- 寿永2年(1183年)、南都焼討後に製作された東大寺法華経(運慶願経)の奥書に快慶、良慶、寛慶、円慶、俊慶、仁慶、静慶等とともに結縁の記名があり、運慶最初期の弟子の一人で慶派の重要人物とみられる。
- 東大寺、興福寺の仏像復興事業で慶派の重鎮として運慶を補佐し、運慶没後は独立し各地で仏像を製作したようで、運慶の補佐時代に比べ独立後は荒いが伸びやかな作風が知られる。
- 興福寺北円堂本尊の弥勒如来像(建暦2年(1212年)頃、国宝) - 運慶の指導のもとで静慶と製作したという。
- 如意輪寺蔵王権現像(嘉禄2年(1226年)、重要文化財)