永登浦駅(ヨンドゥンポえき)は、大韓民国ソウル特別市永登浦区永登浦洞にある、韓国鉄道公社(KORAIL)の

永登浦駅
駅舎(2008年撮影)
영등포
ヨンドゥンポ
Yeongdeungpo
138 新吉 (1.0 km)
(1.5 km) 新道林 140
地図
所在地 大韓民国の旗ソウル特別市永登浦区京仁路 846(永登浦洞 618-496)
北緯37度30分55.53秒 東経126度54分27.22秒 / 北緯37.5154250度 東経126.9075611度 / 37.5154250; 126.9075611座標: 北緯37度30分55.53秒 東経126度54分27.22秒 / 北緯37.5154250度 東経126.9075611度 / 37.5154250; 126.9075611
駅番号 139
所属事業者 韓国鉄道公社(KORAIL)
駅種別 管理駅・地域本部所在駅
駅等級 1級
所属路線 京釜線
京釜電鉄線
キロ程 9.8 km(ソウル*起点)
59.8 km(逍遥山**起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 5面9線
乗車人員
-統計年度-
60,790人/日(降車客含まず)
-2009年-
乗降人員
-統計年度-
124,523人/日
-2009年-
開業年月日 1899年9月18日
備考 * 京釜線の起点として
** 首都圏電鉄1号線の起点として
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永登浦駅
各種表記
ハングル 영등포역
漢字 永登浦驛
発音 ヨンドゥンポヨク
日本語読み: えいとうほえき
英語表記: Yeongdeungpo Station
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乗り入れている路線は、線路名称上は京釜線1路線のみであるが、当駅に停車するKTXITX-セマウルセマウル号ムグンファ号ヌリロ、京釜電鉄線(首都圏電鉄1号線)電車の多くが他路線に直通する。京釜電鉄線の駅番号139。管理駅・地域本部所在駅で、駅等級は1級である。

歴史

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  • 1899年9月18日 - 京仁線開業と共に開業。
  • 1936年4月1日 - 京釜線の当駅への乗り入れを開始。
  • 1938年4月1日 - 永登浦駅から南京城駅(みなみけいじょうえき、남경성역)に改名。
  • 1943年4月1日 - 駅名を永登浦駅に戻す。
  • 1949年1月1日 - 5級駅に格上げ。
  • 1950年6月30日 - 朝鮮戦争により駅舎焼失。
  • 1965年1月12日 - 駅舎新築竣工。
  • 1968年2月1日 - 4級駅に格上げ。
  • 1974年8月15日 - 首都圏電鉄1号線(京釜電鉄線)が開業。
  • 1987年9月1日 - 民資駅舎着工。
  • 1990年7月21日 - 民資駅舎竣工。
  • 2003年7月25日 - 線路に落ちた乗客を助けようとして列車運用課長が轢かれて負傷する事故が発生。
  • 2006年
    • 5月1日 - 鉄道小貨物取扱中止。
    • 7月1日 - 普通駅(1級)に調整。
  • 2010年11月1日 - 水原駅経由のKTXが定期的に(2往復)停車するようになる。

駅構造

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当駅の駅舎は民間事業者が運営する民資駅舎で、地上駅橋上駅)である。ロッテ建設朝鮮語版によって1990年に竣工されたもので、ソウル特別市としては初の事例であった。ロッテ百貨店永登浦店・ロッテシネマ永登浦が併設している。

ホームは5面9線を有する。2010年11月1日にKTXが定期的に停車する前からKTXが停車できる20両分のホームが備わっている。実際に観光用にKTXが停車していたことがあり、またソウル駅付近で問題がある場合に非常用に永登浦駅に停車した場合もあった[1]。なお、停車は京釜高速鉄道の水原経由列車(上下各4本)に限られ、高速線光明経由の列車は停車しない。

のりば

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切符売り場
 
電鉄ホーム
 
一般列車ホーム
1  京釜電鉄線 緩行 清凉里光云大倉洞議政府楊州東豆川逍遥山方面
2  京釜電鉄線 緩行 九老富平仁川餅店西東灘天安新昌方面
3  京釜電鉄線 龍山急行 新吉鷺梁津龍山方面
4  京釜電鉄線 東仁川・天安急行 富平東仁川餅店天安方面
5  京釜電鉄線 光明シャトル 九老加山デジタル団地衿川区庁光明方面
6 京釜線 龍山ソウル方面
7 京釜線 龍山ソウル方面
8 京釜線 釜山馬山光州木浦麗水エキスポ長項方面
9 京釜線 釜山馬山光州木浦麗水エキスポ長項方面

利用状況

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優等列車
年度と乗り降りの方向 利用人数[2]
京釜線
KTX セマウル ムグンファ トンイル 合計
2001年 下り 乗車 未開業 1,256,300 6,196,782 82,843 7,535,925
下車 317 3,681 64 4,062
上り 乗車 45 2,357 9 2,411
下車 1,190,751 5,177,016 90,630 6,458,397
2002年 下り 乗車 1,290,841 6,003,625 94,899 7,389,365
下車 185 4,597 989 5,771
上り 乗車 38 3,975 902 4,915
下車 1,200,982 5,051,834 106,311 6,359,127
2003年 下り 乗車 1,306,868 5,821,898 87,644 7,216,410
下車 242 11,682 107 12,031
上り 乗車 37 16,985 23 17,045
下車 1,200,226 5,052,869 95,928 6,349,023
2004年 下り 乗車 1,154,633 5,051,113 20,261 6,226,007
下車 174 3,684 31 3,889
上り 乗車 747 5,085 2 5,834
下車 1,132,820 4,679,139 23,354 5,835,313
2005年 下り 乗車 990,199 3,743,994 廃止 4,734,193
下車 209 18,764 18,973
上り 乗車 1,713 20,239 21,952
下車 946,673 3,442,406 4,389,079
2011年[3] 下り 乗車 72,174 911,814 3,727,280 5,109,652
下車 106 1,019 10,109 12,529
上り 乗車 135 1,291 9,896 12,136
下車 57,450 830,064 3,684,0,99 5,044,014
首都圏電鉄
年度 1日平均
乗車人員[4]
2000年 54839
2001年 62829
2002年 66940
2003年 71506
2004年 50991
2005年 48257
2006年 47898
2007年 46862
2008年 47545
2009年 48727
2010年 54335

駅周辺

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ソウル駅とならんで、永登浦駅の周囲は、ソウルのホームレスの集合地域になっている。また、ホームレスの簡易宿泊施設(日本で言う「ドヤ」)や、ホームレスの支援施設が多い[5]

隣の駅

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韓国鉄道公社
京釜高速鉄道
KTX(水原経由)
ソウル駅 - 永登浦駅 - 水原駅
京釜線
ITX-セマウル
ソウル駅/龍山駅 - 永登浦駅 - 水原駅
セマウル号
龍山駅 - 永登浦駅 - 水原駅
ムグンファ号
ソウル駅/龍山駅 - 永登浦駅 - 安養駅/水原駅
ヌリロ
ソウル駅 - 永登浦駅 - 安養駅
 1号線(京釜電鉄線)
京仁線特急
通過
急行・緩行
新吉駅 (138) - 永登浦駅 (139) - 新道林駅 (140) 
光明シャトル
永登浦駅 (139) - 新道林駅 (140) 

脚注

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  1. ^ 지하철 급전 장애…운행 중단돼 - YTN
  2. ^ http://www.korail.go.kr/ROOT/cambo-retrieve.cambo?programid=10&lang=kor
  3. ^ [1]
  4. ^ 정보공개 공개자료실, 코레일 (2005·2009년은 철도정보 일반자료실)
  5. ^ 太田心平「過去を養う――清渓川とソウルの寄せ場から」、『韓国朝鮮の文化と社会』2号、p.73~91、2013年。

関連項目

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外部リンク

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