軸流タービン
概要
編集軸流タービンではガスが軸平行方向に流入してブレードと衝突してガスの持つエネルギーを回転体に伝える[1]。
ガスタービンに適用した場合、カンニュラ燃焼室と相性が良く、単段での膨張比はラジアルタービンと比較して低いので単段での効率は劣るものの、多段化が可能なため、高出力の発電用ガスタービンやターボジェット、ターボファン、ターボシャフトで採用される。
長所
編集短所
編集- 部品点数が多く、バランスの調整など、手間がかかる
- ガスタービンの場合、熱膨張で亀裂が入る可能性があるため、一体鋳造が困難なので製造費用がかかる
用途
編集関連項目
編集出典
編集- ^ a b “ラジアルタービンを用いた省エネ化技術” (PDF). 2017年2月12日閲覧。
文献
編集- 谷田好通、長島利夫『ガスタービンエンジン』朝倉書店、2000年10月20日。ISBN 978-4-254-23097-0 。
- ターボ機械協会 編『ターボ機械入門編新改訂版』日本工業出版、2005年。ISBN 9784819017114。
- ターボ機械協会 編『蒸気タービン』日本工業出版、2013年10月1日。ISBN 9784819025126。
- 『ジェットエンジンに取り憑かれた男』講談社、1989年7月。ISBN 978-4-06-204461-5。
- 石澤和彦、「航空用ガスタービンエンジンの変遷と将来展望」 『ターボ機械』 1997年 25巻 1号 p.48-56, doi:10.11458/tsj1973.25.48
- 斎藤正泰, 宮下和也、「ターボチャージャの高速化」 『ターボ機械』 1988年 16巻 3号 p.177-182, doi:10.11458/tsj1973.16.177