松江共和物産
松江共和物産株式会社(まつえきょうわぶっさん)は、化粧品・日用品を卸していた企業である。現株式会社PALTAC中四国支社松江支店。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 島根県雲南市加茂町岩倉43-2 |
設立 | 1947年 |
業種 | 卸売業 |
事業内容 | 化粧品・日用品卸 |
代表者 | 代表取締役 米田卓郎(2007年6月30日) |
資本金 | 1000万円(2007年6月30日) |
売上高 | 70億9000万円(2007年2月期) |
従業員数 | 68名、他にパート54名(2006年) |
特記事項:2007年7月1日パルタックに吸収合併 |
変遷
編集1921年(大正10年)。米田洋三郎が、松江市東本町で小さな荒物店を営み、ホウキ、はし、竹ざるなどを売ったことに始まる。
1947年(昭和22年)には資本金80万円で有限会社を設立、荒物問屋としてスタートする。
1963年(昭和38年)には資本金330万円に増資。この年に米田英一が社長に就任する。その時はまだ従業員は10人程度であった。昭和30年代は、「ホープスター」という三輪車が一台、大八車とリアカーが数台あるだけだった。市内にあった倉庫から、荷物をリアカーで集め回ったものでした。得意先には、市内なら自転車の後にリヤカーを付け、遠方なら鉄道便を利用して出荷した。高度経済成長期の波に乗り、山陰一円に販売網を広げた。量販店やチェーンストアーは問屋を通さず直接取引システムに変わりつつあった。
1970年(昭和45年)3月、日用品雑貨卸売りのボランタリチェーンの西日本共和物産に加盟した。同組織は広島に本部があり、中・四国・近畿に8社、九支店を持つグループ会社であった。共同仕入れにより、良い品が早く、安くしかも安定供給できるようなトータルコストダウンできるようになった。同社の倉庫は市内の津田、田町、米子町、東本町など十数か所に点在していたのを、1971年(昭和46年)松江市の商業団地(嫁島町)に移転させ、倉庫機能の充実、物流センターを確立させる。この事で陰陽を結ぶ製造ー配送ー販売ー流通パイプは太く堅固になった。経済安定期に米子・鳥取に営業所を開設する。
1977年(昭和52年)にコンピュータを導入、体制の合理化と販売事務管理強化を行う。しかし、山陰を取り巻く経済環境が厳しさを増し、パルタック(パルタックKS→Paltac→現・PALTAC)の傘下となり、合併への道のりを歩む。
2006年11月までの大株主
編集- 米田真治 27.2%
- 松江共和物産持株会 25.0%
- 米田卓郎 12.4%
- 米田邦三 8.5%
- 米田郁子 5.9%
営業所
編集- 鳥取営業所 鳥取市賀露町280番地3
- 益田営業所 益田市高津町8丁目7番20号
沿革
編集- 1921年 初代米田洋三郎が、荒物金物の販売を営む「米田商店」を松江市東本町に開業
- 1947年 資本金200万円で「有限会社米田商店」に商号変更
- 1963年3月 資本金330万円で「有限会社米田洋三郎商店」に商号変更
- 1970年3月 ボランタリーチェーン「西日本共和物産」(本部・広島市)に加盟
- 1971年9月 鳥取県米子市に「米子営業所」開設
- 1971年5月 本社を松江市嫁島町商業卸団地に移転、資本金800万円で「松江共和物産株式会社」に改組
- 1974年2月 年商10億円を達成
- 1976年4月 鳥取県鳥取市行徳に「鳥取営業所」開設
- 1976年2月 年商20億円突破
- 1977年3月 コンピュータ導入 、販売事務管理体制強化
- 1979年10月 鳥取県鳥取市湖山町に「鳥取営業所」を新築移転
- 1981年3月 年商31億円
- 1985年3月 年商41億円
- 1987年7月 資本金を1,000万円に増資
- 1989年2月 益田市高津町8丁目7番20号に「益田営業所」開設
- 1989年4月 オフコンをレベルアップ
- 1989年3月 年商53億円
- 1990年3月 年商60億円
- 1992年3月 年商72億円
- 1993年9月 コンピュータ棚割システム導入
- 1994年2月 オフコンをレベルアップ
- 1994年3月 年商84億円
- 1995年8月 クライアント/サーバ型のパソコンLAN導入
- 1996年3月 年商91億円
- 1997年10月 本社を島根県雲南市加茂町岩倉43-2に新築移転
- 1997年10月 本社にイントラネット導入・無線LANによる、入荷・検品・格納システム導入・無線LANによる、ピースピッキングシステム導入
- 1999年8月 インターネット接続
- 2000年3月 無線LANによる、ケースピッキングシステム開発・導入
- 2000年8月 商圏・市場分析システム導入
- 2000年10月 ホームページ開設
- 2001年3月 年商96億円
- 2001年8月 新入荷システム(自社開発)稼動
- 2002年2月 鳥取営業所を鳥取市賀露町に移転
- 2003年3月 新ピースピッキングシステム(自社開発)POPS稼動
- 2006年3月 代表取締役に米田卓郎が就任
- 2006年12月26日 全株式を大阪府の「株式会社パルタック」に譲渡し、「西日本共和グループ」から離れ「メディセオ・パルタックホールディングスグループ」の子会社となる
- 2006年12月28日 西日本共和から除名
- 2007年5月14日 パルタックを存続会社とする合併契約締結
- 2007年7月1日 パルタックと合併し松江共和物産は解散、旧本社はパルタック中国支社松江支店となる
(以後、パルタック(現・PALTAC)へ)
PALTAC本社
編集- 大阪府大阪市中央区本町橋2-46
主要取引メーカー
編集- プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(株)
- ライオン(株)
- 王子ネピア(株)
- ユニ・チャーム(株)
- 大日本除虫菊(株)
- 小林製薬(株)
- 旭化成ホームプロダクツ(株)
- 大王製紙(株)
- パナソニック(株)
- ユニリーバ・ジャパン(株)
販売先
編集営業地域
編集- 島根県・鳥取県・兵庫県北西部・岡山県北部