殿堂
殿堂(でんどう)とは、
- 「庁堂」と並ぶ、古代日本の建築様式の一つ。法隆寺金堂や興福寺東金堂などが代表的。
- 一般に大規模でかつ豪華・壮麗な建築物[1]。
- 特定分野における中心的な機能を有する建築物や場所。
- 特定分野に功績のあった人物を記念するための施設・場所。本項で詳述。
殿堂(でんどう、hall of fame)とは、ある分野において特筆すべき業績を残した個人もしくは団体の栄誉を称える目的で設立される博物館、顕彰館をいう。名誉殿堂、ホール・オブ・フェイム[2]とも呼ばれる。
概要
編集優れた業績をもつ人々を1個所に集めるという発想は、19世紀にバイエルン王国のルートヴィヒ1世がドナウ川沿岸に建設したヴァルハラ神殿にも見られる。これは戦死した英雄( = 英霊)たちが集まるという、北欧神話に登場する城「ヴァルハラ」にちなんだものである。
アメリカ合衆国、カナダなどにおいて多く見られる殿堂は、記念の彫像、肖像画、記念品などが陳列された実際のホールや博物館として存在しているものもあれば、より象徴的に特筆すべき人物の氏名が列挙されたリストが組織によって管理されているのみの場合もある。最近はインターネット上のウェブサイトとして作られている例もある。
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムのように、路面に記念プレートを埋め込んだ形式のものはウォーク・オブ・フェイム (walk of fame、名誉の歩道) と呼ぶ。英語圏ではホール・オブ・フェイムの反意語として hall of shame(不名誉殿堂、ホール・オブ・シェイム)という洒落が使われることがある。
米国における最初の殿堂は、1900年にニューヨーク大学によって設立された「偉大な米国人の殿堂 (the Hall of Fame for Great Americans)」である。議論の余地はあるものの、最も有名な殿堂はニューヨーク州クーパーズタウンにある「アメリカ野球殿堂」である。ここはしばしば単に「殿堂」あるいは「クーパーズタウン」と略される。
一般にはスポーツの世界のそれがよく知られているが、看護学、成人教育学などの学問分野、ベストジーニストといったファッション分野でもそうしたものを設けている場合がある。
主な殿堂
編集文化・芸術・娯楽の殿堂
編集技術・産業の殿堂
編集スポーツの殿堂
編集- ゴルフ
- サッカー
- テニス
- バスケットボール
- バレーボール
- アメリカンフットボール
- プロレス
- ボクシング
- 総合格闘技
- アイスホッケー
- フィギュアスケート
- モータースポーツ
- 野球
- ラグビー
- 競馬
- 柔道
- 剣道
- 水泳