神城駅
長野県北安曇郡白馬村にある東日本旅客鉄道の駅
神城駅(かみしろえき)は、長野県北安曇郡白馬村大字神城飯田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の駅である[1]。駅番号は「15」[報道 1]。
神城駅 | |
---|---|
駅舎(2021年8月) | |
かみしろ Kamishiro | |
◄16 南神城 (2.4 km) (1.5 km) 飯森 14► | |
所在地 | 長野県北安曇郡白馬村大字神城[1] |
駅番号 | 15 [報道 1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■大糸線 |
キロ程 | 55.2 km(松本起点) |
電報略号 | シロ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
33人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)10月25日[3] |
備考 |
歴史
編集- 1930年(昭和5年)10月25日:国鉄大糸南線の簗場駅 - 当駅間が開通し、開業[3]。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1932年(昭和7年)11月20日:当駅 - 信濃森上駅間が開通[3]。
- 1957年(昭和32年)8月15日:中土駅 - 小滝駅間が開通して全線開通し、大糸線と改称[3]。
- 1959年(昭和34年)7月17日:信濃大町駅 - 信濃四ッ谷駅(現・白馬駅)間を電化[4]。
- 1978年(昭和53年)9月22日:貨物の取扱を廃止[2][5]。
- 1982年(昭和57年):駅前広場整備[6]。
- 1983年(昭和58年)3月25日:荷物扱いを廃止し[新聞 1]、駅員無配置駅となる[新聞 2]。簡易委託化[要出典]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[7]。
- 1997年(平成9年)12月12日:鉄骨2階建ての2代目駅舎に改築[新聞 3]。
- 2014年(平成26年)
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、2面3線のホームを持つ地上駅[2]。互いのホームは跨線橋で連絡している[要出典]。ホームの長さが7両分しかないため、当駅にかつて停車していた9両編成の特急「あずさ」は両端の3・11号車はドアカットしていた[2]。山側の1線は飯森駅方面からしか発着できず架線もないため、もっぱら保線車両や除雪車両の留置に使われる[要出典]。
現在の駅舎は地元住民や企業が建設費を捻出して建設された鉄骨造2階建ての山小屋風のものである[1]。
白馬駅管理の簡易委託駅で[1]、業務は白馬五竜観光協会に委託されている[新聞 3]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■大糸線 | 上り | 松本方面[8] |
2 | 下り | 南小谷方面[8] |
-
待合室(2021年8月)
-
ホーム(2021年8月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は33人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 100 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 91 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 84 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 89 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 81 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 82 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 73 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 73 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 68 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 63 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 56 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 58 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 58 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 54 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 48 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 48 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 46 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 37 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 40 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 40 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)36 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)31 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)33 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)33 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集住宅がやや多い。
バス路線
編集- 神城駅前
- 白馬五竜
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集- ^ a b c d e f g h i 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、118頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 36号 松本駅・穂高駅・姨捨駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年4月21日、26頁。
- ^ a b c d 『東筑摩郡松本市塩尻市誌 第三巻 現代下』 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会、1965年。
- ^ 諸河久 松本典久 『JRローカル線』 保育社、1994年。ISBN 978-4586508587
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、210頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “白馬村の歩み”. 白馬村役場. 2015年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。 “神城駅前広場”
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ a b “駅構内図(神城駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “信州まつもと空港 シャトル便 予約サイト”. 安曇野市観光協会. 2018年4月6日閲覧。
報道発表資料
編集- ^ a b 『大糸線に「駅ナンバー」を導入します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道長野支社、2016年12月7日。オリジナルの2016年12月8日時点におけるアーカイブ 。2016年12月8日閲覧。
新聞記事
編集- ^ “日本国有鉄道公示第242号”. 官報 (16840). (1983年3月24日)
- ^ “「通報」●大糸線島内駅ほか8駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年3月24日)
- ^ a b “山小屋風の新駅舎に JR大糸線神城駅 2階に多目的ホール”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年12月22日)
- ^ “41人けが、全壊34棟 長野北部地震、余震70回に”. 中日新聞 (中日新聞社). (2014年11月24日)
- ^ “長靴姿で登校、大糸線が一部再開 県神城断層地震”. 中日新聞 (中日新聞社). (2014年11月26日)
- ^ “JR大糸線、全線復旧 15日ぶり、高校生ら歓迎” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2014年12月8日)
利用状況
編集- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - 東日本旅客鉄道
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(神城駅):JR東日本