邦題(ほうだい)は、日本以外の映画名、書籍名、楽曲名などを日本語で付け直したものである。これに関連して、本来の作品名のことを「原題」という。

直訳や意訳、カタカナ転写も邦題であるが、本項では意味が著しく異なるものを特に取り上げる。

邦題の変化

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最近では(おもに1990年代後半以降)、「一見外国語表記だが、原題とは全く違う」邦題が付けられることも増えてきている[1]

著しく原題と異なる著名な邦題の例

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小説・絵本

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音楽

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  • 平均律クラヴィーア曲集(原題『Das Wohltemperierte Klavier』、直訳は「心地よい鍵盤楽器」などという意味) - 平均律で調律された鍵盤楽器用曲集だろうという憶測による意訳だと言われる。
  • 真実 (アルバム)(原題、直訳は長いので省略) - 原題は発表時に世界一の長さとされたが、日本語版は「真実」と短い。

映画

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脚注

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  1. ^ a b c d e f 「原題? いいえ、日本だけ 外国映画、配給元が『日本オリジナル』」『朝日新聞』2000年8月30日付朝刊、27面。
  2. ^ MOE』2015年11月号、73頁。
  3. ^ 『MOE』2015年11月号、30頁。

関連項目

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外部リンク

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