錦岡牧場
株式会社錦岡牧場(にしきおかぼくじょう)は、北海道新冠郡新冠町に本場を置く競走馬の生産・育成牧場。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒059-2341 新冠郡新冠町字新和262 |
設立 | 1955年 |
業種 | 水産・農林業 |
法人番号 | 4430001055319 |
事業内容 | 競走馬の生産・育成 |
代表者 | 土井 久美子(代表取締役) |
従業員数 | 16名 |
創業者一族の名義で馬主でもある(オーナーブリーダー)。屋号「やまにんべん」を短縮した「ヤマニン」という冠名を使用している。
概要
編集1955年、土井商事社長の土井重雄が北海道苫小牧市錦岡に39ヘクタールの土地を購買し、錦岡牧場を創設。生産馬の多くは土井の所有馬として走り、1972年にヤマニンウエーブが天皇賞(秋)に優勝、八大競走を初制覇した。1979年より牧場を新冠町に移転し、これに伴い土井睦秋が経営を後継する。この頃より一時生産馬が低迷するが、ビッグレッドファーム、社台グループ、メジロ牧場などの協力により経営・生産ノウハウを確立し、1980年代後半頃より再び活躍馬を輩出、1993年には生産馬ヤマニンゼファーが3つの年度表彰タイトルを受賞した。
1973年に静内町に設立されていた同族のヤマニンベン牧場を、2001年に吸収統合。同場の最終世代からは2003年度のJRA賞最優秀2歳牝馬ヤマニンシュクルが生まれ、一族としてゼファー以来10年振りのGI競走優勝を果たしている。
2016年6月11日に睦秋が死去[1]。現在は妻の[1]久美子が後を継ぎ代表に就任している。なおかつては「株式会社錦岡牧場」として日本中央競馬会(JRA)に馬主登録されていたが、2021年末に久美子の個人名義に変更された。勝負服の柄はいずれも青、赤袖。
主な生産馬
編集苫小牧市産
編集新冠町産
編集- ヤマニンファルコン(1983年産 デイリー杯3歳ステークス)
- ヤマニンアーデン(1984年産 シンザン記念)
- ヤマニンシアトル(1987年産 愛知杯)
- ヤマニンゼファー(1988年産 安田記念2回、天皇賞・秋、京王杯スプリングカップ)
- ヤマニンミラクル(1989年産 京成杯3歳ステークス)
- ヤマニンアビリティ(1991年産 京成杯3歳ステークス)
- ヤマニンアリーナ(1992年産 クローバー賞)
- ヤマニンリスペクト(1997年産 函館記念)
- ヤマニンセラフィム(1999年産 京成杯)
- ヤマニンアラバスタ(2001年産 新潟記念、府中牝馬ステークス)
- ジョリーダンス(2001年産 阪神牝馬ステークス2回)
- ヤマニンメルベイユ(2002年産 中山牝馬ステークス、クイーンステークス)
- ヤマニンエマイユ(2003年産 NSTオープン、オーロカップ)
- ヤマニンキングリー(2005年産 札幌記念、中日新聞杯、シリウスステークス)
- イコピコ(2006年産 神戸新聞杯)
- ヤマニンウイスカー(2006年産 キャピタルステークス)
- ハノハノ(2008年産 京洛ステークス)
- ヤマニンサルバム(2019年産 中日新聞杯、新潟大賞典)
- ヤマニンウルス(2020年産 プロキオンステークス)
ヤマニンベン牧場産
編集- ヤマニンフォックス(1988年産 中日新聞杯)
- ヤマニングローバル(1989年産 デイリー杯3歳ステークス、目黒記念、アルゼンチン共和国杯)
- ヤマニンアクロ(1996年産 共同通信杯4歳ステークス)
- ヤマニンシュクル(2001年産 阪神ジュベナイルフィリーズ、中山牝馬ステークス)
主な繋養馬
編集繁殖牝馬
編集※錦岡牧場生産ではない馬のみ列記する。
- ティファニーラス(2005年死亡)
- ワンオブアクライン(1988年オークリーフステークス優勝馬。2008年用途変更)
- ヤマニンパラダイス(2018年死亡)
主な所有馬
編集- イコピコ
- ハノハノ
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “「ヤマニン」の錦岡牧場代表・土井睦秋氏が死去”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2016年6月11日). 2023年4月30日閲覧。
参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集座標: 北緯42度22分3.3秒 東経142度20分53.1秒 / 北緯42.367583度 東経142.348083度