慶雲寺 (姫路市)
姫路市にある寺院
(慶雲寺から転送)
慶雲寺(けいうんじ) は兵庫県姫路市野里慶雲寺前町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号を永佑山と称する妙心寺の別格寺。嘉吉3年(1443年)に天台宗の寺院として創建、天正5年(1577年)、南景和尚の代に臨済宗に転じ、南室和尚の代に中興する。
慶雲寺 | |
---|---|
所在地 | 兵庫県姫路市野里慶雲寺前町10-1 |
位置 | 北緯34度50分44.9秒 東経134度42分8.8秒 / 北緯34.845806度 東経134.702444度 |
山号 | 永佑山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
創建年 | 嘉吉3年(1443年) |
中興 | 南室和尚 |
札所等 | 播磨西国三十三箇所第5番 |
文化財 |
(市指定文化財) 絹本著色宗夢童子像 紙本墨画大応大燈関山像 |
法人番号 | 2140005013948 |
歴史
編集嘉吉3年(1443年)天台宗寺院として創建。天正5年(1577年)南景和尚の代に臨済宗に転じ、その後、南室和尚の徳を称え姫路城主池田輝政が姫路城の建築資材を分け与え本堂を再建する。奉安の如意輪観世音菩薩は池田輝政の奥方の念持仏であり、その子が住職として寺に入ったため伝えられている。
幕府から朱印66石の下附をうけていたが、明治元年(1868年)の上地、昭和22年(1947年)の農地改革により、全寺田を喪失する。
行事
編集文化財
編集- 池田輝政奥方念持仏
- 絹本著色宗夢童子像 - 絵画・市指定文化財
- 紙本墨画大応大燈関山像 - 絵画・市指定文化財
- お夏清十郎比翼塚 - 井原西鶴『好色五人女』などで知られる。
末寺
編集- 巨福山 光正寺(現在は慶雲寺の境外観音堂となっている)
- 播磨西国三十三箇所第5番札所。
- 御詠歌 - 鐘ひびく 千里の人も 光正寺 ねがふ心や 仏なるらん
- 本尊 - 十一面千手観世音菩薩
- 所在地 - 姫路市野里慶雲寺前町9-5
なお、札所の業務等は慶雲寺にて行っている。
交通
編集関連資料
編集- 『姫路観光ガイドブック』公益財団法人姫路観光コンベンションビューロー(2017年)
外部リンク
編集- お夏・清十郎比翼塚 - 姫路市公式サイト
- 絹本著色宗夢童子像 - 姫路市公式サイト
- 紙本墨画大応大燈関山像 - 姫路市公式サイト