白石島の鎧岩
岡山県笠岡市白石島にある奇岩
鎧岩(よろいいわ)は、岡山県笠岡市白石島にある奇岩である。白石島の鎧岩(しらいしじまのよろいいわ)の名称で、天然記念物に指定されている(1942年10月14日指定)[1] 。
概要
編集白石島中央の鬼ヶ城山山頂にあり、アプライト(半花崗岩)の岩脈が花崗岩を貫いて噴出したものである[2][3]。大小2ヶ所に分かれ、上側が幅2.4m、高さ1.8m、下側が幅3m、高さ8.2mの大きさである[2]。岩脈に発達した方状節理の様子や、アブライトが花崗岩の表面に張り付く様子が、大鎧の大袖のように見えることから「鎧岩」と名付けられた[2]。
脚注
編集参考文献
編集- 光野千春ほか解説 著、山陽新聞社出版局編 編『岡山の地学』山陽新聞社〈原色図鑑〉、1982年。ISBN 4-88197-108-5。
- 山陽新聞社編(英語)『岡山の美と心 : 文化財写真集』山陽新聞社出版局、1990年。ISBN 4-88197-330-4。
- 沼野忠之 著「誰が着たのか白石島のよろい岩!?」、山陽新聞社編 編『不思議発見岡山のなぞ!?』山陽新聞社、1995年、115-117頁。ISBN 4-88197-562-5。
関連項目
編集外部リンク
編集座標: 北緯34度23分59.16秒 東経133度30分53.65秒 / 北緯34.3997667度 東経133.5149028度