新場駅

日本の領有下の樺太大泊郡千歳村にあった鉄道省の駅

新場駅(しんばえき)は、樺太大泊郡千歳村大字貝塚字新場[1]に存在した鉄道省樺太東線南樺鉄道との連絡駅であった。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部ダチノエ停留所о.п. Дачное)である。

ダチノエ駅
新場駅
ホーム
о.п.Дачное
地図
所在地 ロシアの旗 ロシア
極東連邦管区サハリン州
コルサコフ地区
北緯46度45分24秒 東経142度44分3秒 / 北緯46.75667度 東経142.73417度 / 46.75667; 142.73417 (ダチノエ駅
新場駅
)
駅番号 99044
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅種別 貨物駅 грузовая
駅名変遷 1926年-1946年 : 新場(しんば)
所属路線 コルサコフ - ノグリキ線
キロ程 17.7 km(コルサコフ港起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1926年10月1日
備考 駅員無配置
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歴史

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  • 1926年(大正15年)
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化により、鉄道省(国有鉄道)に編入。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「ダチノエ・サハリンスコエ」。

現在の駅構造

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単式ホーム1面1線のホームを有する停留場駅員無配置で、駅舎は設けられておらず直接ホームに入る構造である。

駅名の由来

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当駅の所在する地名からであり、地名は、付近の牧場が枯渇したために新たにこの地に設けられた牧場を「新場」と呼んだことからによる[3]

運行状況

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樺太東線(1944年当時[4]

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南樺鉄道(1940年当時[5]

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  • 昭和十五年七月一日訂補では新場駅留多加駅との間を1日4往復していた。

現在

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  • ピャーチ・ウグロフ - ユジノサハリンスク間の近郊列車(Д2系気動車列車、コルサコフ方面1本・ユジノサハリンスク方面2本)が平日のみ停車する。

隣の駅

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日本統治時代

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鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
貝塚駅 - 新場駅 - 中里駅
南樺鉄道
新場駅 - 江ノ浦駅

現在

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ロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部
コルサコフ-ノグリキ線
エレクトリーチカ(各駅停車)
ソロヴィヨフカ停留所 - ダチノエ停留所 - ミツレフカ駅

※朝に運行される6017列車はエレクトリーチカであるが、当停留所を通過する。

脚注

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  1. ^ a b 1926年(大正15年)10月21日樺太廳告示第196号「樺太廳鐵道本線ニ新場停車場設置」
  2. ^ a b 日本鉄道旅行地図帳 滿洲・樺太(今尾恵介原武史 監修 新潮社 2009年)p.65
  3. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)p.221
  4. ^ 南樺太:概要・地名解・史実 p.60
  5. ^ 南樺太:概要・地名解・史実 p.59

外部リンク

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