畑端省吾
畑端 省吾(はたばた しょうご、1982年3月30日 - )は、JRA・栗東トレーニングセンター所属の調教師・元騎手。
畑端省吾 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 北海道新ひだか町(旧三石町)[1] |
生年月日 | 1982年3月30日(42歳) |
身長 | 152.3cm(2020年) |
体重 | 45.0kg(〃) |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 |
栗東・坂口正則(2000.3.1 - 2007.6.20) 栗東・フリー(2007.6.21 - 2020.12.31) |
初免許年 | 2000年 |
免許区分 | 平地・障害[2] |
騎手引退日 | 2020年 |
通算勝利 | 1586戦50勝 |
来歴
編集騎手時代
編集2000年、第16期生としてJRA競馬学校騎手課程を卒業。同期には嘉藤貴行、金子光希、小林慎一郎、鈴来直人、田嶋翔、西原玲奈らがいる。栗東・坂口正則厩舎に所属し、3月19日の中京3Rで自厩舎のゴールドカントリーで逃げ切り初勝利を挙げた(17戦目)。デビュー年は191戦4勝という成績を残す。
2年目の2001年には自身最多の13勝を挙げ、翌2002年8月18日の小倉10R阿蘇ステークス(OP)では7番人気ダンシングテンに騎乗し、安藤勝己騎乗の1番人気キタサンチャンネルを差し切って特別レース初勝利[3]。2003年にはシリウスステークス(GIII)でタガノラフレシアに騎乗しJRA重賞初騎乗を果たす(14着)。
見習騎手から外れた2003年以降は騎乗数・勝利数ともに下降線を辿り、2007年6月21日付でフリーとなった[4]。
2007年10月20日以来勝ち星から遠ざかっていたが、2010年12月12日、阪神4R新馬戦をイチドラゴンで制し、約3年1か月ぶりの勝利を挙げた[5]。
その後は2011年に1勝、2013年に1勝を挙げたのみで再び勝ち星から遠ざかったが、2015年9月2日に笠松のJRA交流・鈴蘭賞で地方初勝利を挙げ、2017年最初の騎乗となった1月7日の京都4Rをペプチドアルマで制し、約3年2か月ぶりのJRAでの勝利を挙げた(その後ほとんど騎乗機会がなかったため、同年は2月半ばまで畑端が勝率リーディング1位だった)。
2017年2月4日の東京6R新馬戦では、父ディープインパクト、母スイープトウショウという須貝尚介厩舎の超良血馬スイーズドリームスに騎乗。本来は2週後の新馬戦が本線だったが除外を見越した投票で36分の5の抽選を突破してしまい、畑端の騎乗でデビューし3番人気で4着に終わった[6]。また、最後の直線で蛇行したことについて過怠金30,000円の処分を受け、次走では武豊に乗り替わった。
2018年5月29日から6月11日まで村田一誠と共にアイルランドで研修を行った[7]。
2018年12月28日の中山6Rでクリストフ・ルメールが年間213勝のJRA新記録を達成した際、2着に入ったのが13番人気サンマルベスト騎乗の畑端で、ゴール後に誰よりも早くルメールと握手し祝福している[8]。
2021年度の新規調教師免許試験に4回目の受験で合格したため[9]、2020年12月31日をもって騎手を引退し翌2021年1月1日より調教師に転身[10]、2021年3月1日付で栗東所属の調教師として新規開業する[11]。最終騎乗週となった2020年12月26日中山8Rをサンマルベストに騎乗して勝ち、節目の50勝目が現役最後の勝鞍となった[12]。
騎手免許は平地競走と障害競走の両方を所持していたが障害競走への騎乗経験はなかった。
調教師時代
編集2021年3月20日、阪神第9R淡路特別にモイで初出走。
2021年3月28日、中京第6Rをゴーゴーレイワで初勝利[13]。開業して9戦目だった。
騎乗成績
編集年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
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2000年 | 中央 | 4 | 6 | 6 | 191 | .021 | .052 | .084 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 3 | .000 | .000 | .000 | |
2001年 | 中央 | 13 | 11 | 10 | 216 | .060 | .111 | .157 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | .000 | .000 | |
2002年 | 中央 | 8 | 13 | 10 | 281 | .028 | .075 | .110 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 2 | .000 | .000 | .000 | |
2003年 | 中央 | 4 | 10 | 5 | 170 | .024 | .082 | .112 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2004年 | 中央 | 4 | 7 | 7 | 107 | .037 | .103 | .168 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2005年 | 中央 | 2 | 1 | 6 | 76 | .026 | .039 | .118 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2006年 | 中央 | 3 | 5 | 2 | 69 | .043 | .116 | .145 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2007年 | 中央 | 1 | 0 | 2 | 42 | .024 | .024 | .071 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2008年 | 中央 | 0 | 0 | 1 | 35 | .000 | .000 | .029 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2009年 | 中央 | 0 | 0 | 1 | 14 | .000 | .000 | .071 |
地方 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 1.00 | 1.00 | |
2010年 | 中央 | 1 | 0 | 0 | 17 | .059 | .059 | .059 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | .000 | .000 | |
2011年 | 中央 | 1 | 0 | 2 | 16 | .063 | .063 | .188 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2012年 | 中央 | 0 | 1 | 1 | 24 | .000 | .042 | .083 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2013年 | 中央 | 1 | 2 | 0 | 36 | .028 | .083 | .083 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2014年 | 中央 | 0 | 0 | 0 | 45 | .000 | .000 | .000 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2015年 | 中央 | 0 | 3 | 0 | 38 | .000 | .079 | .079 |
地方 | 1 | 1 | 1 | 4 | .250 | .500 | .750 | |
2016年 | 中央 | 0 | 1 | 4 | 53 | .000 | .019 | .094 |
地方 | 2 | 1 | 2 | 6 | .333 | .050 | .833 | |
2017年 | 中央 | 3 | 2 | 3 | 38 | .079 | .132 | .211 |
地方 | - | - | - | - | - | - | - | |
2018年 | 中央 | 0 | 2 | 0 | 41 | .000 | .049 | .049 |
地方 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | |
2019年 | 中央 | 4 | 0 | 2 | 42 | .095 | .095 | .143 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | .000 | .000 | |
2020年 | 中央 | 1 | 3 | 3 | 35 | .029 | .114 | .200 |
地方 | 0 | 0 | 0 | 2 | .000 | .000 | .000 | |
中央 | 50 | 67 | 65 | 1586 | .032 | .074 | .115 | |
地方 | 4 | 3 | 3 | 23 | .174 | .304 | .435 |
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2000年3月4日 | 1回中京1日4R | 4歳未出走 | レガシーチャート | 14頭 | 11 | 11着 |
初勝利 | 2000年3月19日 | 1回中京6日3R | 4歳未勝利 | ゴールドカントリー | 9頭 | 1 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2003年10月5日 | 4回阪神8日11R | シリウスステークス | タガノラフレシア | 14頭 | 12 | 14着 |
主な騎乗馬
編集- ダンシングテン(2002年阿蘇ステークス)
調教師成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2021年3月20日 | 1回阪神11日9R | 淡路特別 | モイ | 14頭 | 7 | 9着 |
初勝利 | 2021年3月28日 | 2回中京6日6R | 4歳以上1勝クラス | ゴーゴーレイワ | 16頭 | 7 | 1着 |
重賞初出走 | 2022年4月17日 | 2回阪神8日 | アンタレスステークス | アルーブルト | 16頭 | 9 | 11着 |
脚注
編集- ^ “開業して間もなく2か月の畑端省吾調教師「誠意は馬にも伝わると思う」”. スポーツ報知. 2022年5月14日閲覧。
- ^ “平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ 阿蘇ステークス
- ^ “畑端省吾騎手、フリーに”. ラジオNIKKEI. 2022年5月14日閲覧。
- ^ 畑端騎手3年1カ月ぶりV
- ^ 超良血スイーズドリームスが畑端で初陣「長く脚を使うタイプ」
- ^ 畑端&村田、アイルランド研修へ海外渡航届提出
- ^ ルメールが武豊超えの213勝!JRA年間最多勝記録を更新
- ^ “畑端省吾、念願かない涙「夢の中にいるような気持ち」”. スポーツニッポン. 2022年5月14日閲覧。
- ^ “2021年度 新規調教師免許試験合格者 JRA”. www.jra.go.jp. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “新規開業調教師 JRA”. www.jra.go.jp. 2020年12月21日閲覧。
- ^ 畑端が現役最終週に今年初V netkeiba.com、2020年12月26日、2020年12月28日閲覧
- ^ “畑端省吾師が中京6Rで開業初勝利「とりあえずホッとしています」”. www.sponichi.co.jp. 2021年3月28日閲覧。