桑原悠 (政治家)

日本の政治家

桑原 悠(くわばら はるか、1986年8月4日[1] - )は、日本政治家新潟県津南町長(2期)。元津南町議会議員(2期)。

桑原 悠
くわばら はるか
生年月日 (1986-08-04) 1986年8月4日(38歳)
出生地 日本の旗 日本 新潟県中魚沼郡津南町
出身校 早稲田大学社会科学部
東京大学公共政策大学院
所属政党 無所属
公式サイト 津南町長 桑原はるか 公式ウェブサイト

当選回数 2回
在任期間 2018年7月9日 - 現職

当選回数 2回
在任期間 2011年11月10日 - 2018年
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来歴

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新潟県中魚沼郡津南町出身。津南町立津南小学校、津南町立津南中学校卒業。2005年(平成17年)3月、新潟県立国際情報高等学校卒業。同年4月、早稲田大学社会科学部入学。大学在学中の2007年(平成19年)、オレゴン大学に1年間単位交換留学する。2009年(平成21年)3月、同大学卒業。同年4月、東京大学公共政策大学院に入学[2]。同大学院に客員教授として招かれた増田寛也と知己を得て、増田から時にメールや電話でアドバイスを受けたという[3]

2011年(平成23年)3月12日、長野県北部地震が発生。津南町は震度6弱を計測。郷里の惨状を見て町議会議員選挙に立候補することを決意し[4]、10月30日に行われた町議選でトップ当選を果たした[5]。25歳で当選したことが話題を集める[1]。同年12月26日発行の『AERA』の特集「アエラが選ぶ日本を立て直す100人」に選ばれる[6]。2012年(平成24年)、大学院修了。

2015年(平成27年)、再選。同年、副議長に就任[7]。町議時代に養豚業を営む男性と結婚。

2018年(平成30年)3月19日、新聞社の取材に対し、任期満了に伴う津南町長選挙に出馬する意向を明らかにした[8]。同年6月24日に行われた町長選に自由民主党津南支部、津南町建設協会、現職の上村憲司町長などの支援を受けて立候補。元町議の半戸哲郎ら2候補を破り初当選を果たした[9]。7月9日、町長就任[10]。31歳10ヶ月での当選で、現職では当時の全国最年少町長となった[9]

※当日有権者数:8,416人 最終投票率:77.78%(前回比:-0.46pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
桑原悠31無所属2,614票40.28%
半戸哲郎67無所属2,422票37.32%
高橋真二57無所属1,454票22.40%

2021年7月2日、国土交通省国土審議会計画部会委員に就任[11]。 2022年(令和4年)6月19日に投開票が行われた町長選挙で新人2人を破り再選[12]

※当日有権者数:7,740人 最終投票率:78.60%(前回比:+0.82pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
桑原悠35無所属3,481票57.61%
小野塚均66無所属2,383票39.44%
藤木正喜67無所属178票2.95%

令和臨調第3部会「国土構想」委員に就任[13]

2024年(令和6年)1月31日奈良県田原本町長の高江啓史(35歳)が就任するまで、全国最年少町長[14]

役職

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政策・主張

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  • 2019(令和元年)、過疎化の課題や解決策を公募した町民らと考える「津南未来会議」を立ち上げた。第1回会合は同年5月28日に開催された[20]。計5回開かれる会議の結論を踏まえて官民でDMO(観光地経営組織)を設立し、地域ブランディングを連携して進める予定[3]

人物

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  • 県議会議員や国会議員になるつもりはないという[21]。国会議員について桑原は「地方の町村の人たちの暮らしぶりを実感として知っていて、きちんと味方になって地域の声を代弁する国会議員の方々が少なくなっているのではないかと危惧している」と述べている[21]
  • 2019年5月2日付の日本経済新聞朝刊の記事「令和新時代 こんな日本に」において、「令和新時代に活躍が期待される人」に選ばれた[22]
  • 夫(養豚農家)、子供2人、夫の祖父と両親と暮らす[21]

脚注

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  1. ^ a b 検証・津南町議選「1144票、期待感が終結」、「浮動票削ぎ落とした」 津南新聞2011年11月4日号(妻有新聞
  2. ^ 桑原悠(くわばらはるか)プロフィール | 桑原はるか ウェブサイト
  3. ^ a b “過疎・ひとり親支援… 女性首長の挑戦、地域に刺激”. 日本経済新聞. (2019年1月8日). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39635790U9A100C1TY5000 2019年1月29日閲覧。 
  4. ^ “31歳桑原悠氏、最年少町長に 2児の母 新潟・津南町”. 朝日新聞. (2018年6月24日). https://www.asahi.com/articles/ASL6S31JRL6SUOHB003.html 2018年6月25日閲覧。 
  5. ^ 平成23年10月30日執行 津南町議会議員一般選挙
  6. ^ 朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:AERA:AERA 2012年1月2-9日合併号
  7. ^ “31歳の町長誕生 現職で最年少 新潟・津南の桑原氏”. 東京新聞. (2018年6月25日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018062502000117.html 2018年6月25日閲覧。 
  8. ^ “津南町長選、桑原悠氏が立候補へ”. 新潟日報. (2018年3月20日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20180320381698.html 2018年6月25日閲覧。 
  9. ^ a b “津南町長選 桑原氏が初当選 全国最年少町長に”. 新潟日報. (2018年6月25日). http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20180624402049.html 2018年6月25日閲覧。 
  10. ^ 新潟県:任期満了日(定数)一覧
  11. ^ “国土審議会 計画部会”. 国土交通省. (2023年4月1日). https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s103_keikaku03.html 2023年7月22日閲覧。 
  12. ^ “津南町長選挙、桑原悠氏が1100票差で再選・新潟”. 新潟日報. (2022年6月19日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/76112 2022年6月20日閲覧。 
  13. ^ “令和臨調 「国土構想」部会 名簿”. 令和臨調. (2023年6月21日). https://www.reiwarincho.jp/news/2023/pdf/20230621_001_02.pdf?v=230621 2023年7月22日閲覧。 
  14. ^ 34歳新人、最年少町長に 奈良・田原本で初当選」『東京新聞』2024年1月21日。2024年1月11日閲覧。
  15. ^ “未来技術社会実装”. 内閣官房. https://www.chisou.go.jp/tiiki/kinmirai/index.html 2023年7月22日閲覧。 
  16. ^ “国・地方脱炭素実現会議”. https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/datsutanso/index.html 2023年7月22日閲覧。 
  17. ^  
  18. ^ “市区町村長版の令和臨調「メイヤーズ連合」発足 住民の声政府に提言”. 朝日新聞社. (2023年3月8日). https://www.asahi.com/articles/ASR376R9DR37TIPE014.html 2024年1月28日閲覧。 
  19. ^ . 令和臨調. (2023年8月30日). https://www.reiwarincho.jp/news/2023/20230830_003.html+2024年1月28日閲覧。 
  20. ^ “津南未来会議 初会合 「知恵と活動結集を」町長があいさつ /新潟”. 毎日新聞. (2019年5月30日). https://mainichi.jp/articles/20190530/ddl/k15/040/129000c 2019年9月13日閲覧。 
  21. ^ a b c 「地域を代弁する政治家に」新潟県津南町32歳最年少町長の決意、WEB女性自身(2018年9月10日)。
  22. ^ 月刊JA令和元年7月号「私のオピニオン」

関連項目

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外部リンク

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公職
先代
上村憲司
 新潟県津南町長
2018年 -
次代
現職