西村麒麟
日本の俳人
経歴
編集大阪市に生まれ、18歳まで広島県尾道市で育つ。2002年高知大学入学。2005年「古志」入会、長谷川櫂に師事。2009年、第1回古志新人賞、第1回石田波郷新人賞受賞。2013年12月、第一句集『鶉』を私家版で出版。2014年、第4回芝不器男俳句新人賞にて大石悦子奨励賞、『鶉』で第5回田中裕明賞受賞。2016年、作品「思ひ出帳」150句で第7回北斗賞受賞。2019年、作品「玉虫」50句で第65回角川俳句賞受賞。2022年「麒麟」を創刊、主宰。
作風など
編集句風は「飄逸」「現代の隠者」風などと評されており[1][2]、関悦史は「嫁がゐて四月で全く言ふ事無し」などの句について「安寧自足がそのまま俳諧的ずらしにつながる機微」を指摘する[3]。芝不器男賞の選評では先人の名を詠み込んだ句も評価された[4]。
句集
編集「鶉」2013年 私家版
「鴨」2017年 文学の森
「鶉」新装版 2023年 港の人
「鷗」 2024年 港の人
出典
編集外部リンク
編集- ツイッター
- きりんのへや(「スピカ」)- 「きりんの家」(「スピカ」2013年5月連載)
- 「週刊俳句」への投稿 - 30句作品「鶯笛」(2012年4月)- 10句作品「栃木」(2014年4月)
- 西村麒麟『鶉』を読む(「-blog 俳句空間- 戦後俳句を読む」)
- 西村麒麟の句の鑑賞(「増殖する俳句歳時記」)