真白の恋
『真白の恋』(ましろのこい)は、日本の映画作品。富山県出身の新人監督・坂本欣弘が2014年春より制作を開始し、出身地である富山県で「日本のヴェニス」と呼ばれる射水市の新湊内川を中心にオール富山県ロケで撮影を行い、3年をかけて2017年2月11日に撮影地の富山県で先行公開。同年2月25日アップリンク渋谷より順次全国公開。キャッチコピーは「恋をした真白は、"普通"の女の子でした。」[1][2][3][4][5]
真白の恋 | |
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監督 | 坂本欣弘 |
脚本 | 北川亜矢子 |
原作 | 北川亜矢子 |
製作 |
坂本欣弘 北川亜矢子 |
製作総指揮 | 松下康平 |
出演者 |
佐藤みゆき 岩井堂聖子 福地祐介 山口詩史 杉浦文紀 及川奈央 村上剛基 深川格 内田もも香 長谷川初範 |
音楽 | 未知瑠 |
主題歌 | 山形麻美「真白の恋」 |
撮影 | 山田笑子 |
制作会社 | sagan pictures |
配給 | エレファントハウス |
公開 | 2017年2月25日 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2016年12月、文部科学省選定作品[6]。
2022年に映画を元にした「『真白の恋』〜世界で最も美しい湾〜朗読劇」が東京と富山で上演された[7]。
あらすじ
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族と共に富山県射水市の新湊内川地区で暮らしている。
見た目にはそれとわからないが、真白には、ごく軽度の知的障がいがある。
日常生活に支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。
ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやって来たフリーカメラマン油井景一と出会い、彼に恋心を抱く[1][2]。
登場人物
編集- 渋谷 真白
- 演 - 佐藤みゆき
- 富山県射水市の新湊内川地区に両親と同居している女の子。ごく軽度の知的障がいがある。
- 渋谷 雪菜
- 演 - 岩井堂聖子
- 真白のいとこ。真白の隣の家に住んでいて、近くのヘアーサロンで働いている。
- 油井 景一
- 演 - 福地祐介
- 東京から仕事で富山にやって来たカメラマン。
- 渋谷 夏江
- 演 - 山口詩史
- 真白の母。
- 渋谷 連
- 演 - 杉浦文紀
- 真白の兄。漁師をしている。
- 渋谷 美咲
- 演 - 及川奈央
- 真白の兄の結婚相手。
- (クガヤマ巡査)
- 演 - 村上剛基
- (アミヤ写真館の店主)
- 演 - 深川格
- 新井 みずき
- 演 - 内田もも香
- 富山県観光課の職員。
- 渋谷 晴臣
- 演 - 長谷川初範
- 真白の父。しぶやサイクルの店主。
スタッフ
編集- 監督 - 坂本欣弘
- 原作・脚本 - 北川亜矢子
- 企画制作 - 坂本欣弘、北川亜矢子
- 製作総指揮 - 松下康平
- エグゼクティブプロデューサー - 松尾直樹
- 協賛プロデューサー - 坂丸弓乃
- プロデューサー - 深川格、増田英明
- 音楽 - 未知瑠
- 主題歌 - 山形麻美「真白の恋」(作詞:北川亜矢子、作曲・編曲:未知瑠)
- 撮影 - 山田笑子
- 制作プロダクション - sagan pictures
- 配給 - エレファントハウス
出典:[1]
備考
編集映画祭出品
編集受賞歴
編集朗読劇
編集- 映画を元にした「『真白の恋』〜世界で最も美しい湾〜朗読劇」が2022年11月3日から5日まで竹芝ニューピアホール[7]、11月26日に氷見市芸術文化館で上演された[17][18]。
- 朗読劇の脚本は、映画で原作・脚本を手がけた北川亜矢子。主人公・渋谷真白役は早見あかり、油井景一役は浦井健治と廣瀬智紀のWキャスト[7]。
- 物語の舞台が朗読劇では氷見市になっている[19]。
キャスト(朗読劇)
編集スタッフ(朗読劇)
編集- 脚本 - 北川亜矢子
- 演出 - 土田英生
- プロデューサー - 河出洋一(氷見市文化振興財団)
- 共同プロデューサー - 高成麻畝子
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d 「オフィシャルサイト」。2024年10月24日閲覧。
- ^ a b “真白の恋”. MOVIE WALKER PRESS. 株式会社ムービーウォーカー. 2024年10月24日閲覧。
- ^ a b 「映画『真白の恋』ロケ地マップ (PDF)」万葉線。2024年10月24日閲覧。
- ^ a b 「『真白の恋』公開記念特番」2017年2月3日。2024年10月24日閲覧。
- ^ “新人・坂本欣弘監督、3年かけたデビュー作『真白の恋』公開に万感「ようやくここまで来られた」”. 映画.com. (2017年2月25日) 2018年4月13日閲覧。
- ^ 「映像作品等選定一覧(平成28年12月)」文部科学省。2024年10月24日閲覧。
- ^ a b c 吉田沙奈「早見あかり、浦井健治らが富山の豊かな自然と初々しい恋の美しさを伝える『「真白の恋」〜世界で最も美しい湾〜朗読劇』が開幕」『SPICE』イープラス、2022年11月3日。2024年11月6日閲覧。
- ^ 佐藤みゆき「CINEMA Life!『真白の恋』佐藤みゆき 単独インタビュー」『CINEMA Life!』(インタビュー)(インタビュアー:坂東樹)、キャラフル、2017年2月11日。2024年10月24日閲覧。
- ^ 「コンペティション・長編部門」『新人監督映画祭』日本映画監督新人協会。2021年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月24日閲覧。
- ^ 「ある視点部門」TAMA映画フォーラム実行委員会。2024年10月24日閲覧。
- ^ 「各賞受賞者・来場者数のご報告」『なら国際映画祭2016』なら国際映画祭実行委員会、2016年9月23日。2024年10月24日閲覧。
- ^ 「長編部門」『福井映画祭』。2024年10月24日閲覧。
- ^ 「第26回上映作品のご紹介」『あきた十文字映画祭』。2017年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月24日閲覧。
- ^ “第4回なら国際映画祭、コンペ最高賞はイラン映画 ホスピタリティに国内外ゲストが感激”. 映画.com. (2016年9月22日) 2018年4月13日閲覧。
- ^ “福井映画祭11TH受賞結果を発表いたします!”. 福井映画祭公式サイト (2017年2月13日). 2018年4月13日閲覧。
- ^ “第32回高崎映画祭最優秀作品賞は阪本順治監督『エルネスト』に決定”. 映画.com. (2017年12月21日) 2018年4月13日閲覧。
- ^ 「朗読劇『真白の恋』作品の舞台 氷見市で上演 富山」チューリップテレビ、2022年11月26日。2024年10月25日閲覧。
- ^ 「朗読劇『真白の恋』26日上演 豪華キャストが見どころ語る 富山・氷見市」チューリップテレビ、2022年11月24日。2024年10月25日閲覧。
- ^ 「【サンデーひみ】2022年11月号 朗読劇「真白の恋」芸術文化館オープニングシリーズ」氷見市、2022年11月16日、 該当時間: 1:43。YouTubeより2024年11月6日閲覧。
- ^ 「早見あかり、初の朗読劇に「特有の流れの速さにドキドキ」3日開幕『真白の恋』」中日新聞社、2022年11月2日。
関連項目
編集外部リンク
編集- 映画
-
- 映画「真白の恋」オフィシャルサイト
- 真白の恋 (1684182575163047) - Facebook
- 映画「真白の恋」 (@mashirono_koi) - X(旧Twitter)
- 真白の恋 - allcinema
- 真白の恋 - KINENOTE
- 朗読劇
-
- 『真白の恋』〜世界で最も美しい湾―朗読劇 - ウェイバックマシン(2023年4月10日アーカイブ分)