鎌倉節
日本の元警察官僚
鎌倉 節(かまくら さだめ、1930年(昭和5年)4月27日 - 2014年(平成26年)10月25日)は、日本の元警察官僚。位階は従三位。内閣調査室長、警視総監、宮内庁長官などをつとめた。
来歴・人物
編集高知県出身。高知城東中、高知高等学校 (旧制)を経て、1954年(昭和29年)東京大学法学部卒業。国家地方警察本部(現警察庁)入庁。同期入庁の佐々淳行(初代内閣安全保障室長)、金澤昭雄(第13代警察庁長官)等と共にキャリアとして評価された。
内閣調査室長、警視総監など次々と昇進を重ね、1994年(平成6年)に宮内庁次長となる。
警視総監時代、警察官僚OBであり、当時の内閣官房長官だった後藤田正晴の要請を受け、東芝機械ココム違反事件の捜査を命じた。
1996年(平成8年)に藤森昭一長官が退任後、宮内庁長官に就任、2001年(平成13年)まで勤めて退官した。2002年(平成14年)4月29日勲一等瑞宝章受章。
脚注
編集- ^ おくやみ 鎌倉節氏=元宮内庁長官 読売新聞 2014年10月30日
- ^ 2014年12月3日官報