新宿御苑前駅
新宿御苑前駅(しんじゅくぎょえんまええき)は、東京都新宿区新宿一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線の駅である。駅番号はM 10。
新宿御苑前駅 | |
---|---|
1番出入口(2019年12月22日撮影) | |
しんじゅくぎょえんまえ Shinjuku-gyoemmae [Shinjuku Gyoen National Garden] | |
◄M 09 新宿三丁目 (0.7 km) (0.9 km) 四谷三丁目 M 11► | |
所在地 | 東京都新宿区新宿一丁目8-1 |
駅番号 | M10[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]丸ノ内線 |
キロ程 | 15.6 km(池袋起点) |
電報略号 | エン |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]47,369人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1959年(昭和34年)3月15日 |
概要
編集かつて宮内庁管轄であった新宿御苑の最寄り駅である。桜の季節である毎年4月には大勢の花見客で賑い、多くの来苑者が当駅で乗降する。通常は主に近隣の企業への通勤客が利用者の大半を占めている。
かつては東京厚生年金会館の最寄り駅としてイベント開催日に乗降客が一時的に増加していた。
年表
編集駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地下駅。A線(荻窪方面)ホームとB線(池袋方面)ホームは、千鳥型に約20mほどずれている。
A線ホーム側には新宿三丁目寄りの1番出入口、B線ホーム側には四谷三丁目寄りの2番出入口と2009年7月11日に新設された新宿三丁目寄りの3番出入口(駅事務室、エレベーター設置)があり[4]、各出入口は駅上のビルと直結している。双方のホームは中央の地下2階通路で連絡している。なお、1番出入口はPMO新宿御苑前の建設に伴うバリアフリー工事により出入口がリニューアルされ、2019年にエスカレーターとエレベーターとが新設された。
乗降客の集中する通勤ラッシュ時の混雑は、ホームドアの設置されていなかった2006年以前は通勤時の乗客がホームへの転落や車両接触などを起こしかねないほど危険な状態であったが、2009年3月28日から実施されたワンマン運転の準備として2006年12月にホームドアが設置され、ホームへの出入口を2か所からエレベーターを併設するなど乗降客のスムーズな動線を形成すべく4か所に増設する工事に加え、ホーム壁面の改装などを行った。なお、A線ホームの四谷三丁目寄りにも出入口と改札口を設置する計画があり、出入口予定地付近は有料の駐車場となっている。
B線ホームの新宿三丁目寄りにはトイレが設置されている。3番出入口の設置に伴い移設されたもので、多機能トイレも新設された。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先[5] |
---|---|---|
1 | 丸ノ内線 | 荻窪・方南町方面 |
2 | 池袋方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
大木戸門方面改札口の様子(2022年5月17日)
-
停車する池袋行きの電車の様子(2022年5月17日)
発車メロディ
編集利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は47,369人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中78位だった。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[8] |
1日平均 乗車人員[9] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)26,170 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)26,112 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)25,334 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)23,797 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)22,540 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)21,757 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)21,953 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)21,953 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 22,310 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 20,852 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 20,740 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 20,863 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | [10]45,074 | 20,559 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [10]44,590 | 20,352 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 43,006 | 20,315 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 43,928 | 20,660 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 44,224 | 20,879 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 45,621 | 21,563 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 45,525 | 21,479 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 44,267 | 21,027 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 43,864 | 20,824 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 42,525 | 20,347 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 43,610 | 20,778 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 45,151 | 21,656 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 46,562 | 22,417 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 49,885 | 24,055 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 52,270 | 25,192 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 52,630 | 25,321 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 54,035 | 26,003 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 54,912 | 26,492 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]36,541 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]38,073 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]42,861 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]47,369 |
駅周辺
編集通りに面した部分は事務所などが入居するビルが多いが、少し入った辺りにはマンションが多く、住宅も多い。また、個人商店なども立地する。
- 東京消防庁四谷消防署 新宿御苑出張所
- 四谷特別出張所等区民施設
- 東京都立新宿高等学校
- 東京医科大学本部
- 新宿御苑
- 四谷大木戸跡
- 太宗寺 - 江戸六地蔵の第三番がある。新宿閻魔・奪衣婆、三日月不動尊で有名。
- 正受院 - 子育て老婆尊で有名。
- 成覚寺 - 江戸時代には飯盛女(遊女)の投げ込み寺とされ、その供養塔がある。
- 新宿一郵便局
- 新宿二郵便局
- 新宿花園郵便局
- 四谷大木戸郵便局
- 大成株式会社 東京本社
- 新宿通り
バス路線
編集- 新宿二丁目
- 東京メトロ新宿御苑前駅
- ※030・050系統のバスターミナル東京八重洲行はやや西に離れた「新宿御苑」停留所に停車する。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年05月26日閲覧)
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ 『~駅をキレイに、快適に~ 丸ノ内線 新宿御苑前駅が生まれ変わります! 7月11日に新しい改札口・出入口がOPEN!!』(プレスリリース)東京地下鉄、2009年7月6日。オリジナルの2017年7月18日時点におけるアーカイブ 。2020年11月9日閲覧。
- ^ “新宿御苑前駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
- ^ “音源リスト|東京メトロ”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年8月25日閲覧。
- ^ 新宿区の概況 - 新宿区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)