松葉祥一
哲学研究家、翻訳家
松葉 祥一(まつば しょういち、1955年 - )は、日本の哲学研究者、前神戸市看護大学教授。同志社大学文学部嘱託講師[1]。専攻はフランス哲学。教育・研究テーマは現象学(メルロ=ポンティ)の研究、政治・社会哲学、生命・医療倫理学。
来歴
編集大阪府生まれ。1979年同志社大学文学部哲学・倫理学専攻卒業、1983年同大学院博士課程単位取得退学。1987年12月パリ第8大学大学院博士課程単位取得退学[2]。1997年神戸市看護大学助教授、2001年~2017年教授。
著書
編集共著
編集共編著
編集翻訳
編集- 『私のなかまに手を出すな - フランスの"SOS人種差別"運動』(アルレム・デジール、第三書館) 1993
- 『娘に語る人種差別』(タハール・ベン=ジェルーン、青土社) 1998、のち新装版) 2007
- 『市民権の哲学 - 民主主義における文化と政治』(エティエンヌ・バリバール、青土社) 2000
- 『友愛のポリティックス』(ジャック・デリダ、みすず書房) 2003
- 『アメリカ帝国の基礎知識』(ATTACフランス編、作品社) 2004
- 『不和あるいは了解なき了解 - 政治の哲学は可能か』(ジャック・ランシエール、インスクリプト) 2005
- 『他者の狂気 - 臨床民族精神医学試論』(トビ・ナタン、みすず書房) 2005
- 『触覚 - ジャン=リュック・ナンシーに触れる』(ジャック・デリダ、青土社) 2006
- 『ハンナ・アーレント - 「生」は一つのナラティヴである』(ジュリア・クリステヴァ、作品社) 2006
- 『ヨーロッパ市民とは誰か - 境界・国家・民衆』(エティエンヌ・バリバール、平凡社) 2007
- 『民主主義への憎悪』(ジャック・ランシエール、インスクリプト) 2008
- 『スティル・ライヴズ 脊髄損傷と共に生きる人々の物語』(ジョナサン・コール、河野哲也共監訳、稲原美苗, 齋藤瞳, 谷口純子, 宮原克典, 宮原優訳、法政大学出版局) 2013
- 『メラニー・クライン 苦痛と創造性の母親殺し』(ジュリア・クリステヴァ、井形美代子, 植本雅治共訳、作品社) 2013
- 『なぜ哲学するのか?』(ジャン・フランソワ・リオタール、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス) 2014
脚注
編集出典
編集- ^ “松葉祥一”. みすず書房. 2024年10月27日閲覧。
- ^ “松葉 祥一 - 学歴”. 国立研究開発法人科学技術振興機構. 2024年10月27日閲覧。