甑山郡(チュンサンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国平安南道に属する

平安南道 甑山郡
位置
各種表記
チョソングル: 증산군
漢字: 甑山郡
日本語読み仮名: そうざんぐん
片仮名転写: チュンサン=グン
ローマ字転写 (MR): Jŭngsan kun
統計(2008年
面積: 346.32 km2
総人口: 113,613 人
行政
国: 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
上位自治体: 平安南道
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地理

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西に黄海西朝鮮湾)に面する平野部の郡である。

隣接行政区

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行政区域

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1邑・17里を管轄する。

  • 甑山邑(チュンサヌプ)
  • 広済里(クァンジェリ)
  • 金宋里(クムソンニ)
  • 楽生里(ラクセンニ)
  • 龍徳里(リョンドンニ)
  • 林城里(リムソンニ)
  • 満豊里(マンプンニ)
  • 務本里(ムボンニ)
  • 文洞里(ムンドンニ)
  • 鉢山里(パルサンニ)
  • 沙川里(サチョンニ)
  • 石多里(ソクタリ)
  • 新興里(シヌンニ)
  • 二鴨里(イアムニ)
  • 赤松里(チョクソンニ)
  • 清山里(チョンサンニ)
  • 豊井里(プンジョンニ)
  • 咸従里(ハムジョンニ)

歴史

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前近代・近代

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高麗時代、江西県に甑山郷が置かれたのが、甑山の地名の起こりである。

朝鮮王朝時代には平安道に甑山県(長官:県令)が置かれた。

1895年に平壌府所属の甑山郡となり(二十三府制)、1896年に平安南道所属となった(十三道制)。

日本統治時代の1914年に行われた行政区画統廃合によって甑山郡は廃止された。大部分は咸従郡などとともに江西郡に編入され、一部は平原郡に編入された。

第二次世界大戦後

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第二次世界大戦後、甑山郡は北朝鮮政府によって再設置される。

1952年12月、江西郡の咸従面・新井面・甑山面・赤松面・星台面・班石面・双龍面が分割され、甑山郡が新設された(1邑23里)。

1958年には安石里を温泉郡に移管、1959年に6里を大同郡に編入した。

2003年時点で、1邑17里から構成される。

年表

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この節の出典[1]

  • 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安南道江西郡咸従面・新井面・甑山面・赤松面・星台面・班石面・双龍面をもって、甑山郡を設置。甑山郡に以下の邑・里が成立。(1邑23里)
    • 甑山邑・清山里・沙川里・文洞里・林城里・班石里・広済里・楽生里・務本里・新興里・二鴨里・豊井里・赤松里・龍徳里・石多里・可庄里・星台里・金宋里・馬山里・硯谷里・鉢山里・咸従里・長安里・安石里
  • 1953年 - 星台里が分割され、星三里・星七里が発足。(1邑24里)
  • 1958年 (1邑23里)
    • 安石里が温泉郡に編入。
    • 長安里の一部が温泉郡麻永里に編入。
  • 1959年9月 (1邑17里)
    • 馬山里・星三里・星七里・可庄里・班石里・硯谷里が大同郡に編入。
    • 新興里の一部が豊井里に編入。
  • 1962年 - 二鴨里の一部が豊井里に編入。(1邑17里)
  • 1981年 - 長安里が満豊里に改称。(1邑17里)

交通

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鉄道

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脚注

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外部リンク

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