谷保

東京都国立市の町名
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谷保(やほ)は、東京都国立市町名および大字。現行行政地名は大字谷保、谷保四丁目、谷保六丁目、谷保七丁目。郵便番号は、186-0011[2]

谷保
谷保天満宮 拝殿
谷保天満宮 拝殿
谷保の位置(多摩地域内)
谷保
谷保
谷保の位置
北緯35度40分48.85秒 東経139度26分50.26秒 / 北緯35.6802361度 東経139.4472944度 / 35.6802361; 139.4472944
日本の旗 日本
都道府県 東京都
市町村 国立市
人口
2017年(平成29年)12月1日現在)[1]
 • 合計 11,253人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
186-0011[2]
市外局番 042[3]
ナンバープレート 多摩

地理

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国立市の南部に位置する。東は府中市西府町及び日新町、南は、南西は日野市石田万願寺及び日野、西は矢川青柳石田立川市錦町及び羽衣町、北は富士見台に隣接する。国道20号甲州街道)沿いはロードサイド店舗が多く、交通量も多い。

地名の由来

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谷保の地名の由来にはいくつかの説がある[4]

  • 「谷」は湿地帯、「保」は古代の行政単位の「保」
  • 立川入道宗成が立川に館を築き、この地を野堡(ヤホ=とりで)と呼んだことに由来
  • 竹林の多い所として「ヤブ」(『新編武蔵風土記稿』)
  • 住民が生活の場である谷間を保安するという意味
  • 谷のことを「ヤッ」という。昔この地が谷状をしていたことにより「ヤをまもる(保つ)」からヤッホと称する(『物類称呼』(安永4年(1775))

元々はやぼであったが、谷保駅が開設される時にやぼは野暮に通じ、縁起が悪いということで駅名をやほとしている。

現在の西東京市保谷地区では農作物の不作が続き、そこに住んでいた住民が新たな開墾地として当該地に移り住み、元の保谷の出身を忘れないため谷保という地名をつけたという伝承も存在する。

地価

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住宅地地価は2017年平成29年)1月1日公示地価によれば谷保字栗原6069番1の地点で18万8000円/m2となっている。

歴史

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  • 2014年(平成28年)10月25日 - 町名地番整理により谷保六丁目を設置。
  • 2016年(平成28年)11月21日 - 町名地番整理により谷保七丁目を設置。
  • 2021年(令和 3年)11月22日 - 町名地番整理により谷保四丁目を設置。

町名地番整理

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谷保地区は現在、土地区画整理事業の実施に合わせて周辺地区から順次整理を実施しており、谷保一丁目から谷保三丁目および五丁目についても今後設置予定である[5]

世帯数と人口

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2022年(令和4年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字丁目 世帯数 人口
谷保 3,771世帯 8,067人
谷保四丁目 596世帯 1,259人
谷保六丁目 251世帯 452人
谷保七丁目 335世帯 710人
4,953世帯 10,488人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

大字・丁目 番地 小学校 中学校
谷保 402〜404番地
463〜523番地
548〜619番地
4049〜4394番地
4961〜5206番地
国立市立国立第七小学校 国立市立国立第三中学校
6323〜6332番地 国立市立国立第六小学校
6322番地の4〜5、8〜14
6333〜6336番地
6338〜6354番地
6446〜6557番地
6586〜6622番地
6686〜6840番地
国立市立国立第二中学校
その他 国立市立国立第一小学校 国立市立国立第三中学校
谷保六丁目 全域 国立市立国立第七小学校
谷保七丁目 全域

交通

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鉄道

東部からは谷保駅が近く、西部からは矢川駅の方が近い。西部については今後の地番整理により矢川、青柳、泉に変更される予定となっている[5]

道路

施設

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出典

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  1. ^ a b くにたち市の人口”. 国立市 (2022年3月1日). 2022年3月17日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月11日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月11日閲覧。
  4. ^ くにたち図書館地域資料ボランティア『くにたち調べ』No.12 「国立の地名」シリーズ2 国立・谷保・青柳・石田・矢川(くにたち中央図書館)
  5. ^ a b 町名地番整理について”. 国立市. 2021年6月8日閲覧。
  6. ^ 小・中学校学区域”. 国立市 (2017年11月20日). 2018年1月11日閲覧。

外部リンク

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