第7特科連隊
第7特科連隊(だいななとっかれんたい、JGSDF 7th Artillery Regiment(Mechanized))は、北海道千歳市の東千歳駐屯地に駐屯する第7師団隷下の野戦特科部隊である。
第7特科連隊 | |
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75式自走155mmりゅう弾砲(退役済) | |
創設 | 1956年(昭和31年)1月25日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 野戦特科 |
兵種/任務 | 自走砲 |
所在地 | 北海道、千歳市 |
編成地 | 東千歳 |
上級単位 | 第7師団 |
担当地域 | 道央 |
沿革
編集- 第7特科連隊第1大隊(真駒内駐屯地)を第5特科連隊に第2大隊として編入。
- 第5特科連隊第2大隊(東千歳駐屯地)を第7特科連隊に第1大隊として編入。
- 1961年(昭和36年)
- 2月28日:第7混成団の機械化への改編
- 第2大隊を東千歳駐屯地に、第3大隊を真駒内駐屯地に新たに編成。
- 第4大隊、第5大隊(高射特科)を真駒内駐屯地に新編。
- 8月26日:第5特科連隊第2大隊(真駒内駐屯地)を第11特科連隊の編成部隊として第7特科連隊に隷属替え。
- 1962年(昭和37年)1月25日:第7特科連隊(第1、第2大隊欠)が真駒内駐屯地から東千歳駐屯地に移駐。
- 1965年(昭和40年)12月:第4大隊にM44 155mm自走榴弾砲を装備。
- 1967年(昭和42年)9月:第1~第3大隊にM52 105mm自走榴弾砲を装備。
- 1971年(昭和46年)7月27日:第5大隊(高射特科)が静内分屯地に移駐。
- 1977年(昭和52年)3月25日:部隊改編。
- 本部中隊に情報小隊が新編。
- 第5大隊に35mm2連装高射機関砲 L-90を配備。
- 1981年(昭和56年)3月25日:部隊改編。
- 第7師団の改編により、第5大隊が第7高射特科連隊として分離独立、師団直轄となる。
- 75式自走155mmりゅう弾砲を装備開始。
- 1985年(昭和60年)2月25日:第4大隊の装備をM44 155mm自走榴弾砲から75式自走155mmりゅう弾砲に更新。
- 1994年(平成 6年)3月28日:情報中隊を新編。
- 2000年(平成12年)
- 2004年(平成16年)3月:第1大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を装備開始。
- 2005年(平成17年)3月:第2大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を装備開始。
- 2006年(平成18年)3月:第3大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を装備開始。
- 2007年(平成19年)
- 3月:第4大隊に99式自走155mmりゅう弾砲を装備開始。
- 9月:第7特科連隊の99式自走155mmりゅう弾砲への更新完了。
警備隊区
編集部隊編成
編集- 第7特科連隊本部
- 本部中隊「7特‐本」:82式指揮通信車、野戦特科射撃指揮装置 JGSQ-W3、野戦特科情報処理システム
- 情報中隊「7特‐情」:対砲レーダ装置 JTPS-P16、対迫レーダ装置 JMPQ-P13、気象測定装置 JMMQ-M5
- 第1特科大隊
- 第1特科大隊本部
- 本部管理中隊「7特‐1-本」:82式指揮通信車
- 第1射撃中隊「7特‐1‐1」: 99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第2射撃中隊「7特‐1‐2」: 99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第2特科大隊
- 第2特科大隊本部
- 本部管理中隊「7特‐2‐本」:82式指揮通信車
- 第3射撃中隊「7特‐2‐3」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第4射撃中隊「7特‐2‐4」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第3特科大隊
- 第3特科大隊本部
- 本部管理中隊「7特‐3‐本」:82式指揮通信車
- 第5射撃中隊「7特‐3‐5」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第6射撃中隊「7特‐3‐6」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第4特科大隊
- 第4特科大隊本部
- 本部管理中隊「7特‐4‐本」:82式指揮通信車
- 第7射撃中隊「7特‐4-7」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
- 第8射撃中隊「7特‐4‐8」:99式自走155mmりゅう弾砲、99式弾薬給弾車
整備支援部隊
編集主要幹部
編集官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第7特科連隊長 | 1等陸佐 | 西﨑心 | 2024年 | 8月 1日陸上自衛隊富士学校 諸職種協同センター計画課長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 秋山克二 | 1956年 | 1月25日 - 1957年 8月11日第1特科団本部高級幕僚 | |
2 | 肥田木安 | 1957年 | 8月12日 - 1959年 7月31日第1特科連隊副連隊長 →1957年 8月16日 1等陸佐昇任 |
北部方面監察隊長 兼 北部方面総監部監察課長 |
3 | 篠田平吉 | 1959年 | 8月 1日 - 1961年11月30日陸上自衛隊富士学校特科部教官 | 第7特科連隊付 |
4 | 渡辺勇雄 | 1961年12月 | 1日 - 1964年 4月 9日第1特科団本部勤務 | 第7師団司令部付 |
5 | 倉岡愛和 | 1964年 | 7月16日 - 1966年 3月15日第7特科連隊副連隊長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
6 | 松原幹夫 | 1966年 | 3月16日 - 1968年 3月15日第5特科連隊副連隊長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
7 | 小埜隆 | 1968年 | 3月16日 - 1970年 3月15日陸上幕僚監部付 | 陸上自衛隊富士学校研究部第3課長 |
8 | 臼田祐介 | 1970年 | 3月16日 - 1972年 3月15日統合幕僚会議事務局第5幕僚室勤務 | 陸上自衛隊高射学校勤務 |
9 | 根岸甲子郎 | 1972年 | 3月16日 - 1974年 3月15日中央調査隊副隊長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
10 | 寺田義教 | 1974年 | 3月16日 - 1975年 7月15日陸上幕僚監部第5部教材班長 | 陸上幕僚監部幕僚庶務室研究班長 |
11 | 田嶋茂 | 1975年 | 7月16日 - 1977年 3月15日陸上幕僚監部第3部研究班長 | 陸上自衛隊幹部候補生学校教育部長 |
12 | 松本英助 | 1977年 | 3月16日 - 1978年 7月31日陸上自衛隊富士学校学校教官 | 陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
13 | 城市昌昭 | 1978年 | 8月 1日 - 1980年 3月16日陸上自衛隊幹部学校研究員 | 第2教育団副団長 |
14 | 田崎英之 | 1980年 | 3月17日 - 1982年 3月15日陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 教範・教養班長 |
陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
15 | 野原征夫 | 1982年 | 3月16日 - 1984年 3月15日陸上幕僚監部監理部総務課 広報班長 |
統合幕僚会議事務局第5幕僚室勤務 |
16 | 辻川健二 | 1984年 | 3月16日 - 1985年 8月 7日陸上幕僚監部調査部調査第2課 調査第2班長 |
陸上幕僚監部監理部総務課 広報室長 |
17 | 二見宣 | 1985年 | 8月 8日 - 1987年 3月15日東部方面総監部調査部調査課長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
18 | 伊藤宏美 | 1987年 | 3月16日 - 1989年 7月31日東北方面総監部調査部調査課長 | 北熊本駐屯地業務隊長 |
19 | 田中資郎 | 1989年 | 8月 1日 - 1991年 7月31日中部方面総監部調査部調査課長 | 守山駐屯地業務隊長 |
20 | 工藤義弘 | 1991年 | 8月 1日 - 1994年 3月22日第5師団司令部第3部長 | 防衛大学校訓練部訓練課長 |
21 | 定村建夫 | 1994年 | 3月23日 - 1997年 3月25日陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 教範・教養班長 |
陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
22 | 櫨場芳文 | 1997年 | 3月26日 - 2000年 3月31日西部方面総監部調査部調査課長 | 第1特科団副団長 |
23 | 中野陽一郎 | 2000年 | 4月 1日 - 2002年12月 1日陸上幕僚監部教育訓練部教育課 学校第1班長 |
自衛隊新潟地方連絡部長 |
24 | 山澤將人 | 2002年12月 | 2日 - 2004年11月30日統合幕僚会議事務局第1幕僚室 人事計画班長 |
情報本部 |
25 | 渡邊金三 | 2004年12月 | 1日 - 2006年 7月30日陸上幕僚監部調査部調査課 調査運用室勤務 |
自衛隊岩手地方協力本部長 |
26 | 元脇康司 | 2006年 | 7月31日 - 2008年11月30日陸上自衛隊富士学校主任教官 | 陸上自衛隊研究本部総合研究部 教訓課長 |
27 | 大野幸生 | 2008年12月 | 1日 - 2011年 4月18日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 陸上自衛隊幹部学校主任教官 |
28 | 梶原直樹 | 2011年 | 4月19日 - 2012年 3月29日陸上幕僚監部防衛部防衛課 業務計画班長 |
陸上幕僚監部人事部補任課長 |
29 | 石丸信二 | 2012年 | 3月30日 - 2014年 3月22日中部方面総監部防衛部訓練課長 | 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官 |
30 | 南川信隆 | 2014年 | 3月23日 - 2016年3月22日陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課 訓練・演習班長 |
陸上幕僚監部教育訓練部 教育訓練課長 |
31 | 岡部健 | 2016年 | 3月23日 - 2018年 7月31日陸上幕僚監部運用支援・情報部 運用支援課企画班長 |
陸上自衛隊教育訓練研究本部 主任訓練評価官 |
32 | 川口貴浩 | 2018年 | 8月 1日 - 2020年12月21日陸上幕僚監部運用支援・訓練部 運用支援課企画班長 |
陸上幕僚監部防衛部防衛課研究室長 |
33 | 竹内肇 | 2020年12月22日 - 2022年 | 8月18日陸上自衛隊教育訓練研究本部 企画調整官 |
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34 | 万波大介 | 2022年 | 8月19日 - 2024年 7月31日陸上幕僚監部人事教育部募集・援護課 援護班長 |
陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
35 | 西﨑心 | 2024年 | 8月 1日 -陸上自衛隊富士学校 諸職種協同センター計画課長 |
主要装備
編集- 99式自走155mmりゅう弾砲
- 99式弾薬給弾車
- 82式指揮通信車
- 対砲レーダ装置 JTPS-P16
- 対迫レーダ装置 JMPQ-P13
- 野戦特科射撃指揮装置 JGSQ-W3
- 気象測定装置 JMMQ-M5
- 野戦特科情報処理システム
- 1/2tトラック / 73式小型トラック
- 1 1/2tトラック / 73式中型トラック
- 3 1/2tトラック / 73式大型トラック
- 89式5.56mm小銃
脚注
編集- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
出典
編集- 『日本砲兵史 : 自衛隊砲兵過去現在未来』(陸上自衛隊富士学校特科会 編 1980.6)
- “防衛省人事発令”. 2014年3月23日閲覧。