猿川真寿
競技麻雀のプロ雀士
猿川 真寿(さるかわ まさとし、1979年4月18日 - )は、競技麻雀のプロ雀士[1]。静岡県静岡市出身[2]、日本プロ麻雀連盟所属(現在、同団体内での段位は七段)[3]。BEAST X所属[4]。
基本情報 | |||||
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出身地 | 静岡県静岡市 | ||||
生年月日 | 1979年4月18日(45歳) | ||||
プロ入会 | 2001年 17期 | ||||
所属団体 | 日本プロ麻雀連盟 | ||||
Mリーグ | |||||
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来歴
編集小学2年生のときに本で麻雀を学ぶ[1]。5歳上の兄と兄の友達と一緒に遊びたい気持ちからだったという[5]。
地元の中高を卒業し、コンピュータ関係の専門学校に進学。麻雀店でのアルバイトを始めた。麻雀に没頭した結果、単位が足りなくなり2年時に中退[5]。麻雀店の社員として働いていた19歳から23歳までの3年半は、年間約3,000半荘打ち込んだ日々が自分の麻雀のベースになっていると語っている[5]。
2001年、20歳のときに日本プロ麻雀連盟に入会(17期)[6]。同期は勝又健志、近藤久春、HIRO柴田、藤島健二郎など[2]。
連盟ではA2リーグ(2013・2014年はA1リーグ)を主戦場とする一方で麻雀最強戦(2013年以降、9回出場中5回ファイナル進出[1])やRTDリーグ(2017年以降[7])など、他団体の雀士が集う大会にも積極的に参加し頭角を現す。
2023年6月30日、Mリーグ・2023年シーズンから新参入のBEAST Japanextからドラフト1巡目全体1番目で指名され[8]、同年7月5日にはMリーグ機構より契約合意が発表された[4]。
雀風・人物
編集- 攻撃重視で鳴きも駆使するキレ味鋭い雀風だが、場面によっては独特な切り順から高打点の手に仕上げる事が有り、その雀風を「モンキーマジック」と称されることがある[1]。一方で「プロ雀士サル」という通り名も持つ[1]。
- そのキャラクターから「麻雀界稀代の天才児にして問題児」「昭和最後の破天荒雀士」などと称されることもある[9]。
- 2016年8月に同団体の石田亜沙己との結婚を発表[10][5]。2017年に男児が誕生[5]。
- 2023年5月、赤羽にノーレート麻雀店『mono』をオープンした[11]。
- 趣味は将棋。麻雀と同じ小学2年生、7歳の頃に始めた。高校時代は将棋部に所属[5]。将棋棋士の広瀬章人や瀬川晶司と交流がある[5]。他に推理小説を読むことも多く、好きな作家は東野圭吾と中山七里[5]。
Mリーグ成績
編集シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 最高スコア | 4着回避率 | 連対率 | トップ率 | 平均 着順 |
1着 | 1.5 | 2着 | 2.5 | 3着 | 3.5 | 4着 | 参照 | ||||
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Pt | 順位 | 平均 | 点 | 順位 | 率 | 順位 | ||||||||||||||
2023-24 | BEAST Japanext | 29 | 28.4 | 14/36 | 1.0 | 57,100 | 24/36 | 0.7586 | 17T/36 | 48.3% | 31.0% | 2.45 | 9 | 0 | 5 | 0 | 8 | 0 | 7 | [12] |
通算 | 29 | 28.4 | 1.0 | 57,100 | 75.9% | 48.3% | 31.0% | 2.45 | 9 | 0 | 5 | 0 | 8 | 0 | 7 |
- 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
- 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 最高スコア | 4着回避率 | 連対率 | トップ率 | 平着 | 1着 | 1.5 | 2着 | 2.5 | 3着 | 3.5 | 4着 | ||
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Pt | 平均 | ||||||||||||||||
セミファイナルシリーズ | |||||||||||||||||
セミファイナル通算 | セミファイナルシリーズ未出場 | ||||||||||||||||
ファイナルシリーズ | |||||||||||||||||
ファイナル通算 | ファイナルシリーズ未出場 |
主な戦績
編集出演
編集映画
編集- 麻雀最強戦 the movie(2022年11月18日公開、マグネタイズ)監督:原澤遊風[13]
Vシネマ
編集- 灼熱の闘牌録! 鉄火場のシン 卓上に賭けた絆(2014年9月3日、竹書房)監督:松岡孝典 原作:荒正義 - 特別出演[14][15]
ウェブテレビ
編集- 天 天和通りの快男児 第2話・第3話 (2018年10月4日、Paravi) - 第2話 ~第12話まで全話一挙配信
脚注
編集- ^ a b c d e f “猿川真寿(さるかわまさとし)、モンキーマジックで魅せる奇跡のアガリ”. キンマweb. 竹書房 (2021年11月15日). 2022年9月28日閲覧。
- ^ a b “勝負師~episode3 「ライバルはいない。この好きな麻雀で生活できれば、それ以上も以下もない」猿川真寿【文・荒正義】|近代麻雀ノート”. note(ノート) (2023年2月18日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ “猿川 真寿(さるかわ まさとし)”. 龍龍. MNS. 2022年9月28日閲覧。
- ^ a b “Mリーグ2023-24シーズン Mリーガー全36名との選手契約合意のお知らせ”. M.LEAGUE(Mリーグ) (2023年7月5日). 2023年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “猿川真寿の麻雀観「対人ゲームならではの心理戦が一番の魅力」 Mリーガー列伝(39)”. 麻雀ウォッチ (2023年12月11日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ a b ““超脱力パパ”が本気になった!新Mリーガー猿川真寿、妻子に誓う活躍「頑張る時期が来た」 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES (2023年10月17日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ “麻雀プロ・猿川真寿、プロ級雀士・萩原聖人の一喝で覚醒「直感を磨き上げて挑む」”. ABEMA麻雀TIMES (2019年3月14日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ “『Mリーグ』ドラフト会議 BEAST Japanextはプロ棋士でプロ雀士の鈴木大介を指名 菅原千瑛、猿川真寿、中田花奈も”. ORICON NEWS (2023年6月30日). 2023年6月30日閲覧。
- ^ “麻雀界稀代の天才児にして問題児!猿川真寿がプロ雀士の夫婦事情を綴る、異色コラムスタート‼︎”. キンマweb. 竹書房 (2020年4月17日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ “人気女流プロ雀士の石田亜沙己が結婚と第1子妊娠を報告 お相手は猿川真寿プロ”. 2022年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月30日閲覧。
- ^ “猿川さんお店”. 瀬川晶司のシャララ日記 (2023年5月27日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ “チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2024年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月5日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
- ^ 麻雀最強戦 the movie - allcinema 2024年3月3日閲覧
- ^ 灼熱の闘牌録! 鉄火場のシン 卓上に賭けた絆 - allcinema 2024年3月13日閲覧
- ^ 灼熱の闘牌録! 鉄火場のシン 卓上に賭けた絆 - ファミリー劇場 2024年3月13日閲覧
外部リンク
編集- 猿川真寿 (@saryuru) - X(旧Twitter)
- 猿川真寿 (saryuru) - note