石井徹也
日本の放送作家、演劇・演芸評論家 (1956-2024)
石井 徹也(いしい てつや、1956年12月10日[1] - 2024年3月21日)は、日本の放送作家、演劇・演芸評論家。
人物
編集東京都港区白金台町生まれ。麻布高校在学中の17歳から落語を聞き始める。早稲田大学中退[2]。大学在学中は落語研究会に所属[3]。
1981年より放送作家となり、宝塚歌劇、落語についての評論を執筆する。またテレビ番組の構成や脚本などを多く手掛ける。
2024年3月21日、死去。67歳没。訃報は同じ事務所に所属する放送作家の和田尚久が同月29日に自身のX(旧Twitter)にて明らかにした[4]。
2024年8月4日、下谷神社会館での「柳噺研究会(第30回)」は、柳家小さん(5代目)を顕彰する目的で会を立ち上げたメンバーのひとり石井を偲ぶ会として開催され、一部出演者による座談会が行われた。出演は柳家さん遊・五街道雲助・柳家小里ん・柳家小菊・桃月庵ぼんぼり。会の企画運営は橘右橘[5]。
構成を担当した番組
編集- 『森田一義アワー 笑っていいとも!』
- 『ひょうきん予備校』(「石井トチモチ徹也」名義)
- 『知ってるつもり?!』
- 『もっと過激にパラダイス』
著書
編集- 『宝塚見聞録』青弓社 1993.12
- 『宝塚風雲録 月組・星組篇』青弓社 1996.7
- 『宝塚風雲録 花組・雪組篇』青弓社 1996.8
- 『宝塚戦国記』青弓社 1998.3
- 『宝塚迷走録』青弓社 1999.5
- 『石井式宝塚評判記』1-2 青弓社 1999-2000
- 『十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋』編著、小学館 2010.5
- 『五代目小さん芸語録』柳家小里ん著、石井聞き手、中央公論新社 2012.5
- 『CDブック 東横落語会 古今亭志ん朝』(編著)小学館 2010.10
- 『新宿末廣亭うら、喫茶「楽屋」古今亭志ん朝、立川談志、柳家小さん、林家三平、桂文楽も通った名物喫茶、五十四年分の"はなし"』石川光子 述、石井著. アスペクト 2013.3
- 『CDブック 東横落語会 古今亭志ん朝』(編著)小学館 2010.10
執筆・編集協力
編集- 『KAWADE夢ムック 文藝別冊 古今亭志ん朝』河出書房新社 2014.10
脚注
編集- ^ 石井徹也『新宿末廣亭うら、喫茶「楽屋」』アスペクト、2013年3月7日。「表紙裏 著者紹介」
- ^ 『五代目小さん芸語録』
- ^ a b 佐藤友美 編『東京かわら版 2024年5月号 「訃報 石井徹也氏」』東京かわら版、2024年4月28日、32頁。
- ^ naonao200170の2024年3月29日のツイート、2024年3月31日閲覧。
- ^ 大有企画『東京かわら版2024年7月号 広告「追福 石井徹也」』東京かわら版、2024年6月28日、表3頁。ISBN 9784910085494。
外部リンク
編集- 石井徹也 - 放送作家集団ブルーマウンテン
- 石井徹也(@tesoro19561) - twitter