阿刀 大足(あと の おおたり、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族学者空海の母方のおじにあたる。位階従五位下

経歴

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延暦7年(788年空海は母方のおじで学者であった大足を頼って平城京に上京する。その後、延暦11年(792年)に空海が大学寮に入るまで、大足は空海に対して論語孝経・史伝・文章などの個人指導を行った[1]。延暦23年(804年)大足の援助により、第18次遣唐使の学問僧として空海の入唐を実現させた。

また、大足は伊予親王侍読も務めたが、その後の動静は明らかでなく、大同2年(807年)に発生した伊予親王の変連座して失脚した可能性もある。位階従五位下に至った[2]

脚注

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  1. ^ 『三教指帰』序
  2. ^ 『続日本後紀』承和2年3月25日条

参考文献

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