晃星堂書店
株式会社晃星堂書店(こうせいどうしょてん)は、大分県大分市に所在する書店。1945年(昭和20年)に竹町商店街(現在のガレリア竹町商店街)で開業した大分市を代表する老舗書店である[3][4]。
晃星堂書店本町店 (2020年4月末に移転のため閉店) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒870-0035 大分県大分市中央町2丁目3番19号 大津ビル1階 |
本部所在地 |
〒870-0015 大分県大分市新川西6組[1] |
設立 |
1950年(昭和25年)7月 創業は1945年(昭和20年)8月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 5320001001076 |
事業内容 | 新刊書籍・雑誌・教科書小売[2] |
代表者 | 後藤知己[2] |
外部リンク | https://www.kouseidou.net/ |
概要
編集第二次世界大戦後すぐに開店した老舗書店である。大分市中央町のセントポルタ中央町商店街にあった本町店は、2階にギャラリーを備え、美術展を開催するなど、大分市の文化の拠点のひとつであった[3][4][5]。
沿革
編集1945年(昭和20年)に竹町商店街(現在のガレリア竹町商店街)の中央町商店街(現在のセントポルタ中央町)商店街との交差点角に出店(大分市中央町2丁目7番29号)[6]。
1971年(昭和46年)には中央町商店街の大分駅寄りに2店舗目となる本町店を開店(大分市中央町1丁目1番17号[7])[3]。この店舗は、竹町の店舗と区別するために、本町晃星堂とも呼ばれた[6]。
また、三省堂書店と共同出資し、1984年(昭和59年)3月10日に長崎屋大分店地下1階に大型書店の晃星三省堂を出店した。晃星三省堂は資本金500万円で、出資比率は晃星堂書店が6に対して三省堂が4で、社長は当時の晃星堂書店社長であった後藤武範[8]であった。この書店は、業績不振のために新業態の「シャル長崎屋」への店舗改装に踏み切った長崎屋大分店がその目玉として誘致したもので、売場面積960m2、書籍数約30万冊と当時大分県最大の書店であった[9][10]。しかし、長崎屋大分店は4年後の1988年(昭和63年)2月に閉店し[11]、晃星三省堂も閉店を余儀なくされた。
その後、2002年(平成14年)に竹町店を本町店に統合[3][6]。
2020年(令和2年)4月末を以て本町店での店頭販売を終了。5月1日に中央町内に店舗を移転するともに、大分市新川西に本部事務所を置いて、教科書の取り扱いや官公庁・企業等への外商を軸に営業を行っている[3]。
脚注
編集- ^ “アクセス情報”. 晃星堂書店. 2020年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
- ^ a b “晃星堂書店について”. 晃星堂書店. 2009年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e “大分市中央町の晃星堂書店が移転へ 店頭販売やめ外商軸に”. 大分合同新聞. (2020年4月23日). オリジナルの2020年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “老舗書店が店舗営業を終了へ”. NHK. (2020年4月27日). オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 大神健二『平成22年度調査・研究報告 菅久・児玉成弘の作品調査・資料調査』(PDF)(レポート)大分市美術館、2011年。オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ 。2020年4月27日閲覧。
- ^ a b c “晃星堂 竹町店を本町店に統合 跡地に「am/pm」 来月6日オープン”. 大分合同新聞(4面). (2002年2月23日)
- ^ “晃星堂書店”. セントポルタ中央町商店街. 2016年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月2日閲覧。
- ^ “【訃報】後藤武範84歳”. 文化通信. (2008年9月1日). オリジナルの2014年12月17日時点におけるアーカイブ。
- ^ “大分県最大の書店「晃星三省堂」、4月にもオープン - 長崎屋店舗改造の目玉に。”. 日本経済新聞 地方経済面 九州A. (1983年10月20日)
- ^ “長崎屋大分店、きょう新装オープン”. 日本経済新聞 地方経済面 九州A. (1984年3月10日)
- ^ 豊和銀行史編纂委員会『豊和銀行史』豊和銀行、1992年。