金英逸
北朝鮮の政治家
金 英逸(キム・ヨンイル、1944年5月2日 - )は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。第3代内閣総理(首相)を務めたが、経済政策に失敗して更迭された。
金英逸 김영일 | |
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生年月日 | 1944年5月2日(80歳) |
所属政党 | 朝鮮労働党 |
第3代内閣総理 | |
内閣 | 金英逸内閣 |
在任期間 | 2007年4月11日 - 2010年6月7日 |
国防委員長 | 金正日 |
内閣 |
第2次姜成山内閣 洪成南内閣 朴奉珠内閣 |
在任期間 | 1994年 - 2007年4月11日 |
金英逸 | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 김영일 |
漢字: | 金英逸 / 金英日 |
発音: | キム・ヨンイル |
日本語読み: | きん・えいいつ |
ローマ字: | Kim Yŏngil |
英語表記: | Kim Yong-il |
略歴
編集1961年に朝鮮人民軍に入隊し、9年間軍務に就く。退役後、羅津海運大学に入学。卒業後、陸海運部(省に相当)で勤務し、1980年には陸海運部副部長(次官)に就任する。1994年、陸海運部部長(大臣)に就任。1998年9月の憲法改正で政務院(政府)が内閣に改組されると、陸海運部は陸海運省と改称し、金英逸は引き続き陸海運相(大臣)に就任した。陸海運部長・相在職中、金は港湾・埠頭や造船場の建設などで実績を挙げた。
2007年4月11日の最高人民会議第11期第5回会議で内閣総理に選出される。前任者の朴奉珠が経済改革の失敗で総理を解任されたため、金英逸は経済再建を期待された。しかし、2009年に実施した貨幣改革(デノミネーション)が失敗したため、2010年6月7日の最高人民会議第12期第3回会議で総理を解任された[1]。
総理更迭後は清津市港湾長に転出。このポストは、副局長級であり、事実上の降格人事である。
脚注
編集- ^ “北朝鮮首相に崔氏、国防委副委員長に総書記義弟”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2010年6月7日) 2010年6月7日閲覧。
朝鮮民主主義人民共和国
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