平野海祝

日本のスノーボーダー (2002-)

平野 海祝(ひらの かいしゅう、2002年10月14日 - )は、日本スノーボード選手。新潟県村上市出身。開志国際高等学校卒業、日本大学スポーツ科学部在学、TOKIOインカラミ所属。同じくスノーボード選手の平野歩夢は兄である[1][2]

平野 海祝
名前
カタカナ ヒラノ カイシュウ
ラテン文字 Kaishu HIRANO
基本情報
国籍 日本の旗 日本
種目 スノーボードハーフパイプ
所属 TOKIOインカラミ
生年月日 (2002-10-14) 2002年10月14日(22歳)
生誕地 新潟県村上市
身長 165cm
体重 60kg
獲得メダル
ユースオリンピック
2020 ローザンヌ ハーフパイプ
世界ジュニア選手権
2018 カードローナ ハーフパイプ
Winter X GAMES
2022 アスペン スーパーパイプ

来歴

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父・英功が海好きであったことから「海祝」と名づけられた[3]

幼少期は2人の兄の厳しい状況を見て「自分はやりたくない。学校行ってる方が楽しい」と考えていたが、ソチオリンピックでの次兄・歩夢の活躍を見て、12歳で同じスノーボードの道を目指し[2][3][4]、高校・大学も歩夢と同じ学校へ進学した[5]

2018年、カードローナ英語版で開催された世界ジュニア選手権に出場し、3位となった[2][5]

2020年1月、ローザンヌユースオリンピックに出場し、平野流佳に次ぐ2位[6]

2022年1月22日、コロラド州アスペンで開催されたX GAMESスーパーパイプで、スコッティ・ジェイムズ、歩夢に次ぐ3位。兄弟でのメダル獲得となった[3][7]。2月、北京オリンピックにも出場。練習中にイヤホンが故障するも、歩夢から借りて兄弟そろって決勝に進出[8]、決勝では9位となった[3]。1回目で記録した約7.4メートルのエアをNBCスポーツは「重力の法則を無視する歴史的なジャンプ。世界新記録の高さ」と報じた[9]。「納得いったオリンピック。すごく楽しめた」「この舞台に2人とも立てたことが奇跡なんじゃないかなって思うくらいすごいこと」と語り、高難度のトリックを連発し金メダルを獲得した歩夢については「やっぱメダル取るべき人だなってずっと思ってて。こんなうれしいことあるんかってくらいうれしかった」「頭おかしいですよ。簡単そうにやってるけど」と敬意を表した[4]

2022年9月より、歩夢と同じくTOKIOインカラミ(イフイング)所属契約が締結された[10]

主な成績

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脚注

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  1. ^ 平野海祝(スノーボード)のプロフィール”. 読売新聞オンライン. 2022年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c 「兄ちゃん」の背中を追いかけて…ハーフパイプの平野海祝、兄の平野歩夢とともに決勝へ/スノボ”. サンスポ (2022年2月9日). 2022年2月11日閲覧。
  3. ^ a b c d スノボ男子HP・平野海祝は9位!五輪初出場で攻めの滑り披露、兄・歩夢は金メダル”. Sponichi Annex (2022年2月11日). 2022年2月11日閲覧。
  4. ^ a b 平野海祝「兄ちゃんはメダル取るべき人だなって」金の歩夢とハグ”. 毎日新聞 (2022年2月11日). 2022年2月11日閲覧。
  5. ^ a b 北京五輪2022 ハーフパイプ 平野海祝選手”. 日本大学. 2022年2月11日閲覧。
  6. ^ ユースオリンピック男子ハーフパイプで流佳&海祝のW平野が金銀メダルを獲得”. BACKSIDE (2020年1月22日). 2022年2月11日閲覧。
  7. ^ 平野歩夢2位、弟の海祝3位 Xゲーム・スノボ”. 日本経済新聞 (2022年1月22日). 2022年2月11日閲覧。
  8. ^ スノボHP・平野海祝が決勝進出 兄・歩夢が救った「ピンチ」”. 毎日新聞 (2022年2月9日). 2022年2月11日閲覧。
  9. ^ 平野歩夢より飛んだ弟・海祝 世界を驚かせた衝撃7.4mエアを米称賛「重力を無視した」”. THE ANSWER (2022年2月12日). 2022年2月14日閲覧。
  10. ^ TOKIOインカラミ スノーボード部・新体制発表会”. イフイング公式 (2022年9月2日). 2022年9月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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