精密科学
精密科学(せいみつかがく、英: exact science)とは定量的な関係を精密に測定し、それを体系的な理論にまとめあげ、逆にそのような理論から導かれた定量的な関係を実証することができる科学の分野のことである[1][2][3]。
精密科学の起源
編集古代ギリシャにおいてそれまでにあった経験的な幾何学を理論化・体系化しようという試みのなかでユークリッドは、その成果をユークリッド原論へとまとめあげた。
ユークリッド原論では、少数の自明な公理からあらゆる結果を証明していくという手法が用いられたが、これは後の精密科学の模範とされた[4]。
参考文献
編集- ^ a b 広辞苑第六版「精密科学」より。
- ^ 大辞泉「精密科学」より。
- ^ a b Oxford dictionary of English 「exact」より。
- ^ 一松信、『現代に活かす初等幾何入門』、岩波書店、〈岩波講座 応用数学〉、2003年、第1章。ISBN 4-00-005454-6