後藤明 (歴史学者)
後藤 明(ごとう あきら、1941年7月22日[1] - 2022年3月3日[2])は、日本のイスラーム学者、東京大学東洋文化研究所名誉教授、元東洋大学教授。専攻、初期イスラーム史。
来歴・人物
編集東京出身。1965年東京大学文学部東洋史学卒、67年同大学院修士課程修了、東洋文庫研究生、68年同ユネスコ東アジア文化研究センター研究員、78年山形大学人文学部助教授、86年教授、87年東京大学東洋文化研究所教授[3]。2002年定年退官、名誉教授、東洋大学文学部教授。2008年定年退職。
2013年、『預言者ムハンマド伝』の業績により第2回三笠宮オリエント学術賞受賞[4]。
著書
編集単著
編集- 『メッカ イスラームの都市社会』(中公新書、1991年 / 講談社学術文庫、2021年)
- 『マホメットとアラブ』(朝日文庫、1991年)
- 『イスラーム世界の歴史』(放送大学教育振興会、1993年)
- 『イスラーム世界史』(放送大学教育振興会、1997年)
- 『ビジュアル版 イスラーム歴史物語』(講談社、2001年)
- 改題・改訂『イスラーム世界史』(角川ソフィア文庫、2017年)
- 『ムハンマド時代のアラブ社会』<世界史リブレット100>(山川出版社、2012年)
共編著
編集- (板垣雄三)『事典イスラームの都市性』(亜紀書房、1992年)
- (板垣雄三)『イスラームの都市性』(日本学術振興会、1993年)
- 『文明としてのイスラーム』(栄光教育文化研究所、1994年)
- 『イスラーム不思議曼荼羅』 野町和嘉共著(ユーラシア旅行社、2003年)
- 『イスラームとは何か』 山内昌之共編 (新書館、2003年)
- 『西アジア社会の重層的構造』松原正毅共編 (国立民族学博物館地域研究企画交流センター、2003年)
- 『朝倉世界地理講座 大地と人間の物語 6 西アジア』木村喜博,安田喜憲共編 (朝倉書店、2010年)
翻訳
編集監修
編集脚注
編集- ^ 『著作権台帳』
- ^ 「後藤明先生の思い出」医王秀行 p.10/日本中東学会ニューズレター 第166号 発行日2022年5月2日 日本中東学会事務局
- ^ 『東洋文化研究所の50年』
- ^ 一般社団法人 日本オリエント学会
- ^ アラビア語原典からの日本語翻訳という業績に対し、翻訳者4名、日本オリエント学会から三笠宮オリエント学術賞を受賞 2013年5月/研究活動記録 東洋文化研究所