石田英敬
石田 英敬(いしだ ひでたか、1953年 - )は、日本のフランス文学者、メディア情報学者。東京大学名誉教授[1]。記号論・メディア論専攻。フランスの思想家、ミシェル・フーコーの研究者として知られている。
人物情報 | |
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生誕 |
1953年??月??日 日本・千葉県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
甲陽学院 パリ第10大学大学院博士課程修了 |
学問 | |
活動地域 | 日本 フランス |
研究分野 | 記号論、情報記号論、情報学、メディア論 |
学位 | 人文科学博士 |
公式サイト | |
http://www.nulptyx.com/ |
経歴
編集千葉県生まれ[2]。1972年甲陽学院中学校・高等学校卒業、東京大学入学[3]、同大学文学部卒業[2]。1975年パリ第4大学留学[4]、1976年パリ第3大学留学[4]、1983年パリ第10大学大学院修士課程修了[2]、1985年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了[2]、同博士課程退学[5]、1989年パリ第10大学大学院博士課程修了(人文科学博士)[1][2]。
同志社大学専任講師、助教授を経て、東京大学教養学部助教授。1996年同大学大学院総合文化研究科教授。2000年より同大学大学院情報学環・学際情報学府教授。2009年より2012年まで同大学院情報学環長・学際情報学府長、2012年より2015年まで同附属図書館副館長・新図書館計画推進室長、2012年より同大学院総合文化研究科教授・同大学院情報学環教授(兼担)。2019年定年退任、名誉教授。
著書
編集単著
編集- 『記号の知/メディアの知-日常生活批判のためのレッスン』(東京大学出版会、2003)
- 『記号論講義』(ちくま学芸文庫、2020.7)上記に加筆修正。
- 『現代思想の地平』(放送大学教育振興会、2005)
- 『現代思想の教科書-世界を考える知の地平15章』(ちくま学芸文庫、2010)上記放送大学教材に加筆修正。
- 『自分と未来のつくり方-情報産業社会を生きる』(岩波ジュニア新書、2010)
- 『大人のためのメディア論講義』(ちくま新書、2016)
共著
編集- 『新記号論-脳とメディアが出会う時』(ゲンロン叢書2019) 石田英敬、東浩紀
編著
編集- 『「日の丸・君が代」を超えて』(鵜飼哲、坂元ひろ子、西谷修共編)(岩波ブックレット、1999)
- 『シリーズ言語態 言語態の問い』(山中桂一共編)(東京大学出版会、2001)
- 『シリーズ言語態 社会の言語態』(小森陽一共編)(東京大学出版会、2002)
- 『表象文化研究-芸術表象の文化学』(渡辺保、小林康夫共著) (放送大学教育振興会、2006) 放送大学大学院教材
- 『アルジャジーラとメディアの壁』(中山智香子、西谷修、港千尋共著)(岩波書店、2006)
- 『知のデジタル・シフト-誰が知を支配するのか?』(弘文堂、2006)
- 『デジタル・スタディーズ1 メディア哲学』(吉見俊哉、マイク・フェザーストーン共編)(東京大学出版会、2015)
- 『デジタル・スタディーズ2 メディア表象』(吉見俊哉、マイク・フェザーストーン共編)(東京大学出版会、2015)
- 『デジタル・スタディーズ3 メディア都市』(吉見俊哉、マイク・フェザーストーン共編)(東京大学出版会、2015)
翻訳
編集- 『ミシェル・フーコー思考集成』I ~ X巻 責任編集・共訳(筑摩書房、2000-02)
- 『フーコー・コレクション』1~6 責任編集・共訳(筑摩書房、2006)
- 『フーコー・ガイドブック』責任編集・共訳(筑摩書房、2006)
- 『ミシェル・フーコー講義集成 6 社会は防衛しなくてはならない』共訳(筑摩書房、2007)
- ジャック・デリダ『精神分析の抵抗-フロイト、ラカン、フーコー』鵜飼哲、守中高明共訳(青土社、2007)
- ベルナール・スティグレール『技術と時間 1 エピメテウスの過失』(西兼志訳) 監修 (法政大学出版局、2009)
- ベルナール・スティグレール『技術と時間 2 方向喪失』(西兼志訳)監修(法政大学出版局、2010)
- ベルナール・スティグレール『技術と時間 3 映画の時間と<難-存在>の問題』(西兼志訳)監修(法政大学出版局、2013)
出演
編集ネット番組
編集脚注
編集- ^ a b “石田英敬 - 研究者 - researchmap”. 2018年9月7日閲覧。
- ^ a b c d e “東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 – 石田 英敬”. 2018年9月7日閲覧。
- ^ 巻頭対談「読書の未来」石田英敬(東京大学附属図書館副館長)×立花隆、立花隆『読書脳――ぼくの深読み300冊の記録』(文藝春秋、2013年,文春文庫、2016年)所収 石田 私は一九七二年に東大に入ったんですが、立花さんはよくご存じのように、その頃は学生運動がどんどん暴力的になって、対立するグループの抗争が激しくなった頃でした。実は、立花さんの『中核vs革マル』(講談社文庫)に私の名前が出てくるんですよ。「石田君」と。 立花 えっ。 石田 インターネットで「石田英敬」を検索すると出てきますよ。当時の内ゲバで、中核派に友人が二人殺されました。その話が立花さんの本に出てくるんです。 立花 そうなんですか。石田さんとは何度もお会いしていますが、そういう過去をお持ちとは、全然気づきませんでした。 石田 その事件の後、私は日本にいられなくなって、七五年にパリに留学したんです。
- ^ a b “石田 英敬(イシダ ヒデタカ) - 教員一覧 - 東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部”. 2018年9月7日閲覧。
- ^ “石田英敬”. Schoo. 株式会社Schoo. 2018年9月7日閲覧。
外部リンク
編集- 石田英敬研究室
- 石田英敬ブログ - Blogger
- 石田英敬 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 石田英敬 - researchmap
- 石田英敬 (@nulptyx) - X(旧Twitter)
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- 石田英敬 - J-GLOBAL
- 日本の研究.com:192409
- 石田英敬の「現代思想の教室」シラス