時越
中国の囲碁棋士
時越(じ えつ、时越、1991年1月11日 - )は、中国の囲碁棋士。河南省出身、中国囲棋協会に所属、九段。倡棋杯中国プロ囲棋選手権戦優勝、LG杯世界棋王戦優勝など。
経歴
編集洛陽市生まれ、6歳で囲碁を学ぶ。2003年全国少年児童戦男子少年組、晩報杯全国業余囲棋選手権戦に優勝。同年初段、新秀戦ベスト4。2004年二段。2006年甲級リーグで貴州チームで出場、全国囲棋個人戦5位、三段。2007年招商銀行杯中国囲棋電視快棋戦ベスト4進出、四段。
2008年LG杯出場、1回戦で崔哲瀚に勝ってベスト16進出、阿含・桐山杯中国囲棋快棋公開戦ベスト4。同年甲級リーグで最多勝、連勝賞、最優秀新人賞獲得。2009年リコー杯囲棋戦ベスト4、新人王戦優勝。2010年天元戦で挑戦者決定戦に進出するが古力に敗退、五段。2011年天元戦ベスト4、西南王戦ベスト4。2013年LG杯棋王戦決勝で元晟溱を2-0で破り世界戦初優勝、九段昇段。同年倡棋杯優勝。
2020年に同じ洛陽市出身の女流棋士の金珊と結婚[1]。 2022年にCCTV杯で8年ぶりの棋戦優勝。
甲級リーグでは2012年に主将13-5で主将最多勝。中国棋士ランキングでは2010年14位、2012年2位、2013-14年1位。
タイトル歴
編集国際棋戦
国内棋戦
- 新人王戦 2009年
- 倡棋杯中国プロ囲棋選手権戦 2013年
- 金立智能手机杯中国囲棋世界冠軍争覇戦 2013年
- 威孚房開杯棋王戦 2014年
- 浙江平湖・当湖十局杯CCTV電視快棋戦 2022年
他の棋歴
編集国際棋戦
- 三星火災杯世界囲碁マスターズ 準優勝 2015年、ベスト4 2013、14年、ベスト8 2020年
- LG杯世界棋王戦 準優勝 2019年、ベスト4 2015年、ベスト16 2008、09、10年
- 応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦 ベスト4 2016年
- 新奥杯世界囲碁オープン戦 ベスト8 2017年
- 金立智能手机杯海峡両岸囲棋冠軍争覇戦 2位 2016年
- 招商地産杯中韓囲棋団体対抗戦
- 珠鋼杯世界囲碁団体選手権・金竜城杯世界囲碁団体選手権 準優勝 2013、15年
- 農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦
- 2014年 1-0(○朴廷桓)
- 2019年(出番なし)
- スポーツアコードワールドマインドゲームズ 2014年男子団体戦優勝(4-1)
- IMSAエリートマインドゲームズ 2016年男子団体戦準優勝
- 日中韓ペア碁名人選手権 2019年準優勝(王爽とペア)
国内棋戦
- 大重九杯中国囲棋精鋭戦 準優勝 2012年
- 衢州・爛柯杯中国囲棋冠軍戦 準優勝 2014年
- 西南王戦 準優勝 2015年
- リコー杯囲棋戦 準優勝 2015年
- 洛陽白雲山杯中国囲棋棋聖戦 挑戦者 2021年
- 全国囲棋個人戦 4位 2009、10、11年、5位 2006年
- 全国智力運動会
- 2009年 男子個人戦5位、男子団体戦5位(貴州チーム)
- 2011年 男子個人戦3位
- リコー杯囲棋混双戦 優勝 2014年(王晨星とペア)
- 中国囲棋甲級リーグ戦
- 2006年(貴州咳速停)
- 2007年(貴州咳速停)9-6
- 2008年(貴州百魂)16-6(最多勝、連勝賞(9)、最優秀新人賞)
- 2009年(貴州百魂)8-12
- 2010年(貴州百魂)12-10
- 2011年(貴州百魂)14-4
- 2012年(貴州百魂)16-5(主将最多勝(13))
- 2013年(貴州百魂)15-7(優秀主将賞)
- 2014年(貴州百魂)12-9
- 2015年(貴州百魂)13-9(優秀主将賞 11-9)
- 2016年(民生銀行北京)13-8
- 2017年(民生銀行北京)18-8
- 2018年(民生銀行北京)15-11
- 2019年(民生信用卡北京)9-6
- 2020年(深圳宏発)7-8
- 2021年(深圳龍華)8-7
- 2022年(深圳龍華)
- 弘通杯国家囲棋隊勝抜戦 2014年 3-1(○朴文尭、○李軒豪、○孔傑、×古力)
参考文献
編集- 『2010囲棋年鑑』中国囲棋協会 2011年
注
編集- ^ 新浪体育「围棋职业棋手时越金珊官宣婚讯 棋界又多一对伉俪」2020.9.9