東郷哲也
東郷 哲也(とうごう てつや、1971年4月17日 - 2021年3月4日)は、日本の政治家。自由民主党所属で、衆議院議員(1期)、名古屋市会議員(2期)を務めた。
東郷 哲也 とうごう てつや | |
---|---|
生年月日 | 1971年4月17日 |
出生地 | 日本 埼玉県所沢市 |
没年月日 | 2021年3月4日(49歳没) |
死没地 | 日本 愛知県名古屋市 |
出身校 |
名古屋外国語大学外国語学部中国語学科 早稲田大学大学院公共経営研究科専門職学位課程修了 |
前職 |
名古屋市会議員 衆議院議員 名古屋外国語大学客員教授 |
所属政党 |
(自由党[1]→) 自由民主党(細田派) |
称号 | 公共経営修士(専門職)(早稲田大学) |
選挙区 | 比例東海ブロック(愛知2区) |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2012年12月16日 - 2014年11月21日 |
名古屋市会議員 | |
選挙区 | 守山区選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 |
2007年4月 - 2011年2月6日 2011年3月13日 - 2012年12月4日 |
来歴
編集埼玉県所沢市生まれ[2][3]。1994年、青木宏之衆議院議員の秘書となる[4]。
1996年、名古屋外国語大学外国語学部中国語学科卒業[5]。2000年、都築譲衆議院議員の秘書となる。2002年、小沢一郎政治塾を卒塾[6]。同期に相原史乃や大久保潔重がいる。
2003年4月、名古屋市会議員選挙に守山区選挙区から自由党公認で立候補するも、次点で落選[7]。2004年、木村隆秀衆議院議員の秘書となる。
2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で、愛知2区から自由民主党公認で立候補した岡田裕二の選対事務局長を務める[7]。岡田は次点で落選し、比例復活もかなわなかった。
2007年4月、名古屋市会議員選挙に守山区選挙区から自民党公認で立候補し、初当選[7]。2009年、早稲田大学大学院公共経営研究科修了。在学中にジョージ・ワシントン大学政治管理大学院、高麗大学校政策大学院で単位取得[7]。リコール解散によって2011年3月13日に行われた市議選で再選[7]。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙に、愛知2区から自民党公認で立候補し(名古屋市議は自動失職)、民主党の古川元久に26,972票差で敗れるも、比例東海ブロックで復活し初当選した[8]。
2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙では古川に34,377票差で敗れ、比例復活もならず落選[9]。
2017年3月11日、比例選で2回連続復活当選した現職議員について次期衆院選では原則、重複立候補を認めないことを決めた自民党の方針により[10]、自民党愛知県連は愛知2区支部長に田畑毅衆議院議員(比例東京ブロック選出)を充てることを決定した[11]。
2021年3月4日、甲状腺未分化がんのため名古屋市の病院で死去[12]。49歳没。参議院議員の鈴木宗男が同年3月5日付の自身のブログで「元衆議院議員の東郷哲也氏の訃報に接し、急遽、名古屋に向かいお通夜に参式。49歳、政界復帰を目指していたその気持ちを思うと、世の無常を嘆くのみである」と記していた[13]。
人物・政策
編集統一教会との関係
編集- 2019年10月5日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「天宙平和連合」(UPF-Japan)は、国際会議「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス」をホテルナゴヤキャッスルで開催[14][15][16]。東郷は会議にあわせて会場を訪れ、韓鶴子総裁、梶栗正義、徳野英治ら教団幹部、島村大、北村経夫、江島潔、山際大志郎、工藤彰三、神田憲次ら国会議員と集合写真を撮った[17][18]。
- 2019年10月6日、常滑市の愛知県国際展示場で「孝情文化祝福フェスティバル 名古屋4万名大会」が開催された[19]。4000組8000名が「既成祝福」を受け、県議会議員と市議会議員合わせて70組の中から36組72名の夫婦が代表家庭として登壇し、成婚の儀式を行った。また、70人の地方議員が教団信者となった[14]。東郷はこの集会に、工藤彰三、池田佳隆、鈴木克昌とともに来賓出席した[14][20]。
その他
編集役職
編集出典は本人プロフィールより[7]。
- NPO法人総合塾「人間館」監事
- 名古屋福井県人会理事
- 中京大野会顧問
- 社団法人 隊友会愛知県隊友会特別会員
- 守山防衛懇話会顧問
- 自衛隊愛知地方連絡本部募集相談員顧問
- 社団法人 名古屋市東部倫理法人会顧問
- 名古屋稲門クラブ顧問
- 名古屋守山ライオンズクラブ会員
- 廿軒家小学校PTA顧問(平成21年度 - 平成23年度PTA会長歴任)
- 廿軒家学童保育所運営委員
- 環境浄化を考える会名古屋顧問
- 社団法人 CISV日本協会東海支部顧問
- 社会福祉法人青山会青山保育園理事
- 愛知県理容組合守山支部顧問
- 日本トーゴ友好協会顧問
- NPO法人日本ケニア友好協会正会員
著書
編集- 『市長の品格 河村たかしの功罪』ブイツーソリューション、2012年2月27日。ISBN 978-4-434-16421-7 。2021年12月17日閲覧。
脚注
編集出典
編集- ^ “平成15年4月13日執行 名古屋市議会議員一般選挙 候補者別得票数” (PDF). 名古屋市. 名古屋市 (2003年4月13日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ "東郷哲也: 愛知2区 : プロフィル : 衆院選2012 : 衆院選 : 選挙". YOMIURI ONLINE(読売新聞). 読売新聞社. 2012. 2017年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月2日閲覧。
- ^ 東郷哲也 (n.d.). "東郷 哲也". Facebook. 2019年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月17日閲覧。
埼玉県 所沢市出身
- ^ 東郷哲也 (7 May 2006). "週間東郷". 東郷てつやのTO!GO! 5月11日(木). 2014年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月31日閲覧。
久し振りにかつて秘書として師事した青木宏之先生と奥様にお会いしました。
- ^ 東郷哲也 (17 January 2015). "経歴書" (PDF). 東郷てつやのTO!GO!. 2016年3月31日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2016年3月31日閲覧。
平成8年3月 名古屋外国語大学外国語学部中国語学科卒業
- ^ 東郷哲也 (2012年7月2日). “壊し屋、小沢一郎[爆弾]”. 衆議院議員 東郷てつやブログ. 2014年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月17日閲覧。
- ^ a b c d e f 東郷哲也 (n.d.). "プロフィール". 東郷てつやのTO!GO!. 2016年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月4日閲覧。
- ^ “愛知 - 開票速報 - 第46回総選挙”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2012年). 2021年12月17日閲覧。 “愛知2区”
- ^ “愛知 - 開票速報 - 2014衆院選”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2014年). 2021年12月17日閲覧。 “愛知2区”
- ^ "2回連続比例復活議員の重複立候補認めず…自民 : 政治". 読売新聞(YOMIURI ONLINE). 読売新聞社. 22 November 2017. 2018年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月22日閲覧。
- ^ “自民党愛知県連が愛知2区で東京比例の現職、田畑毅氏を擁立 近く党本部に申請へ”. 産経ニュース (産経新聞社). (2017年3月11日). オリジナルの2021年5月13日時点におけるアーカイブ。 2017年12月1日閲覧。
- ^ “東郷哲也氏死去 元自民党衆院議員”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2021年12月16日). 2021年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月16日閲覧。
- ^ 鈴木宗男 (2021年3月5日). “3月5日(金)”. 鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水 人に心」. 2021年12月16日閲覧。
- ^ a b c 鈴木エイト (2019年10月17日). “<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第18回> “統一教会”の国際会議に自民党国会議員大量出席、清和会会長が来賓として講演”. ハーバー・ビジネス・オンライン. 扶桑社. 2022年11月22日閲覧。
- ^ “【独自】統一教会・名古屋4万人イベントの内部写真《来日した韓鶴子総裁と、礼賛した有名政治家たち》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2022年7月14日). 2022年7月18日閲覧。
- ^ HJ PeaceTV (2019年10月12日). “HJグローバルニュース (2019年 10月 12日)”. YouTube. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “山際大臣、19年にも教団総裁と面会 写真で確認も「覚えていない」”. 朝日新聞 (2022年10月21日). 2022年10月21日閲覧。
- ^ 読売テレビ『情報ライブ ミヤネ屋』2022年10月21日放送。
- ^ “名古屋で盛大に4万名大会「孝情文化祝福フェスティバル」開催”. 世界平和統一家庭連合 (2019年10月23日). 2020年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ ハーバー・ビジネス・オンライン編集部編著『日本を壊した安倍政権』扶桑社、2020年12月2日、116-118頁。ISBN 978-4594086749。
- ^ 「朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2014衆院選」『朝日新聞デジタル』朝日新聞、2014年。2021年12月17日閲覧。「愛知2区 候補者の考え 社会・環境「夫婦別姓」」
外部リンク
編集- 東郷哲也の TO! GO! - ウェイバックマシン(2016年10月6日アーカイブ分) - ページ内では「東郷てつやのTO!GO!」との表記ゆれが見られる。
- 東郷哲也 (togotetsuya) - Facebook