短期金利
短期金利(たんききんり、英: short-term interest rate)とは、償還期間の短い債券など期間の短い金融資産や負債の金利。長期金利と短期金利の区別は、通常期間が1年超を長期金利と呼び、1年以下を短期金利と言う。対義語は長期金利。
銀行の普通預金の金利は短期金利である(普通預金の利息は通常は年2回振り込まれるが、計算は毎日行っているので[1]、これは期間が1日の短期金利である)。その他、日本では無担保コール翌日物(銀行間の資金融通を行うコール市場の無担保翌日返済の借り入れ)や国庫短期証券(短期国債)などの金利が代表的である。コール翌日物には無担保物より古くからあった有担保の翌日物がある。そのほか現先市場の金利である現先レート、CDレート、FB(政府短期証券)レートがある。[2]
名称 | 期間 |
---|---|
短期 | 1年以下 |
中期 | 1年超 5年以下 |
長期 | 5年超 10年以下 |
超長期 | 10年超 |
概要
編集短期金利は、短い償還期間という理由からいくつか特徴がある。
- 短期債は流動性が高く、利率の変動が激しい。
- 金融政策の操作目標となる。
日本銀行は1998年~2013年は無担保コール翌日物金利を一定の水準に誘導することを金融政策の操作目標としていて、日本の政策金利だった。その前は、日本銀行から銀行への貸し出しに適用される公定歩合を政策金利としていた。