湯田伸子
湯田 伸子(ゆだ のぶこ、1954年4月8日 - 2016年2月27日)は、日本の漫画家。福島県会津出身。お茶の水女子大学卒業。
来歴
編集福島県立会津女子高等学校卒業後、お茶の水女子大学文教育学部入学。在学中に漫画研究会を創設し、初代会長となる(在学中の後輩に柴門ふみがいる)。同大SF研究会にも入会し、のちに会長になる。[1]
「漫波」「まんぱコミック」「ぱふ」等に作品を発表した後、1978年「プリティプリティ(漫画ラブ&ラブ臨時増刊号)」(せぶん社)掲載の『たそがれの扉』で一般向け商業誌デビューした[要出典]。
一時期、大島弓子のアシスタントをしていたこともあり、『グーグーだって猫である』に「Nさん」として登場している。
2016年2月27日病没。享年61。
単行本リスト
編集- グッドラック(主婦の友社、GLコミックス、1981年)
- (「勝手にモアベター」「Sea Feaver」「相聞」「ハイ・アングザイエティ」「グッドラック」収録)
- 時のオルフェ炎の道行(東京三世社、マイコミックス、1981年)
- (「修道士の方程式」「七月ひなまつり」「パールハーバー」「時のオルフェ炎の道行」「新聞狂時代」「カナリア写真館」「九段の母」「ラジオ大連」「いつか波の音を」「懐かしの八月」「数多の部屋数多の階段」「硝子戸の中」収録)
- 雲雀(朝日ソノラマ、サンコミックス・ストロベリー・シリーズ、1983年)
- (「雲雀」「スイート・メタルの午後」「夏の写真のように」「眠れパリ」「ジョン・スミスの頃」「美しいロスマリン」収録)
- ささなみのアケロン(朝日ソノラマ、サンコミックス・ストロベリー・シリーズ、1985年)
- (「機械狩り」「ゾイン199」「Martin Bay Blues」「惑星ドミナス」「Green Thought」「ナイト キャノピィ」「スターウォーズのいいファン ふつうのファン 悪いファン」「読書狂の地獄」「裏庭の淡き木影」「ささなみのアケロン」収録)
- 土曜ハウスへようこそ(主婦の友社、GLコミックス、1985年、全3巻)
- (「土曜ハウスへようこそ」収録)
- ロマンシング・ガール(少年画報社、ヒットコミックス、1986年)
- (「ロマンシング・ガール」「パセリデイズ」「ひまわり2号故障中」「7年目の雪ワイン」「ローランサンはお好き?」「ジャパネスクで行こう」収録)
- スイート・メタルの午後(東京三世社、ベル・コミックス、1993年)
- (「美しいロスマリン」「スイート・メタルの午後」「ささなみのアケロン」「修道士の方程式」「ナイト キャノピィ」「時のオルフェ炎の道行」「ラジオ大連」「ゾイン199」「読書狂の地獄」収録)
主な未収録作品
編集- 名探偵ハンディダンディ(まんぱコミック、1977年2~4月号)
- たそがれの扉(プリティプリティ(漫画ラブ&ラブ臨時増刊)、1978年7月号)
- ホルツブッフの魔女(月刊プリティプリティ、1978年9月号)
- メリジェイン事件(月刊プリティプリティ、1978年10月号)
- 嘆きのレダ(月刊プリティプリティ、1978年11月号)
- マダム・マーブルの遺産(月刊プリティプリティ、1978年12月号)
- 悪魔のようなあなた(JUNE、1979年2月号)
- 真夜中にテレビを(ギャルズコミックDX、1981年初夏の号)
- コスモス屋敷(ギャルコミ、1982年春の号、初夏号、夏休み号)
- アリスを探す方法(ギャルコミ、1982年秋の号)
- 三月(JUNE、1984年5月号)
- 月がわたしを…(マリィ、1985年4月号)
- 午後三時の眠り姫(MAY、1986年6月号)
- アンティークな彼女(MAY、1987年10月号)
- ストロベリー・タクシーウーマン(MAY、1988年3月号)
- ターザンに告ぐ(MAY、1988年8月号)
- ラジオオクトーバー(MAY、1988年10月号)
- 上海Ⅲ(MAY、1989年5月号)
- Dear 年下さま(MAY、1990年2月号)
- 七の幌馬車 八の汽船(最高の主婦たち、2005年4月号)
脚注
編集- ^ 湯田伸子の仕事、2017年8月30日発行。