新方川

埼玉県東部を流れる河川

新方川(にいがたがわ)は、埼玉県東部の越谷市さいたま市岩槻区を流れる利根川水系中川支流の一級河川である。もともと千間堀と呼ばれ、今でも呼ばれている。

新方川
越谷市内(上流方向を撮影)
水系 一級水系 利根川
種別 一級河川
延長 10.9[1] km
平均流量 90[1] m3/s
流域面積 40.6[1] km2
水源 春日部市豊春
水源の標高 -- m
河口・合流先 中川
流域 埼玉県
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新方川起点の碑(さいたま市岩槻区大字大戸)
越谷市恩間新田より下流方向を望む

概要

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埼玉県春日部市豊春地区の農地から出た排水が集まり、南流する。やがてさいたま市岩槻区と春日部市の境を流れ、春日部市増田新田とさいたま市岩槻区大字大戸付近でやや東に向きを変える。増田新田地内の越谷市に入る直前、獨協埼玉中学・高校裏手の北西側の地点に「一級河川 新方川」の源流点を示す石標が設置されている。

そして流れをまた東に変え、東武伊勢崎線せんげん台駅の北側を東流、国道4号を越え、直線的な水路は越谷市の北部を流れる。川幅も広がり、段々と南に流れていく。越谷市大吉付近(大吉調節池がある)で古利根川に接近し、そのすぐ下流で葛西用水路と立体交差し、流れを南東に変え、再び東に変え、吉川市との境付近で中川に合流する。

新方川が中川に合流する地点にサギのコロニーがある[2][3]

歴史

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  • 1982年昭和57年)と1986年(昭和61年)の2度にわたり、国の河川激甚災害対策特別緊急事業に指定され、川幅の拡幅や調整池の建設、橋の架け替え事業が行われている。
  • 1991年平成3年)には「新方川をきれいにする会」が設立され、川の清掃や水質調査が行われている。他にも住民向けの環境講座や学生への環境教育なども行っている。2007年(平成19年)には環境大臣表彰を受賞した。

橋梁

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上流から
 
新方川と中川の合流点

河川施設

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脚注

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  1. ^ a b c 利根川水系 中川・綾瀬川ブロック河川整備計画附図 附図-49、埼玉県、2006年
  2. ^ サギコロニーを未来へ繋げるために”. 中央大学. 2013年5月15日閲覧。
  3. ^ 利根川水系中川における鳥類集団営巣地の今後について” (PDF). 江戸川河川事務所. 2023年5月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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