阿登佐岳(アトサヌプリ、アイヌ語:アツ゚サヌプリ、Атушанупури, Atusanupuri : Atsonupuri、阿登佐登とも書く)は千島列島択捉島[注釈 1]に所在する活火山。択捉阿登佐岳とも呼ばれる。標高は1,209メートル[1]安山岩玄武岩による二重式成層火山であり、その姿が富士山に似ていることから択捉富士と呼ばれる[2]

阿登佐岳
標高 1,209 m
所在地 日本 千島列島 択捉島
位置 北緯44度48分26.69秒 東経147度7分50.8秒 / 北緯44.8074139度 東経147.130778度 / 44.8074139; 147.130778座標: 北緯44度48分26.69秒 東経147度7分50.8秒 / 北緯44.8074139度 東経147.130778度 / 44.8074139; 147.130778
種類 成層火山活火山
阿登佐岳の位置(千島列島内)
阿登佐岳
阿登佐岳 (千島列島)
阿登佐岳の位置(サハリン州内)
阿登佐岳
阿登佐岳 (サハリン州)
阿登佐岳の位置(北海道広域内)
阿登佐岳
阿登佐岳 (北海道広域)
阿登佐岳の位置(日本内)
阿登佐岳
阿登佐岳 (日本)
プロジェクト 山
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噴火1812年(文化9年)に記録されている。また、1932年(昭和7年)にも噴火した可能性がある[3]

なお、北海道弟子屈町に所在するアトサヌプリ(別名:硫黄山)とは別の山である。

山名の由来

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山名はアイヌ語で裸を意味する「アトゥサ(atusa)」と山を意味する「ヌプリ(nupuri)」に由来する。アイヌ語学者の知里真志保によれば、アイヌ北海道南千島の熔岩・硫黄に覆われた火山を「アトゥサヌプリ」と呼んだ。

 
北北西から

脚注

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注釈

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  1. ^ 阿登佐岳がある択捉島は現在、ロシア連邦実効支配しており、日本が返還を求めている北方領土に含まれる。北方領土の領有権に関する詳細は、千島列島および北方領土問題の項目を参照。

出典

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  1. ^ 地理院地図”. 2016年11月18日閲覧。
  2. ^ ステン・ベルクマン『千島紀行』朝日文庫、1999年、90p頁。 
  3. ^ 気象庁|択捉阿登佐岳 有史以降の火山活動”. 2020年6月27日閲覧。

参考文献

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  • 知里真志保『地名アイヌ語小辞典』北海道出版企画センター

外部リンク

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