義兄弟
固い契りにより兄弟に等しい関係となった盟友
義兄弟(ぎきょうだい、ぎけいてい)は、固い契りにより、血縁のない男性が、兄弟に等しい盟友関係となることである。
任侠や講談の世界で登場する。洋の東西を問わず類似の概念は見られる。中国では結誼とか契兄弟などと呼ばれ、英語にもblood brotherやsworn brotherなどの言葉がある。
儀式
編集- 英語圏
- 英語圏では、Blood brother と呼び、blood oathと呼ばれる宣誓儀式を行う。この儀式では、自らの指・手・腕のいずれかに傷を付け、互いの傷同士を重ね、血を交換する。血液感染症のリスクがある。
- スキタイ
- ワインと両者の血を混ぜ、飲みあうことで義兄弟となった。出典不明だが、ワインを動物の乳に置き換えることもあったようだ。
- 中国
- 三国志演義での桃園の誓いが有名(史実では義兄弟ではない)。
- フィリピン
- 血の盟約という儀式を行う。
- バルカン諸国・トルコ
- 兵士たちを結束させるため、式典を通じて兵士たちを一つの家族とする風習となった。出典不明だが、腕を絡み合わせワインを飲む儀式と関連があるらしい。
著名な義兄弟
編集歴史上の人物
編集神話・伝承・創作上の人物等
編集関連項目
編集- 亜父 - 仲父
- 兼祧
- 烏帽子親