茎包皮が亀頭を保護すると述べたが[13]、いくつかの調査によれば陰茎包皮の存在によって亀頭の炎症はむしろ起こりやすくなることが発見された[39][40][41][42][43][44][45][46]。対照的に、2007年、ヴァン・ハウは包茎手術を行った男子でより多くの炎症を発見した[47]

尿道口炎、尿道潰瘍および外尿道口狭窄英語版は陰茎包皮が存在するなら通常は起こりにくいと考えられる[48][49][50]。包茎手術を行った男性に尿道狭窄の発生率は、0 %[51]、0.01 %[52]、0.55 %[53]、0.9 %[54]、2.8 %[55]、7.29 %[56]、9 - 10 %[57]および11%[58]という数字が報告されている。

陰茎包皮の折り重なりは副包皮の湿り気を維持し、はがれた皮膚と混ざって恥垢を形成する。一部の著者は恥垢に抗菌性の酵素が含まれていると信じているが[59]、彼らの理論には疑問が呈されている[60]。1999年、米国小児科学会は「管理された科学的データは、陰茎包皮の有無にかかわらず陰茎における免疫機構の違いに関して利用できない。」と述べた[61]。衛生状態の悪さは亀頭炎に関係し[62]、過度の洗浄は非特異性の皮膚炎を引き起こす[63]

進化

編集

霊長類において、包皮は男女両方の性器に存在しており、おそらく何百万年におよぶ進化の過程の結果形成されたものである[64]。陰茎包皮のような複雑な陰茎の形状の進化は、恐らく女性の影響によるものである[65][66][67]

状態

編集

frenulum breve は、陰茎包皮が完全に剥けるには陰茎小帯が短すぎる状態のことであり、それによって性交中に不快になるかもしれない。包茎は、大人の陰茎包皮が十分に剥けない状態のことである。成人になる前にはまだ、陰茎包皮と亀頭が分かれていないかもしれない[68]。包茎は、陰茎包皮を穏やかに引っ張る、オナニーの癖を変える[69]、局所ステロイド軟膏の塗布、Preputioplasty、もしくはより完全な方法として包茎手術を選択することによって治療される。包皮炎英語版は陰茎包皮の炎症である。

嵌頓包茎と呼ばれる状態は、陰茎包皮の先が狭まっている状態で包皮を亀頭の後ろまで剥き、その状態で勃起することで包皮の狭まった部分が陰茎の圧迫することで起こる。それによって陰茎の血流が止まり、亀頭が虚血状態になる。

先天性無包皮は先天的に陰茎包皮が無い希な状態である。

陰茎包皮の外科的および他の方法による整形

編集

割礼包茎手術)は、部分的もしくは完全な陰茎包皮の除去である。それは宗教的な要件、医学的な障害を治療するような健康的な理由、もしくは陰茎包皮周囲の衛生状態や美観のための個人的な選択として行われる。Preputioplasty は、包茎手術に頼ることなくぴったりと亀頭と密接した陰茎包皮を和らげるように設計された小手術である。

包皮再生英語版技術は、組織伸展英語版によって陰茎包皮が亀頭を覆うように自身の陰茎の皮膚を延ばすために、陰茎包皮の短い男性に用いられる。それは包茎手術を行った男性の陰茎包皮の再建を助けるために発達した。陰茎包皮の先が狭まっているために包茎となっている場合も、この技術によって広げることができるかもしれない[70]

他の方法としては、陰茎包皮に行う性器ピアスや陰茎包皮の切開(背面切開術英語版)が含まれる[71]

ランゲルハンス細胞

編集

ランゲルハンス細胞は陰茎上皮の全ての領域で見られる未熟な樹状細胞であるが[72]、陰茎包皮の内部においては最も表面に位置する[72]。ソボーとショートによる、HIVの受容体としてのランゲルハンス細胞を対象とした研究(2000年)によると、これらのランゲルハンス細胞は「男性におけるHIVの一次感染において、ウイルスの侵入が最も起こり得る場所と考えなければならない」と提言した[73]。ランゲルハンス細胞はまた、近傍のリンパ節へのHIVウイルスの感染に重要な役割を果たす可能性があるC型レクチンであるランゲリンが発現することが知られている[72]。しかしながら、デ・ウィッテら(2007年)は、ランゲリンはランゲルハンス細胞によって作られるが、T細胞へのHIVウイルスの感染を妨げるかもしれないと提言した[74]

陰茎包皮を使った医薬品および一般消費者向け製品

編集

包茎手術によって得られる陰茎包皮は、生化学や微小解剖の研究者によって人の皮膚の構造やタンパク質を研究するために多く用いられる。特に新生児から得られる陰茎包皮は、人間の皮膚を製造するためにより有用であることが発見された[75]

新生児の陰茎包皮に由来する人の成長因子は、市販のしわ取りクリームを作るのに用いられる (TNS Recovery Complex)[76]

赤ん坊の陰茎包皮もまた、植皮における移植用の皮膚組織[77][78][79]インターフェロンベータを主体とした薬[80]に用いられる。

陰茎包皮の線維芽細胞は生物医学の研究に用いられる[81]

人間以外の種における陰茎包皮

編集

コアラにおいて、陰茎包皮には受精において重要な役割を演じる自然に生じるバクテリアが収容されている[82]。ほとんど全ての哺乳類の陰茎には陰茎包皮が存在するが、人間以外の場合における陰茎包皮は通常陰茎の全てを覆う鞘である。カモノハシ目カモノハシおよびハリモグラ)だけは陰茎包皮を欠いている[83]

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ 陽皮 Weblio 辞書日本語WordNet(類語)
  2. ^ Lakshmanan, S; Prakash, S (1980). “Human prepuce - structure & function”. Indian J Surg 44: 134–7. http://www.cirp.org/library/anatomy/lakshmanan/. 
  3. ^ a b Taylor, JR; Lockwood, AP; Taylor, AJ (1996). “The prepuce: specialized mucosa of the penis and its loss to circumcision”. Br J Urol 77 (2): 291–5. doi:10.1046/j.1464-410X.1996.85023.x. PMID 8800902. http://www.blackwell-synergy.com/doi/pdf/10.1046/j.1464-410X.1996.85023.x. 
  4. ^ Dong, GUO; XU Sheng-mei, JIANG Hai-yang, TAN Ming-bo, LUAN Hua (2007-01). “Observation of Meissner's corpuscle on fused phimosis”. Journal of Guangdong Medical College. CNKI:. http://en.cnki.com.cn/Article_en/CJFDTOTAL-GDYY200701004.htm 2012年4月29日閲覧。. 
  5. ^ Haiyang, Jiang; Wang Guxin, Guo Dong, Tan Mingbo, Xu Shengmei (2005-04). “Observation of Meissner's corpuscle in abundant prepuce and phimosis”. Journal of Modern Urology. http://en.cnki.com.cn/Article_en/CJFDTOTAL-MNWK200504018.htm 2012年4月29日閲覧。. 
  6. ^ Bhat Gh Mohd, et al (2008). “Density and structural variations of Meissner's corpuscle at different sites in human glabrous skin”. J Anat Soc India 57 (1): 30–33. http://medind.nic.in/jae/t08/i1/jaet08i1p30.pdf. 
  7. ^ Winkelmann, R. K. (1956-1). “The cutaneous innervation of human newborn prepuce”. Journal of Investigative Dermatology 26 (1): 53–67. doi:10.1038/jid.1956.5. PMID 13295637. http://www.cirp.org/library/anatomy/winkelmann2/index.html. 
  8. ^ Winkelmann RK (1957). “The mucocutaneous end-organ: the primary organized sensory ending in human skin”. AMA Arch Dermatol 76 (2): 225–35. doi:10.1001/archderm.1957.01550200069015. 
  9. ^ College of Physicians and Surgeons of British Columbia (2009年). “Circumcision (Infant Male)” (PDF). 2012年4月29日閲覧。
  10. ^ Sorrels, Morris; James L. Snyder, Mark D. Reiss, Christopher Eden, Marilyn F. Milos, Norma Wilcox and Robert S. Van Howe. (2007). “Fine-touch pressure thresholds in the adult penis” (PDF). Bjuinternational 99 (4): 864–869. doi:10.1111/j.1464-410X.2006.06685.x. PMID 17378847. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1464-410X.2006.06685.x/full. 
  11. ^ Waskett, Jake H.; Brian J. Morris (May 2007). “Fine touch pressure thresholds in the adult penis”. BJU International 99 (6): 1551–1552. doi:10.1111/j.1464-410X.2007.06970_6.x. PMID 17537227. http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/fulltext/118508593/HTMLSTART. 
  12. ^ Schober JM, Meyer-Bahlburg HF, Dolezal C (April 2009). “Self-ratings of genital anatomy, sexual sensitivity and function in men using the 'Self-Assessment of Genital Anatomy and Sexual Function, Male' questionnaire”. BJU Int. 103 (8): 1096–103. doi:10.1111/j.1464-410X.2008.08166.x. PMID 19245445. 
  13. ^ a b c Gairdner, D (1949). “Fate of the Foreskin”. BMJ 2 (4642): 1433–7. doi:10.1136/bmj.2.4642.1433. PMC 2051968. PMID 15408299. http://www.cirp.org/library/general/gairdner/. 
  14. ^ Øster, J (1968). “Further fate of the foreskin. Incidence of preputial adhesions, phimosis, and smegma among Danish schoolboys”. Arch Dis Child 43 (228): 200–3. doi:10.1136/adc.43.228.200. PMC 2019851. PMID 5689532. http://www.cirp.org/library/general/oster/. 
  15. ^ Thorvaldsen MA, Meyhoff H (2005). “Phimosis: Pathological or Physiological?”. Ugeskr Læger 167 (17): 1858–62. http://www.cirp.org/library/normal/thorvaldsen1/. 
  16. ^ Wright JE (February 1994). “Further to "the further fate of the foreskin". Update on the natural history of the foreskin”. Med. J. Aust. 160 (3): 134–5. PMID 8295581. http://www.cirp.org/library/normal/wright2/. 
  17. ^ Circumcision of infant males” (PDF). RACP. pp. 7. 2012年4月29日閲覧。
  18. ^ Schöberlein circumcision taboos. Phimosis frenulum and foreskin conditions, phimosis and male initiation”. 2012年4月29日閲覧。
  19. ^ Male circumcision: Global trends and determinants of prevalence, safety and acceptability” (PDF). World Health Organization. pp. 13. 2012年4月29日閲覧。
  20. ^ Paediatrics & Child Health Division, The Royal Australasian College of Physicians (September 2010) (PDF). Circumcision of Infant Males. http://www.racp.edu.au/index.cfm?objectid=65118B16-F145-8B74-236C86100E4E3E8E 2012年4月29日閲覧。. 
  21. ^ Non-therapeutic circumcision of male minors (2010)”. KNMG (12 June 2010). 2012年4月29日閲覧。
  22. ^ Cold, CJ; Taylor, JR. “The prepuce”. BJU Int 83 Supp 1: 34–44. http://www.cirp.org/library/anatomy/cold-taylor/. 
  23. ^ Boyle, G; Goldman, R; Svoboda, J; Fernandez E (2002). “Male Circumcision: Pain, Trauma and Psychosexual Sequelae”. Journal of Health Psychology 7 (3): 329–343. doi:10.1177/1359105302007003225. PMID 22114254. http://www.cirp.org/library/psych/boyle6/. 
  24. ^ “American Academy of Pediatrics: Circumcision Policy Statement”. Pediatrics 103 (3): 686–693. (March 1999). doi:10.1542/peds.103.3.686. PMID 10049981. http://aappolicy.aappublications.org/cgi/content/full/pediatrics%3b103/3/686. 
  25. ^ Moses S; Bailey RC, Ronald AR (1998). “Male circumcision: assessment of health benefits and risks”. Sexually Transmitted Infections 74 (5): 368–373. doi:10.1136/sti.74.5.368. PMC 1758146. PMID 10195035. http://sti.bmj.com/cgi/reprint/74/5/368 2007年4月28日閲覧. "There is indirect evidence suggesting that the foreskin may have an important sensory function, although aside from anecdotal reports, it has not been demonstrated that this is associated with increased male sexual pleasure." 
  26. ^ Male circumcision: Global trends and determinants of prevalence, safety and acceptability” (PDF). World Health Organization. pp. 16. 2012年4月29日閲覧。 “Although it has been argued that sexual function may diminish following circumcision due to the removal of the nerve endings in the foreskin and subsequent thickening of the epithelia of the glans, there is little evidence for this and studies are inconsistent.”
  27. ^ Fink KS, Carson CC, DeVellis RF (May 2002). “Adult circumcision outcomes study: effect on erectile function, penile sensitivity, sexual activity and satisfaction”. J. Urol. 167 (5): 2113–6. doi:10.1016/S0022-5347(05)65098-7. PMID 11956453. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0022-5347(05)65098-7. 
  28. ^ Masood S, Patel HR, Himpson RC, Palmer JH, Mufti GR, Sheriff MK (2005). “Penile sensitivity and sexual satisfaction after circumcision: are we informing men correctly?”. Urol. Int. 75 (1): 62–6. doi:10.1159/000085930. PMID 16037710. http://www.cirp.org/library/sex_function/masood1/. 
  29. ^ Schoen EJ (December 2007). “Should newborns be circumcised?: YES”. Can Fam Physician 53 (12): 2096–8, 2100–2. PMC 2231533. PMID 18077736. http://www.cfp.ca/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=18077736. 
  30. ^ Lakshmanan S; Prakash S (1980). “Human prepuce: some aspects of structure and function”. Indian Journal of Surgery 44: 134–137. http://www.cirp.org/library/anatomy/lakshmanan/. "The outer layer of the prepuce in common with the skin of the shaft of the penis glides freely in a to and fro fashion and has to be delicate and thin, as was observed in this study. [...] The inner lining of the projecting tubular part has the structure of the outer layer and adds to the thin gliding skin when retracted." 
  31. ^ Kigozi G, Watya S, Polis CB, et al. (January 2008). “The effect of male circumcision on sexual satisfaction and function, results from a randomized trial of male circumcision for human immunodeficiency virus prevention, Rakai, Uganda”. BJU Int. 101 (1): 65–70. doi:10.1111/j.1464-410X.2007.07369.x. PMID 18086100. "Opponents of circumcision, using results from selected observational studies, have argued that the procedure impairs sexual function, and reduces sexual pleasure and satisfaction through keratinization of the glans, removal of the most sensitive preputial tissues, and loss of the 'gliding' mechanism provided by the foreskin" 
  32. ^ Warren, J; Bigelow J (September/October 1994). “The case against circumcision”. Br J Sex Med: 6–8. http://www.cirp.org/library/general/warren2/. 
  33. ^ O'Hara K (2002). Sex as Nature Intended It: The Most Important Thing You Need to Know about Making Love, but No One Could Tell You Until Now. Turning Point Publications. pp. 72. "During intercourse, the natural penis shaft actually glides within its own shaft skin covering. This minimizes friction to the vaginal walls and opening, and to the shaft skin itself, adding immeasurably to the comfort and pleasure of both parties.
    Friction is not entirely eliminated during natural intercourse but it is largely eliminated. Friction can take place in the lower vagina, but only if the man uses a stroke that exceeds the (forward and backward) gliding range of the shaft's extra skin. And in such a case, there will be friction only to the extent that the shaft exceeded its extra skin, which is uncommon since the natural penis has a propensity for short strokes. Primarily, it is the penis head that makes frictional contact with the vaginal walls, usually in the upper vagina where there is ample lubrication. [...] The gliding principle of natural intercourse is a two-way street—the vagina glides on the shaft skin while the shaft skin massages the penis shaft as it glides over it."
     
  34. ^ Taylor, J (2000). “Back and Forth”. Pediatrics News 34 (10): 50. http://www.cirp.org/library/anatomy/taylor2/. 
  35. ^ Taylor JR (December 2003). “Evidence sketchy on circumcision and cervical cancer link”. Can Fam Physician 49: 1592. PMC 2214164. PMID 14708921. http://www.cfp.ca/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=14708921. 
  36. ^ Whiddon D (August 1953). “I. Should baby be circumcised?”. Lancet 265 (6781): 337–8. PMID 13085774. http://www.cirp.org/library/general/widdicombe/. 
  37. ^ The Unkindest Cut of All. Fact 1966;2(4):2-9.”. 2012年4月29日閲覧。
  38. ^ Morgan WKC (1967). “Penile plunder”. Med J Aust 1: 1102–03. http://www.cirp.org/library/general/morgan2/. 
  39. ^ Fergusson DM, Lawton JM, Shannon FT (1988). “Neonatal circumcision and penile problems: an 8-year longitudinal study”. Pediatrics 81 (4): 537–41. PMID 3353186. http://www.circs.org/library/fergusson/. 
  40. ^ Herzog LW, Alvarez SR (1986). “The frequency of foreskin problems in uncircumcised children”. Am. J. Dis. Child. 140 (3): 254–6. PMID 3946358. http://www.circs.org/library/herzog/. 
  41. ^ Fakjian, N; S Hunter, GW Cole and J Miller (August 1990). “An argument for circumcision. Prevention of balanitis in the adult”. Arch Dermatol 126 (8): 1046–7. doi:10.1001/archderm.126.8.1046. PMID 2383029. 
  42. ^ O'Farrell N, Quigley M, Fox P (2005). “Association between the intact foreskin and inferior standards of male genital hygiene behaviour: a cross-sectional study”. Int J STD AIDS 16 (8): 556–9. doi:10.1258/0956462054679151. PMID 16105191. "Overall, circumcised men were less likely to be diagnosed with a STI/balanitis (51% and 35%, P 1⁄4 0.021) than those non-circumcised" 
  43. ^ Mallon E, Hawkins D, Dinneen M et al. (March 2000). “Circumcision and genital dermatoses”. Arch Dermatol 136 (3): 350–4. doi:10.1001/archderm.136.3.350. PMID 10724196. 
  44. ^ Wilson RA. (1947). “CIRCUMCISION AND VENEREAL DISEASE”. Can Med Assoc J 56 (1): 54–6. PMC 1583341. PMID 20277522. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1583341/. 
  45. ^ Taylor PK, Rodin P (August 1975). “Herpes genitalis and circumcision”. Br J Vener Dis 51 (4): 274–7. PMC 1046564. PMID 1156848. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1046564/. 
  46. ^ Hart G (February 1974). “Factors influencing venereal infection in a war environment”. Br J Vener Dis 50 (1): 68–72. PMC 1044980. PMID 4406089. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1044980/. 
  47. ^ Van Howe RS. Neonatal circumcision and penile inflammation in young boys. Clin Pediatr (Phila) 2007;46(4):329-33.
  48. ^ Brennemann J (1921). “The ulcerated meatus in the circumcised child”. Am J Dis Child 21: 38–47. http://www.cirp.org/library/complications/brennemann1/. 
  49. ^ Freud P (1947). “The ulcerated urethral meatus in male children”. J Pediatr 31 (4): 131–41. doi:10.1016/S0022-3476(47)80098-8. PMID 20256409. http://www.cirp.org/library/complications/freud1/. 
  50. ^ Persad R, Sharma S, McTavish J et al. (1995). “Clinical presentation and pathophysiology of meatal stenosis following circumcision”. Br J Urol 75 (1): 91–3. doi:10.1111/j.1464-410X.1995.tb07242.x. PMID 7850308. http://www.cirp.org/library/complications/persad/. 
  51. ^ Sörensen SM, Sörensen MR (1988). “Circumcision with the Plastibell device. A long-term follow-up”. Int Urol Nephrol 20 (2): 159–66. doi:10.1007/BF02550667. PMID 3384610. 
  52. ^ Cathcart P, Nuttall M, van der Meulen J, Emberton M, Kenny SE (July 2006). “Trends in paediatric circumcision and its complications in England between 1997 and 2003”. Br J Surg 93 (7): 885–90. doi:10.1002/bjs.5369. PMID 16673355. 
  53. ^ Simforoosh N, Tabibi A, Khalili SA, et al. (November 2010). “Neonatal circumcision reduces the incidence of asymptomatic urinary tract infection: A large prospective study with long-term follow up using Plastibell”. J Pediatr Urol. doi:10.1016/j.jpurol.2010.10.008. PMID 21115400. 
  54. ^ Yegane, R.A.; A.R. Kheirollahi, N.A. Salehi, M. Bashashati, J.A. Khoshdel and M. Ahmadi (May 2006). “Late complications of circumcision in Iran”. Pediatr Surg Int 22 (5): 442–445. doi:10.1007/s00383-006-1672-1. PMID 16649052. 
  55. ^ Griffiths, D.M; Atwell JD, Freeman NV (1985). “A prospective survey of the indications and morbidity of circumcision in children”. Eur Urol 11 (3): 184–7. PMID 4029234. 
  56. ^ Van Howe, R.S. (2006). “Incidence of meatal stenosis following neonatal circumcision in a primary care setting”. Clin Pediatr (Phila) 45 (1): 49–54. doi:10.1177/000992280604500108. PMID 16429216. 
  57. ^ Angel, C.A. (June 12, 2006). “Meatal stenosis”. eMedicine. 2008年9月7日閲覧。
  58. ^ Stenram A, Malmfors G, Okmian L (1986). “Circumcision for phimosis: a follow-up study”. Scand. J. Urol. Nephrol. 20 (2): 89–92. doi:10.3109/00365598609040554. PMID 3749823. 
  59. ^ Fleiss P, Hodges F, Van Howe RS (1998). “Immunological Functions of the Human Prepuce”. Sex Transm Inf 74 (5): 364–7. doi:10.1136/sti.74.5.364. PMC 1758142. PMID 10195034. http://www.cirp.org/library/disease/STD/fleiss3/. 
  60. ^ STI — eLetters for Fleiss et al., 74 (5) 364-367”. 2012年4月29日閲覧。
  61. ^ “Circumcision policy statement. American Academy of Pediatrics. Task Force on Circumcision”. Pediatrics 103 (3): 686–93. (March 1999). doi:10.1542/peds.103.3.686. PMID 10049981. http://pediatrics.aappublications.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=10049981. 
  62. ^ O'Farrell N, Quigley M, Fox P (2005). “Association between the intact foreskin and inferior standards of male genital hygiene behaviour: a cross-sectional study”. Int J STD AIDS 16 (8): 556–9. doi:10.1258/0956462054679151. PMID 16105191. 
  63. ^ Birley: Management of Recurrent Balanitis”. 2012年4月29日閲覧。
  64. ^ Martin, Robert D. (1990). Primate Origins and Evolution: A Phylogenetic Reconstruction. New Jersey: Princeton University Press. ISBN 978-0-691-08565-4 
  65. ^ Diamond, Jared M. (1997). Why Sex is Fun: The Evolution of Human Sexuality. London: Weidenfeld & Nicolson. ISBN 0465031269 
  66. ^ Darwin, Charles (1871). The Descent of Man and Selection in Relation to Sex. London: Murray. ISBN 1148750932 
  67. ^ Short, RV (1981). “Sexual selection in man and the great apes”. Graham CE, ed. Reproductive Biology of the Great Apes: Comparative and Biomedical Perspectives. New York: Academic Press 
  68. ^ Kayaba: Normal Development of the Prepuce”. 2012年4月29日閲覧。
  69. ^ The causes of adolescent phimosis”. 2012年4月29日閲覧。
  70. ^ Dunn HP. Non-surgical management of phimosis. Aust N Z J Surg 1989;59(12):963.”. 2012年4月29日閲覧。
  71. ^ eMedicine - Paraphimosis : Article by Jong M Choe, MD, FACS”. 2012年4月29日閲覧。
  72. ^ a b c McCoombe SG, Short RV (2006). “Potential HIV-1 target cells in the human penis”. AIDS 20 (11): 1491–5. doi:10.1097/01.aids.0000237364.11123.98. PMID 16847403. 
  73. ^ How does male circumcision protect against HIV infection?”. 2007年11月30日閲覧。
  74. ^ de Witte L, Nabatov A, Pion M, et al. (2007). “Langerin is a natural barrier to HIV-1 transmission by Langerhans cells”. Nat. Med. 13 (3): 367–71. doi:10.1038/nm1541. PMID 17334373. 
  75. ^ McKie, Robin (1999年4月4日). “Foreskins for Skin Grafts”. The Toronto Star 
  76. ^ “SkinMedica Seeks Niche in Skin-Care Drugs, Products”. Orange County Business Journal. (August 5, 2002). http://www.ocbj.com/news/2002/aug/05/skinmedica-seeks-niche-in-skin-care-drugs-products February 11, 2011閲覧。 
  77. ^ High-Tech Skinny on Skin Grafts”. www.wired.com:science:discoveries. CondéNet, Inc (02.16.99). 2008年8月20日閲覧。
  78. ^ Skin Grafting”. www.emedicine.com. WebMD. 2008年8月20日閲覧。
  79. ^ Amst, Catherine; Carey, John (July 27, 1998). “Biotech Bodies”. www.businessweek.com. The McGraw-Hill Companies Inc. 2008年8月20日閲覧。
  80. ^ Cowan, Alison Leigh (April 19, 1992). “Wall Street; A Swiss Firm Makes Babies Its Bet”. New York Times:Business. New York Times. 2008年8月20日閲覧。
  81. ^ Hovatta, O.; M. Mikkola1, K. Gertow, A.-M. Strömberg, J. Inzunza1, J. Hreinsson1, B. Rozell, E. Elisabeth Blennow, M. Andäng, L. Ährlund-Richter (July 2003). “A culture system using human foreskin fibroblasts as feeder cells allows production of human embryonic stem cells”. Human Reproduction 18 (7): 1404–1409. doi:10.1093/humrep/deg290. PMID 12832363. 
  82. ^ UQ researchers unlock another koala secret”. 2012年4月29日閲覧。
  83. ^ "Reproductive System". MSN Encarta. Seattle, WA, USA: Microsoft Corporation. 2006. 2009年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。

関連項目

編集

外部リンク

編集