永登浦駅
韓国の鉄道駅
永登浦駅(ヨンドゥンポえき)は、大韓民国ソウル特別市永登浦区永登浦洞にある、韓国鉄道公社(KORAIL)の駅。
永登浦駅 | |
---|---|
駅舎(2008年撮影) | |
영등포 ヨンドゥンポ Yeongdeungpo | |
◄138 新吉 (1.0 km) (1.5 km) 新道林 140► | |
所在地 | ソウル特別市永登浦区京仁路 846(永登浦洞 618-496) |
駅番号 | 139 |
所属事業者 | 韓国鉄道公社(KORAIL) |
駅種別 | 管理駅・地域本部所在駅 |
駅等級 | 1級 |
所属路線 |
京釜線 ●京釜電鉄線 |
キロ程 |
9.8 km(ソウル*起点) 59.8 km(逍遥山**起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 5面9線 |
乗車人員 -統計年度- |
60,790人/日(降車客含まず) -2009年- |
乗降人員 -統計年度- |
124,523人/日 -2009年- |
開業年月日 | 1899年9月18日 |
備考 |
* 京釜線の起点として ** 首都圏電鉄1号線の起点として |
永登浦駅 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 영등포역 |
漢字: | 永登浦驛 |
発音: | ヨンドゥンポヨク |
日本語読み: | えいとうほえき |
英語表記: | Yeongdeungpo Station |
乗り入れている路線は、線路名称上は京釜線1路線のみであるが、当駅に停車するKTX・ITX-セマウル・セマウル号・ムグンファ号・ヌリロ、京釜電鉄線(首都圏電鉄1号線)電車の多くが他路線に直通する。京釜電鉄線の駅番号は139。管理駅・地域本部所在駅で、駅等級は1級である。
歴史
編集- 1899年9月18日 - 京仁線開業と共に開業。
- 1936年4月1日 - 京釜線の当駅への乗り入れを開始。
- 1938年4月1日 - 永登浦駅から南京城駅(みなみけいじょうえき、남경성역)に改名。
- 1943年4月1日 - 駅名を永登浦駅に戻す。
- 1949年1月1日 - 5級駅に格上げ。
- 1950年6月30日 - 朝鮮戦争により駅舎焼失。
- 1965年1月12日 - 駅舎新築竣工。
- 1968年2月1日 - 4級駅に格上げ。
- 1974年8月15日 - 首都圏電鉄1号線(京釜電鉄線)が開業。
- 1987年9月1日 - 民資駅舎着工。
- 1990年7月21日 - 民資駅舎竣工。
- 2003年7月25日 - 線路に落ちた乗客を助けようとして列車運用課長が轢かれて負傷する事故が発生。
- 2006年
- 5月1日 - 鉄道小貨物取扱中止。
- 7月1日 - 普通駅(1級)に調整。
- 2010年11月1日 - 水原駅経由のKTXが定期的に(2往復)停車するようになる。
駅構造
編集当駅の駅舎は民間事業者が運営する民資駅舎で、地上駅(橋上駅)である。ロッテ建設によって1990年に竣工されたもので、ソウル特別市としては初の事例であった。ロッテ百貨店永登浦店・ロッテシネマ永登浦が併設している。
ホームは5面9線を有する。2010年11月1日にKTXが定期的に停車する前からKTXが停車できる20両分のホームが備わっている。実際に観光用にKTXが停車していたことがあり、またソウル駅付近で問題がある場合に非常用に永登浦駅に停車した場合もあった[1]。なお、停車は京釜高速鉄道の水原経由列車(上下各4本)に限られ、高速線光明経由の列車は停車しない。
のりば
編集1 | 京釜電鉄線 | 緩行 清凉里・光云大・倉洞・議政府・楊州・東豆川・逍遥山方面 |
---|---|---|
2 | 京釜電鉄線 | 緩行 九老・富平・仁川・餅店・西東灘・天安・新昌方面 |
3 | 京釜電鉄線 | 龍山急行 新吉・鷺梁津・龍山方面 |
4 | 京釜電鉄線 | 東仁川・天安急行 富平・東仁川・餅店・天安方面 |
5 | 京釜電鉄線 | 光明シャトル 九老・加山デジタル団地・衿川区庁・光明方面 |
6 | 京釜線 | 龍山・ソウル方面 |
7 | 京釜線 | 龍山・ソウル方面 |
8 | 京釜線 | 釜山・馬山・光州・木浦・麗水エキスポ・長項方面 |
9 | 京釜線 | 釜山・馬山・光州・木浦・麗水エキスポ・長項方面 |
利用状況
編集- 優等列車
年度と乗り降りの方向 | 利用人数[2] | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
京釜線 | |||||||
KTX | セマウル | ムグンファ | トンイル | 合計 | |||
2001年 | 下り | 乗車 | 未開業 | 1,256,300 | 6,196,782 | 82,843 | 7,535,925 |
下車 | 317 | 3,681 | 64 | 4,062 | |||
上り | 乗車 | 45 | 2,357 | 9 | 2,411 | ||
下車 | 1,190,751 | 5,177,016 | 90,630 | 6,458,397 | |||
2002年 | 下り | 乗車 | 1,290,841 | 6,003,625 | 94,899 | 7,389,365 | |
下車 | 185 | 4,597 | 989 | 5,771 | |||
上り | 乗車 | 38 | 3,975 | 902 | 4,915 | ||
下車 | 1,200,982 | 5,051,834 | 106,311 | 6,359,127 | |||
2003年 | 下り | 乗車 | 1,306,868 | 5,821,898 | 87,644 | 7,216,410 | |
下車 | 242 | 11,682 | 107 | 12,031 | |||
上り | 乗車 | 37 | 16,985 | 23 | 17,045 | ||
下車 | 1,200,226 | 5,052,869 | 95,928 | 6,349,023 | |||
2004年 | 下り | 乗車 | 1,154,633 | 5,051,113 | 20,261 | 6,226,007 | |
下車 | 174 | 3,684 | 31 | 3,889 | |||
上り | 乗車 | 747 | 5,085 | 2 | 5,834 | ||
下車 | 1,132,820 | 4,679,139 | 23,354 | 5,835,313 | |||
2005年 | 下り | 乗車 | 990,199 | 3,743,994 | 廃止 | 4,734,193 | |
下車 | 209 | 18,764 | 18,973 | ||||
上り | 乗車 | 1,713 | 20,239 | 21,952 | |||
下車 | 946,673 | 3,442,406 | 4,389,079 | ||||
2011年[3] | 下り | 乗車 | 72,174 | 911,814 | 3,727,280 | 5,109,652 | |
下車 | 106 | 1,019 | 10,109 | 12,529 | |||
上り | 乗車 | 135 | 1,291 | 9,896 | 12,136 | ||
下車 | 57,450 | 830,064 | 3,684,0,99 | 5,044,014 |
- 首都圏電鉄
年度 | 1日平均 乗車人員[4] |
---|---|
2000年 | 54839 |
2001年 | 62829 |
2002年 | 66940 |
2003年 | 71506 |
2004年 | 50991 |
2005年 | 48257 |
2006年 | 47898 |
2007年 | 46862 |
2008年 | 47545 |
2009年 | 48727 |
2010年 | 54335 |
駅周辺
編集ソウル駅とならんで、永登浦駅の周囲は、ソウルのホームレスの集合地域になっている。また、ホームレスの簡易宿泊施設(日本で言う「ドヤ」)や、ホームレスの支援施設が多い[5]。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ 지하철 급전 장애…운행 중단돼 - YTN
- ^ http://www.korail.go.kr/ROOT/cambo-retrieve.cambo?programid=10&lang=kor
- ^ [1]
- ^ 정보공개 공개자료실, 코레일 (2005·2009년은 철도정보 일반자료실)
- ^ 太田心平「過去を養う――清渓川とソウルの寄せ場から」、『韓国朝鮮の文化と社会』2号、p.73~91、2013年。
関連項目
編集外部リンク
編集- 韓国鉄道公社 永登浦駅
- ウィキメディア・コモンズには、永登浦駅に関するカテゴリがあります。