海軍十字章
概要
編集陸軍の殊勲十字章、空軍の空軍十字章及び沿岸警備隊の沿岸警備隊十字章と同等で、最高位の名誉勲章に次ぐ二番目に高位に位置付けられている。通常はアメリカ海軍及び海兵隊の構成員に授与されるが、それ以外のアメリカ軍関係者にも授与できる。受章資格者は「戦闘において比類ない英雄的行為をした者」。海軍長官が授与する。
議会立法により確立され、1919年2月4日に承認された。海軍殊勲十字章と訳される場合も多い。殊勲十字章(Distinguished Service Cross)及び空軍十字章(Air Force Cross)と称する勲章は他の国にも存在するが、Navy Crossはアメリカ合衆国のみに存在する勲章である。
主な受章者
編集海軍
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海兵隊
編集- ルイス・B・プラー (Lewis B. "Chesty" Puller) (5度の受章)
- マリオン・カール (Marion Eugene Carl) (2度の受章)
- メリット・A・エドソン (Merritt A. "Red Mike" Edson) (2度の受章)
- ケネス・L・ロイサー (Kenneth L. Reusser) (2度の受章)
- ルイス・ウィリアム・ウォルト (Lew Walt) (2度の受章)
- グレゴリー・ボイントン (Gregory "Pappy" Boyington)
- ブライアン・コーントッシュ (Brian Chontosh)
- ダニエル・ジョセフ・ダーリー (Daniel Joseph "Dan" Daly)
- ガイ・ガバルドン (Guy Gabaldon)
- ウィリアム・マーチ (William Edward Campbell March)
- ジョン・リプリー (John Ripley)
- ジョン・バジロン (John Basilone)
- ハリー・シュミット (Harry Schmidt)
- アレクサンダー・ヴァンデグリフト (Alexander Vandegrift)
- チュー・イェン・リー(Kurt Chew-Een Lee, 呂超然)
- ジェームズ・H・ウェッブ (James H. Webb)(のちにロナルド・レーガン政権で予備役担当国防次官補、海軍長官を歴任し、2007年からはヴァージニア州選出の上院議員を務める。)
沿岸警備隊
編集- フレデリック・C・ビラード (Frederick C. Billard)(第一次世界大戦中の功により受章。のちに沿岸警備隊少将に昇任し、第6代沿岸警備隊総司令官を務める。)