糸瀬山
木曽山脈にある山
糸瀬山(いとせやま)は、木曽山脈(中央アルプス)の宝剣岳から三沢岳を経て南西に派生した尾根上にある標高1,867 mの山。山体すべてが長野県に属する。
糸瀬山 | |
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空木岳から見た糸瀬山 | |
標高 | 1,866.55[1] m |
所在地 |
日本 長野県木曽郡大桑村 |
位置 | 北緯35度42分30秒 東経137度44分02秒 / 北緯35.70833度 東経137.73389度座標: 北緯35度42分30秒 東経137度44分02秒 / 北緯35.70833度 東経137.73389度[1] |
山系 | 木曽山脈 |
糸瀬山の位置 | |
プロジェクト 山 |
登山
編集山頂一帯は樹木が多く展望は良くない。山頂部に二等三角点(点名が「須原」)が設置されている[1]。山頂付近にのろし岩と呼ばれる花崗岩の大きな岩体があり、この上からは、木曽駒ヶ岳や空木岳・南駒ヶ岳・越百山といった中央アルプスの山々や、遠く御嶽山、乗鞍岳、穂高岳など北アルプスの山々も一望できる。岩の上へ登るための梯子と鎖が架けられているが、かなり危険を伴い、熟練した技術が必要である。なお、山頂手前にある青ナギの大ガレの地点からは、空木岳から越百山にかけての山岳展望が開けている。
東海地方などからの日帰り登山として人気も高い。里山登山愛好者の間では、南木曽岳・風越山・糸瀬山の3山を木曽三山と呼んでいる。
登山道
編集周辺の山
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2012年6月21日閲覧。
参考文献
編集- 『木曽駒・空木岳 中央アルプス』昭文社〈山と高原地図2012年版〉、2012年3月16日。ISBN 978-4398758392。
- 伊部高夫『長野県中信・南信日帰りの山―120山/188コース』章文館、2006年9月、82-84頁。ISBN 4901742051。
- 『新・分県登山ガイド(改訂版) 長野県の山』山と溪谷社、ISBN 978-4-635-02365-8
- 『(改訂新版) 名古屋周辺の山』山と溪谷社、ISBN 978-4-635-18017-7
- 『中央アルプスの山旅 地形・地質観察ガイド』飯田市美術博物館