犯罪広告
松本清張の小説
『犯罪広告』(はんざいこうこく)は、松本清張の短編小説。「黒の様式」第2話として『週刊朝日』に連載され(1967年3月3日号 - 4月21日号)、1967年8月に短編集「黒の様式」収録の一作として、光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された。
犯罪広告 | |
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作者 | 松本清張 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
シリーズ | 「黒の様式」第2話 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 | 『週刊朝日』 1967年3月3日 - 4月21日 |
出版元 | 朝日新聞社 |
挿絵 | 田代光 |
刊本情報 | |
刊行 | 『黒の様式』 |
出版元 | 光文社 |
出版年月日 | 1967年8月1日 |
装幀 | 伊藤憲治 |
題字 | 朝倉摂 |
挿絵 | 朝倉摂 |
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1979年にテレビドラマ化されている。
あらすじ
編集熊野灘に面した南紀の町で、おもだった人々の家に、相次いで殺人告発の広告が投げ込まれた。
広告主の末永甚吉によれば、「20年前に、池浦源作は、私の母である末永セイを殺害し、家の床下に埋めた、と私は確信している。警察に訴えたところ、既に時効が過ぎ、源作を罰することはできないというが、せめて母の遺体を床下から収容したい。源作は私に会おうとしないが、これは彼の心にやましいことがあるからだ。そうでないなら、私の疑いを晴らすために床下の土を掘るべきだ」。
源作は狂人を相手にするだけ損だとして応じなかった。しかし、小さな町の中でこの広告が大きな話題となったため、警察署長は根回しをして、床下を掘ることを源作に承諾させる。
こうして死体をめぐる攻防戦が始まった。だが…。
エピソード
編集テレビドラマ
編集松本清張の犯罪広告 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 松本清張『犯罪広告』 |
脚本 | 吉田剛 |
監督 | 水川淳三 |
出演者 | 檀ふみ、田村亮、南原宏治 |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1979年1月20日 |
放送時間 | 21:00 - 22:24 |
放送枠 | 土曜ワイド劇場 |
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「松本清張の犯罪広告」。1979年1月20日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:00-22:24)にて放映。視聴率17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[2]。
- キャスト
- 末永ユリ子:檀ふみ
- 末永甚吉:田村亮
- 川辺金次郎:小倉一郎
- 寺下勇:渡辺篤史
- 友子:新橋耐子
- 組合長:草薙幸二郎
- 警察署長:多々良純
- 池浦源作:南原宏治
- 高杉哲平、粟津號、志賀真津子、村上記代、土田桂司、宮本茂、市東昭典、細島寛、須川尋貴、城戸卓、光映子、志馬琢哉、高杉和宏、加島潤、今井健太郎、羽生昭彦、三浦浩史、倉沢満夫、塙美妃、後藤泰子、谷よしの
- スタッフ
テレビ朝日系列 土曜ワイド劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
松本清張の犯罪広告
(1979.1.20) |
遭難
(1979.1.27) |