東旭川駅
北海道旭川市にある北海道旅客鉄道の駅
東旭川駅(ひがしあさひかわえき)は、北海道旭川市東旭川北3条5丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅である。事務管理コードは▲122501[2]。駅番号はA32。
東旭川駅 | |
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駅舎(2018年5月) | |
ひがしあさひかわ Higashi-Asahikawa | |
◄A31 南永山 (2.7 km) (5.0 km) 桜岡 A34► | |
所在地 | 北海道旭川市東旭川北3条5丁目 |
駅番号 | ○A32 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 5.2 km(新旭川起点) |
電報略号 | ヒア |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
44人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)11月4日[1] |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集- 1922年(大正11年)11月4日:鉄道省石北線新旭川駅 - 愛別駅間開業にともない開業(一般駅)[3]。当初の読みは「ひがしあさひがわ[3]」。
- 1927年(昭和2年)10月10日:所属路線名が石北西線に改称[4]。
- 1932年(昭和7年)10月1日:新旭川駅 - 野付牛駅間を石北線と線名改称[4]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1954年(昭和29年)8月12日:昭和天皇、香淳皇后が旭川市に行幸啓。東旭川駅発 - 北見駅着のお召し列車が運転[5]。
- 1961年(昭和36年)4月1日:所属路線が石北本線に改称[4]。
- 1980年(昭和55年)10月1日:当駅から宗谷本線の北旭川駅に至る貨物支線が開通[4]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:専用線を除く貨物取扱いを廃止[6]。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物支線休止[4]。
- 時期不詳:簡易委託廃止。完全無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道が継承[4]。貨物支線廃止[4]。
- 1988年(昭和63年)
駅構造
編集互い違いに配置された、2面2線の千鳥式ホームをもつ地上駅。駅舎反対側2番線が一線スルーとなっている。跨線橋はなく、2つのホームは構内踏切で連絡する。
旭川駅管理の無人駅である。簡易駅舎を有する。自動券売機は設置されていない。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■石北本線 | 上り | 旭川方面 |
下り | 上川・北見方面 | ||
2 | 下り | 上川・北見方面 |
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ホーム(2018年5月)
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構内踏切(2018年5月)
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駅名標(2018年5月)
利用状況
編集乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 375 | [9] | |||
2016年(平成28年) | 70.4 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 66.6 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 62.2 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 59.6 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)56.0 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)51.0 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)48.4 | [JR北 7] | |||
2023年(令和 | 5年)50.0 | [JR北 8] |
駅周辺
編集バス路線
編集駅前に旭川電気軌道「東旭川駅前」停留所がある。
- 73系統 東旭川・南高校線が発着する(通学時間帯の運行であり本数は少ない)[12]。
かつて、当駅へ特急列車・特別快速列車が臨時停車した際(後述)は、当駅から旭山動物園行きの無料シャトルバスが運行された[13]。
その他
編集かつて、旭山動物園への観客を輸送する目的で、特急列車、特別快速列車が当駅に臨時停車したことがある。2004年(平成16年)5月1日 - 5月5日の間、特急オホーツク3号・5号が臨時停車していた[13]。また2004年(平成16年)[13]のゴールデンウィーク期間は特別快速きたみ(上下各1本)が臨時停車していた。
隣の駅
編集- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線
かつて存在した路線
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、916頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、244頁。doi:10.11501/1873236 。2023年3月21日閲覧。
- ^ a b 「鉄道省告示第150号」『官報』第3077号、内閣印刷局、1922年11月2日、doi:10.11501/2955195、2023年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、111頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 「旭鉄局のダイヤ改正 貨物、富良野線から姿消す」『北海道新聞』1982年11月13日、朝刊、道北版。
- ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日)
- ^ 『JR特急10年の歩み』弘済出版社、1997年5月15日、39頁。ISBN 4-330-45697-4。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、896頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “東旭川温め73年「龍乃湯温泉」31日閉館”. 北海道新聞. 2024年3月26日閲覧。
- ^ “東旭川の「龍乃湯温泉」復活 3月に閉館…常連の声受け改修 湯守の夫婦「続けられるだけ続けたい」”. 北海道新聞. 2024年10月10日閲覧。
- ^ “令和2年12月6日改正 バス時刻表” (PDF). 旭川電気軌道. 2020年11月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “東旭川駅に特急が臨時停車 旭山動物園見学にどうぞ 来月1-5日 駅からは無料バス”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年4月14日).
JR北海道
編集- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 東旭川|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company