穴澗
穴澗(あなま)は、北海道根室振興局色丹郡色丹村の集落。ロシア名はクラボザヴォーツク(ロシア語: Крабозаводское, ’蟹工場の町’の意)で、ロシアの行政地区ではサハリン州南クリル管区に位置する。
穴澗 | |
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丘から眺めた穴澗の風景 | |
北緯43度49分49秒 東経146度45分6秒 / 北緯43.83028度 東経146.75167度 | |
人口 | |
• 合計 | 947人 |
択捉島のヤースヌイ空港と国後島のメンデレーエフ空港を結ぶヘリコプター便のヘリポートが設けられている(同ヘリポートは日本の航空法に基づく設置ではない)。
2019年7月中旬、ロシア水産会社大手「ギドロストロイ」が建設した、ロシア最大級の水産加工工場が稼働する予定で[1]、稼働式典ではウラジーミル・プーチン大統領がテレビ中継で参加した[2]。日本の拿捕漁船乗組員の収容所があることで知られる。
村内では住宅の老朽化が問題となっている。色丹島は自然が豊かで、保護区が広いことから大規模な工事をしにくいことが背景にあるほか、同じ「南クリル地区」にあり、人口が多い国後島に予算や資材が優先されているという不満もある[3]。
脚注
編集- ^ “色丹島にロシア巨大水産加工場 7月稼働、実効支配強化:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年3月24日閲覧。
- ^ “プーチン氏、北方領土の工場稼働式に参加 テレ…(写真=ロイター)”. 日本経済新聞 電子版. 2020年3月24日閲覧。
- ^ “住宅が足りない 築20年超の仮設住宅もフル稼働@色丹島:朝日新聞GLOBE+”. 朝日新聞GLOBE+. 2020年3月24日閲覧。