橘 葛直(たちばな の くずなお、生没年不詳)は、平安時代前期の貴族。相模権守・橘真直の長男。官位は従五位下・石見権守。
貞観10年(868年)正月に清和天皇の蔵人に任ぜられるが、早くも5月には病気により解任された。貞観18年(876年)従五位下に叙爵すると、陽成朝では元慶4年(880年)宮内少輔、元慶5年(881年)大和介を務めた。
宇多朝の寛平6年(894年)石見権守に任ぜられている。
『古今和歌集目録』による。